フォーラムエイトは「健康優良企業(銀)」の認定取得や「健康経営優良法人ホワイト500(大規模法人部門)」認定など働き方改革を進めています。その施策の一環としてワーケーションを京都府舞鶴市で初めて実施し、社員17名が参加しました。有給休暇の取得の促進、ワークスタイルの多様化への対応が今回のワーケーションの狙いです。
ワーケーションとは
ワーク(work)とバケーション(vacation)を合わせた言葉で、「旅行を楽しみながら、仕事をする」というテレワークの一種です。アメリカ発祥の働き方で、日本では2019年に義務化された有給取得をきっかけに注目されるようになりました。導入の仕方は企業によってさまざまで、今回フォーラムエイトが実施したようにリモートワークのできる場所を旅先として休暇をとるといった方法や、旅の合間にスマートフォンなどをチェックし緊急度の高い仕事のみ対応するといった形などがあります。仕事をしながらなので、比較的長い休暇明けでもすぐに通常業務に戻ることができるのはメリットといえるでしょう。
舞鶴赤れんがパーク
ワーケーションを実施したのは「舞鶴赤れんがパーク」。舞鶴市には、1901年の旧海軍舞鶴鎮守府の開庁以降、明治〜大正期にかけて建設された赤れんが建造物が、数多く残っており、一部は国の重要文化財に指定されています。これらの建物を利用し、2012年に舞鶴市の観光交流施設としてオープンしました。
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舞鶴赤れんがパークの外観 |
舞鶴市は貴重な歴史的遺産を活用し、市民と行政が協働した「赤れんがを活かしたまちづくり」を行っています。市役所や博物館イベントホールなどが集まる中、Wifi、電源などが完備された貸し出しのフリースペースがあり、共同ワーキングスペースとして利用ができます。
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ワーキングスペースの様子 |
ワーケーション日程と内容
2019年10月1日(火)〜3日(木)で2日間の勤務と1日の観光の旅程で行われました。普段は離れて仕事をしている本社、支社の面々が揃い、有意義な会議を行うことができました。観光は舞鶴引揚記念館、五老スカイタワーなどをめぐり、仕事の日でも海軍料理などその土地ならではの食事を楽しむなど充実したワーケーションとなりました。
また、最終日には今回のワーケーション実施にご協力いただいた舞鶴市への感謝の気持ちを込めて地元の中学校を訪問しました。弊社のエンジニアが出張授業を行い、UC-win/Roadを用いて最新のVR技術に触れる機会を提供しました。
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普段とは異なった環境で活発な意見交換が行われた |
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観光で舞鶴引揚記念館を訪問 |
パーティには舞鶴副市長もご参加いただいた |
参加者の声、実施結果
参加した社員からは「いつもとは違う場所で会議を行ったことで、適度に緊張感がほぐれ、コミュニケーションが活性化した。」「休暇場所までの距離的な遠さも、かえって移動時間を使ってじっくりと業務について考え、整理する時間として活用できた。」などの感想がありました。初めての試みでしたが参加者の満足度は高いようでした。なかには「今回は日程のうち会議が大半を占めたので、プラス効果をさらに生かすために、もう1日程度旅程をのばしてもよいかも」という積極的な意見もありました。
今後もソフトウェア事業における多様な人材が心身ともに健康を保持し社会性・協調性に満ちた精神で働き続けることができるよう、働き方改革を継続してまいります。
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