Civil Engineer's Forum-FORUM8
このページをスタートページに設定する QR

Facebook - FORUM8

Twitter - FORUM8

instagram - FORUM8

YouTube - FORUM8

 サイトマップ | ご利用条件 | お問い合わせ | 英語翻訳サイト | Japanese | English | Korean | CHS/CHT | Vietnam | Francais

Maxsurf
総合情報
Vol.49
 Maxsurf Stability解析

Up&Coming117号では、タンク定義について、タンクや区画のシェーディングやクロスハッチング等の新しい機能の設定方法などを紹介しました。今回は、同様のモデルを使い、具体的なStability解析について見て行きます。
Maxsurfによりモデリングされたボートに対し、Maxsurf Stability内で、タンクとコンパートメントの定義を行ないます。コンパートメントは、エンジンルームと後部収納もしくは空所であり、船体の損傷によりここが浸水すると想定します。タンクは、燃料と清水とします。
載荷状態は、Loading Conditionとして、重量重心位置を項目ごとに入力し、定義されたタンクの容量も反映され、全体のCGとして与えられます。平衡(吊り合い)計算、そして大角度復原性の計算手順をそれぞれ以下に示します。


タンクとコンパートメントの定義

InputウインドウのRoom Definitionを使い、タンク領域の寸法とタンク内液体の比重なども設定します(図1)。

画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
画像をクリックすると大きな画像が表示されます。 画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
■図1 Inputウインドウで定義されたタンクとコンパートメントをモデル上に表現

載荷状態の設定
Loading Conditionのウインドウを利用します(図2)。ここでは、清水タンク(FWT)や燃料タンク(FOT)に50%の内容物があると設定しています。

画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
■図2 Loading Conditionウインドウ

平衡状態計算(Equilibrium)
Loading Conditionの重量重心位置での吊り合い計算を行ないます。図4は吊り合い状態のハイドロスタティックス計算結果で、トリム量は約0.8°。
次に浸水区画が損傷を受けた状態での、吊り合い計算を行なってみます(赤く表示された区画が浸水区画)。図6は、損傷時吊り合い状態でのハイドロスタティックスで、トリム角は約9.3°。
画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
■図3 僅かに後へトリムして釣り合っている ■図4 計算結果

画像をクリックすると大きな画像が表示されます。 画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
■図5 損傷時の吊り合い状態 ■図6 計算結果

大角度復原性計算
次に、Loading ConditionでのGZカーブを計算します(図7〜9)。

画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
■図7 ヒール角の範囲と刻み角の設定 ■図8 GZカーブ

画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
■図9 計算結果

レンダリング機能により、ヒールした状態をパースペクティブウインドウに表示(図10)。

画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
■図10 パースペクティブウインドウ

以上、Maxsurf Stabilityによる、スタビリティー解析の一部でした。

 有償セミナー

Maxsurfのユーザの方を対象に、有償セミナーを開催しています。1日の講習で、1人1台のパソコンを使用した操作実習形式です。Maxsurfのプログラム概要から、操作手順について、実務に即活かせる内容を1日で習得できるよう解説いたします。

 Maxsurfセミナー  Webセミナー対応
●開催日 : 2018年3月1日(木)9:30〜16:30
●本会場 : 東京本社 品川インターシティA棟セミナールーム
 ※TV会議システムにて東京・大阪・名古屋・福岡・仙台・札幌・金沢・岩手・宮崎・沖縄で
   同時開催
●参加費: 1名様 \18,000 (税別)

開発元:Bentley Systems(Formation Design SystemsはBentley Systemsに吸収合併)


前ページ
  
インデックス
  
次ページ
(Up&Coming '18 新年号掲載)
戻る
Up&Coming

FORUM8


お問合せ窓口




[ ユーザー紹介 ]
株式会社 溝田設計事務所
公立諏訪東京理科大学 工学部 機械電気工学科
Kemmochi Design Office
[ イベント案内 ]
デザインフェスティバル2024のご案内






>> 製品総合カタログ


>> プレミアム会員サービス
>> ファイナンシャルサポート

最近リリースした製品
電子納品支援ツール Ver.18
GSS「情報共有システム(オンライン電子納品)」
鋼断面の計算(部分係数法・H29道示対応) Ver.2
UC-BRIDGE・3DCAD(部分係数法・H29道示対応) Ver.2
深礎フレームの設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応) Ver.5

キャンペーン実施中
マルチライセンスキャンペーン
イベント・フェア参加キャンペーンキャンペーン
Shade3D・F8VPS 20%OFF

セミナー・イベントカレンダー
開催間近のセミナー
11/22  弾塑性地盤解析(2D/3D)
11/26  都市の地震防災
11/27  基礎の設計・3D配筋(部
  分係数法・H29道示対応)
11/28  大型土のう/補強
  土壁の設計体験

ソフトウェア/支援サービス
VRソフト(バーチャルリアリティ)
《UC-winシリーズ》
・道路・シミュレータ
・ドライブ・シミュレータ
・マイクロ・シミュレーション
・避難解析・シミュレーション
>>その他VRソフト
FEM解析ソフト
・3次元プレート動的非線形解析
・2次元動的非線形解析
・総合有限要素法解析システム
>>その他FEM解析ソフト
土木・建築・設計ソフト
《UC-1シリーズ》
・構造解析/断面
・橋梁上部工
・橋梁下部工
・基礎工
・仮設工
・道路土工
・港湾
・水工
・地盤解析
・CAD/CIM、建設会計
・維持管理・地震リスク
・建築
・船舶/避難
>>その他土木・建築・設計ソフト
クラウド
《スパコンクラウド®》
・スパコンクラウドサービス
《VR-Cloud®》
・リアルタイムVRシステム
解析支援サービス/サポート
・UC-win/Roadサポートシステム
・設計成果チェック支援サービス
・Engineer's Studio®解析支援
・地盤解析支援サービス
・EXODUS/SMARTFIRE解析支援
・xpswmm解析支援サービス
・建物エネルギーシミュレーション
・3Dレーザスキャン・モデリング
・3D模型サービス
・3D報告書・図面サービス
>>その他支援サービス
各種ソリューション
・耐震診断/解析
・鋼橋設計
・橋梁新工法
・建築設計
・自治体
・医療系VRシステム
・パーキングソリューション
・ECOソリューション
>>その他ソリューション