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総合有限要素法解析システム |
擁壁の設計・3D配筋セミナー
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Webセミナー対応 |
●日時:2017年11月22日(水) 9:30〜16:30
●本会場:東京本社 品川インターシティA棟セミナールーム
※TV会議システムにて 大阪・名古屋・福岡・仙台・札幌・金沢・宮崎・岩手・沖縄 同時開催
●参加費:18,000円 |
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●新規価格
●リリース |
143,000円
底版拡張オプション:40,000円
2017年 8月 |
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本製品では、主に次の機能追加を行いました。
1. 任意荷重に起因する慣性力に対応
2. クーロン土圧算出時の影響線内土重の荷重換算に対応
3. 竪壁傾斜時の鉄筋量計算に対応
以下に、これらの機能の概要を紹介します。 |
これまでは任意荷重に起因する慣性力を算出できなかったため、考慮するためには、別途算出した慣性力を地震時用の任意荷重ケースとして設定する必要がありました。Ver.6では任意荷重の扱いを拡張し、地震時ケースの任意荷重鉛直力に対して慣性力を考慮できます(図1)。
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▲図1 任意荷重入力画面 |
考慮する場合は、慣性力算出時に用いる設計震度を躯体震度、背面土砂震度、前面土砂震度から選択できます(図2)。躯体震度が選択された場合は、地震時に躯体の設計震度を考慮した水平力を考慮します。土砂震度が選択された場合は、地震時に土砂の設計震度を考慮した水平力を考慮します。宅地防災準拠時等で躯体と土砂の震度が区別されない場合は、どちらを選択しても同じ設計震度を採用します。
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▲図2 設計震度入力画面 |
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土圧式が クーロン式(物部・岡部式、修正物部・岡部式)の場合の背面盛土の扱いの考え方を拡張し、選択肢として「影響線内の土重考慮」を追加しました。影響線を指定して盛土重量を荷重換算することができます。荷重に換算する範囲は、仮想背面(土圧作用面)と地表面の交点を通る水平線、地表面、影響線に囲まれた範囲となります(図3
黄色の範囲)。
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▲図3 影響線内の土重考慮 |
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▲図4 背面盛土の扱い入力 |
影響線の角度ξの考え方については、常時,地震時毎に次の3種類より選択できます。
試行くさび:試行くさび法により最大土圧合力を与える滑り角を影響線角度とします。
簡 易 式:『(財)国土開発技術研究センター「柔構造樋門設計の手引き」(H10年版)』に掲載されている主働崩壊角算出式を影響線角度とします。
直 接 入 力:影響線角度(度)を直接入力します。 |
躯体形状が逆T型Bタイプ(図5)で竪壁が背面に傾斜している場合に、鉄筋量、かぶり、周長に傾斜角度を考慮することが可能です(図6)。傾斜角度の計算方法は下記の2種類より選択できます。
平均角度・・・竪壁の前面側と背面側の勾配の平均値を考慮します。
配筋側角度・・・前面側、背面側それぞれの勾配を考慮します。
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図5 逆T型Bタイプ |
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▲図6 竪壁傾斜時の鉄筋量計算 |
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今後は、転倒に対する偏心量による照査の判定を拡張し、つま先前面から合力の作用点までの距離dで行えるようにする等、様々な改良・改善を予定しています。どうぞご期待ください。 |
(Up&Coming '17 秋の号掲載) |
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