今年もxpswmm2015がリリースされます。新機能の追加だけでなく、既存機能の利便性向上を目的とした改訂も多く盛り込まれています。
・インターフェースの改善
・汚水流出域(Sewersheds)の追加
・オブジェクト名の文字数の制限解除
・診断メッセージのフィルター機能の追加
・旧ファイル(WPSG)のインポート機能の追加
以下で主な最新機能をピックアップして紹介します。
インターフェース改善
インターフェースは、見た目が新しくなっただけではなく、タブ機能が追加されました。(図1)xpswmm2014 SP1までは、全ての画面を別のウィンドウとして開きますが、xpswmm2015からはタブのページとして追加していきます。これにより、各種結果表示画面を保持しておくことに煩わしさを感じることがなくなり、既に開いている各種結果表示画面へのアクセスも格段に早くなります。
■図1 タブ機能
汚水流出域(Sewersheds)
生活排水や工業排水を扱うことができる晴天時流量(DWF:Dry Weather Flows)は、これまで各ノードに対して与えられるものであり、どの範囲についての晴天時流量かわかりづらいものでした。汚水流出域(Sewersheds)は、その範囲を可視化することができます。
汚水流出域レイヤーは、汚水流出域を管理することができるレイヤーです。これは、副流域レイヤーと同様に独立したレイヤーとなっていて、表示のON/OFFが切り替えられます。
■図2 Sewershedsの設定例
今年は、東京都の国際展示場(ビッグサイト)にて下水道展'15が開催されました。会場には、地方公共団体、コンサルティング会社、各種メーカーが一堂に会しており、4日間でのべ92,000人の来場があり、過去最高の賑わいを見せていました。
弊社のブースは、xpsolutionsのSudesh Mudaliar氏をお迎えし、xpswmmの紹介プレゼンテーションを行いました。プレゼンテーション後もお客様と熱心な議論が展開され、盛況のまま幕を閉じました。
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■図3 下水道展'15 |
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