クラウドサーバ構築
ユーザのサーバでも可能ですが、UC-win/Roadの実行など必要なスペックの問題もあり、当社でサーバ構築やレンタルサーバのサービスを行っています。ご相談ください。
VR-Cloud® プラグイン有効化
リボンメニュー「ファイル」-「ライセンスマネージャ」で、VR-Cloud® Plugin、VR-Cloud® Collaboration Plugin、VR-Cloud® Script Plugin のチェックを入れます(UC-win/Road Ver.11のAdvanced以上でこれら3つのプラグインが表示されない場合は、プラグインをインストールしてください)。これにより、リボンメニューに「サーバ」「a3S」のリボングループが現れます。「オプション」アイコンをクリックすると、a3Sオプション画面が開きます。
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▲図4 UC-win/Road ver.11 リボンメニュー [サーバ] |
a3Sサーバ設定
「サーバ」設定画面では、a3Sサーバが使うTCPサーバの設定を行います。接続するポート番号やクライアントの最大接続人数、パスワードによる保護も設定できます。ポート番号は任意のTCPポート番号を指定できますが、そのポート番号をa3Sサーバ専用にする必要があります。
「オーディオ・ビデオ」の設定では、クライアントに送る映像と音声について設定します。映像は、クライアントマシンで表示されるサイズ、フレームレート、ビットレートを設定できます。ビットレートはクライアント端末が十分に処理できる数値に設定します。音声は、有効か無効、ビットレートの値が設定できます。
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▲図3 VR-Cloud®サーバ設定の流れ |
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▲図5 a3S オーディオ・ビデオ設定 |
VR-Cloud® サーバ 一般設定
「一般設定」ではVR-Cloud®でデータを操作できるユーザ数を設定します。1人、または操作不可(閲覧のみ)に設定します。1人のみに操作を許可した場合、操作できる時間を制限することができます。
次に、操作権を得たクライアントが実行できるアクション(道路の走行、歩行、シナリオの実行、など)のリストで、それぞれチェックを付けたり外したりすることにより、クライアントに対し対応する機能の使用を許可/禁止することができます。
また、「環境の表示」と「交通流スタート」はチェックを入れておくことで、起動時にa3Sサーバが自動的にUC-win/Roadの環境表示(気象や水面の動きなど)と交通流をスタートさせます。
「クライアント設定」画面では、サーバに接続したクライアントのインタフェースを、選択できます。必要であれば、ユーザのニーズに適した追加インタフェースをFORUM8がご用意します。
VR-Cloud® スクリプトプラグイン(VR-Cloud® Script Plugin)が読み込まれている場合は、独自のスクリプトを追加してクライアントのマシンで実行させることができます。
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▲図6 VR-Cloud®一般設定 |
VR-Cloud® ユーザコンテンツ・コンファレンス設定 VR-Cloud®は、VR空間内の特定の場所に関する情報をユーザ同士で共有できるようなコンテンツの作成と表示をサポートします。これらのコンテンツは前述の「クライアント設定」のスクリプトによってフルカスタマイズすることができます。
共有機能を使うためには、VR-Cloud® Collaboration Pluginがインストールされ、有効になっている必要があります(VR-Cloud® Ver.6では、PC版のみのサポートとなります)。
■「ユーザコンテンツ」画面
VR-Cloud プラグインが提供するコンテンツのopinions、photos、annotations、discussionsがデフォルトで有効となっています。 Discussions(ディスカッション):掲示板のような機能です。
Opinions(景観の評価):☆の数によって景観の評価を示すことができます。
Annotations(画像による注釈):VR空間上に図形を描くことができます。
Photos(写真):PC版クライアントは、写真をVR空間内に貼り付けることができます。
すべての共有コンテンツはコメントを追加でき、クライアントはお互いに返信を行うことで簡単なコミュニケーションがとれます。ディスカッションの分類別にアイコンを色分けしたり、画像やサイズ、輪郭の太さも変更できます。また、IPCサーバ設定により、コンテンツデータを専用のサーバに保存できます。
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▲図7 VR-Cloud®ユーザコンテンツ設定 |
■「コンファレンス」画面
VR-Cloud®では、複数のPCユーザ間のテキストチャットによるコンファレンスをVR空間上で行うことができます。
コンファレンス機能を使うには、VR-Cloud® Collaborationプラグインがインストールされ有効化されている必要があります(VR-Cloud®
Ver.6では、PC版のみのサポートとなります)。
管理者パスワードの設定により、コンファレンスの参加ユーザを制限することが可能です。また、コンファレンスのレポートをHTML形式で保存することができます。
a3Sサーバ 有効化
リボンメニュー「サーバ」「a3S」グループの「サーバの有効化」アイコンをクリックすると、a3Sサーバが起動し、クラウドサービスの提供が開始されます。3D表示サイズは「オーディオ・ビデオ」で設定したサイズになります。提供を停止する場合は、「サーバの無効化」でa3Sサーバが停止します。設定を変更する場合は、無効化で停止して、変更を行います。
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▲図8 VR-Cloud®注釈機能 |
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