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Support Topics
サポートトピックス / UC-win/Road 保守・サポートサービス関連情報
各種デバイスの設定についての留意事項
 

UC-win/Roadは、Kinect™やSENSO-Wheel等、様々なタイプのデバイスに対応していますが、実際にこれらのデバイスを使用する上で留意すべき点や、問題発生時の対処法等についていくつかご紹介いたします。製品ヘルプと併せてご参照ください。

 Kinect™、Xtion

Kinect™及びXitonは、赤外線レーザー等の各種センサーやVGAカメラにより人の動きを検出することが可能なデバイスで、UC-win/Road F8キネクトプラグインとの併用により、これらの機器の前でステアリングを操作するように両手を動かしたりすることで、UC-win/Roadの運転操作が行えるシステムの構築が可能です。

3次元オブジェクトの変換(3Dモデルを読み込み)

購入前に、F8キネクトプラグインに対応している機器かをご確認ください。F8キネクトプラグインは下記のデバイスに対応しています(今後、順次最新デバイスに対応していく予定です)。

機器名 対応
Xbox 360 Kinect™ センサー ※1
Xbox One Kinect™ センサー ×
Kinect™ for Windows ×
Xtion PRO / Xtion PRO LIVE
■表1 F8キネクトプラグインの対応機器
※1 Xbox 360 Kinect™パック同梱品の場合、別途Kinect™ 電源/USBケーブルが必要です。


XtionPro XtionPro LIVE Kinect™
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■図1 キネクトプラグインがサポートするデバイス

インストールについて

UC-win/RoadのインストーラにKinect™センサー、Xtion PRO, Xtion PRO LIVE用のドライバーを同梱しています。UC-win/Roadをインストールする際、「オプションの選択」で「キネクトプラグイン」にチェックを入れることで、以降手順に従ってUC-win/Roadをインストールして頂ければ、個別にドライバーをダウンロードする必要はありません。必要に応じてOpenNIやPrimeSenseといったドライバーのインストーラが実行されます。

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■図2 各デバイスのインストーラ画面

なお、ドライバーのバージョンによっては動作しない可能性があるため、必ずUC-win/Road本体同梱のインストーラを使用してください。


エラーメッセージが表示される場合

USBケーブルの接続、Kinect™センサーの電源が接続されていない可能性があります(Xtion PRO, Xtion PRO LIVEはUSB給電方式)。接続を確認してください。


操作できない

キネクトインタフェース画面で、スケルトンが正しいか確認します。スケルトンは頭、肩、肘、手首、膝、踵などの関節を認識します。これらのポイントがずれている場合は、立ち状態で体を動かす、センサーの認識範囲外へ移動し、再度認識を行うことなどで改善可能です。また、スカートや反射率の高い靴などは注意が必要です。座った状態で運転する場合は、腕、脚の位置にも注意が必要です。センサーから見て膝、手、肘が重ならないよう注意する必要があります。

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■図3 スケルトンの確認画面
 Oculus Rift
Oculus Riftは、内蔵センサーによるヘッドトラッキングと広視野の3D映像出力を安価に実現したヘッドマウントディスプレイで、高い没入感が得られるのが特徴です。UC-win/Road Ver.10では、Oculus Riftプラグイン・オプションを追加することにより、ヘッドトラッキングを行った状態でのドライビングシミュレーションが可能となります(現在対応しているのは、開発キット1、Oculus Rift DK1と呼ばれる製品です。DK2は2015年1月対応予定です。)。
■図4 Oculus Rift

ステレオオプションの設定

Oculus Riftの3D映像はサイド・バイ・サイド方式のため、「ステレオオプション」画面の表示の方法を「ステレオ(サイド・バイ・サイド)」に切り替えることで3D表示が開始されます。


画角、目の間隔及び焦点距離の設定
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■図5 画角設定画面

Oculus Riftのリアリティを最大化するには、Oculus Riftの仕様にあわせたVR空間を投影する必要があります。適切に設定させることができれば、あたかも画面内の世界に存在しているかのような感覚、没入感が得られます。

まず、Oculus RiftとUC-win/Roadの画角を一致させます。

Oculus Rift DK1は水平画角90°ですので、UC-win/Roadの「描画オプション」画面の「その他」タブの「画角(FOV)」の水平画角を90°にします。ただし、UC-win/Roadは、入力された垂直画角から現在のウインドウサイズに合わせた水平画角を計算する仕様ですので、ウインドウサイズをOculus Riftの解像度(DK1:1280×800)とした状態で、水平画角が90°となるように垂直画角を設定してください。

また、「ステレオオプション」画面の設定も重要です。両目の間隔は、通常の人間の一般的な間隔(65mm〜75mm程度)を設定してください。焦点距離については、Oculus Riftが左目用、右目用の独立したディスプレイを持つ構造であることから、最大値(500m)としてください。これにより、最適な臨場感が得られます。


加速度センサー値の取得

Oculus RiftをUSB接続した状態で運転走行を行うと、「Oculus Rift Plugin」画面上にヘッドトラッキングの内蔵センサーの値を表示することが可能です。これにより、現在のドライバーの頭の向きを把握することができます。


キャリブレーション

ヘッドトラッキングを行うには、正面方向を向いた状態でキャリブレーションする必要があります。また、Oculus Rift DK1では、動作させ続けると仕様上若干の誤差が蓄積されてしまうため、定期的にキャリブレーションし直す必要があります(現在開発中のDK2対応バージョンでは、この問題は解消される見込みです)。

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■図6 サイドバイサイド方式の映像
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■図7 Oculus Riftプラグイン画面
 SENSO-Wheel
SENSO-Wheelは、SENSODRIVE社が製造しているステアリングコントローラで、現実の車に近いフィールを得ることが可能な機器です。

インストール方法

SENSO-Wheelを使用するには、UC-win/Roadとは別にPCAN-USBのドライバーをインストールする必要があります。ドライバーのインストーラはSENSO-Wheel同梱のディスクに保存されていますので、ディスク内の「PeakOemDrv.exe」を実行し、インストールしてください。

■図8 SENSO-Wheel
パラメータの設定

SENSO-Wheelでは、摩擦力、バネ剛性、減衰力などを設定することで、運転する際のハンドルの反発力を調整できます。ハンドルが軽い場合、重すぎる場合は、このパラメータを調節します。


ハンドルの中心位置が合わない

SENSO-Wheelの中心位置が不適切な場合は、「オフセット設定」と「キャリブレート」を使用します。はじめに、設定したい中心位置へハンドルを回転します。中心位置を合わせた状態で、「オフセット設定」ボタンを押すと、現在のオフセット角度がパラメータに保存されます。一度ハンドルから手を離し、「キャリブレート」を押すと、オフセット位置を新しい中心位置として設定します。


操作できない
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■図9 DSオプション設定画面

SENSO-WheelのCANケーブルをUSB変換(PCAN-USB)した後、PCに接続していることを確認します。また、SENSO-Wheelの電源が接続されている事、電源装置がONになっていることを確認します。その後、UC-win/Roadのドライブシミュレータオプションを開き、「SENSO-Wheelの設定」-「SENSO-Wheelを使用する」にチェックが入っている事を確認します。このボタンをクリックした際に、「PCAN_Init Error」が表示される場合、SENSO-Wheelの接続に問題のある可能性がありますので、接続状況を再確認してください。

 ディスプレイと画角の関係

ディスプレイ(またはプロジェクター)の表示サイズが決まっているとき、ディスプレイまでの距離と画角の関係を最適にすると、例えばドライビングシミュレーションにおいて適切な速度感、また自然な没入間が得られます。以下に画角の計算式を示します。

  FOV:垂直画角(rad)
H:ディスプレイ表示面の高さ(m)
L:視点とディスプレイまでの距離(m)

また、視点がディスプレイの中心からずれた位置にある場合、このずれ量を考慮したVRレンダリングを行うと、より現実的な映像となります。視点のずれ量は、メニューの「ビュー」−「画面表示の設定」の「錐体シフト量を設定する」をチェックし、水平/垂直シフトを入力可能となります。以下にシフト量の計算式を示します。

  Vshift:垂直方向のシフト量(%)
h:ディスプレイ中心からの視点のずれ量(m)
H:ディスプレイ表示面の高さ(m)

なお、水平方向のシフト量も同様の計算式により算出可能です。また、紙面の関係上カメラ角度の説明は省略しましたが、視点とディスプレイ表示面との角度をカメラ角度として設定すると、より適切な表示が可能となります。

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■図10 シミュレーションの例
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■図11 視点とディスプレイ中心との関係
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■図12 画面表示の設定


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