平成29年道路橋示方書に関する別売りオプション「土木構造一軸断面計算(部分係数法・H29道示対応)」を追加しました。主に、曲げ応力度照査、曲げ耐力照査、せん断耐力照査を部分係数法で実施できます。
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鉄筋コンクリートに関する主な照査内容は、以下のとおりです。
- ● 道示III 5.5.1「RCの限界状態1の曲げ軸力」の規定
1)Mydmin ≦ M ≦ Mydmax
● 道示III 5.5.2「RCの限界状態1のせん断」の規定
1)S ≦ Susd 2) S ≦ Sucd
● 道示III 5.7.1「RCの限界状態3の曲げ軸力」の規定
1)Mudmin ≦ M ≦ Mudmax
● 道示III 5.7.2「RCの限界状態3のせん断」の規定
1)S ≦ Susd 2)S ≦ Sucd
● 道示III 6.2.2「鉄筋の耐久性」の規定
1)σs ≦ σsl(部材軸方向鉄筋) 2)σs ≦ σsl(せん断補強鉄筋)
● 道示III 6.3.2「部材の耐久性」の規定
1)σs ≦ σsl(軸方向鉄筋) 2)σs ≦ σsl(せん断補強筋) 3)σ'cc ≦ σ'ccl
● 道示IV 5.2.1「RCの最小鉄筋量」の規定
1)Mud ≧ Mc 2)Ast ≧ (500mm2)L
● 道示IV 5.2.7「RCのせん断」の規定
1)S ≦ Susd 2)S ≦ Sucd 3)τm ≦ τml
● 道示IV 6.2「鉄筋の腐食」の規定
1)σs ≦σsl(軸方向鉄筋) 2)σs ≦ σsl(せん断補強鉄筋)
● 道示IV 6.3「RCの疲労」の規定
1)σs ≦ σsl(軸方向鉄筋) 2)σs ≦ σsl(せん断補強筋) 3)σ'cc ≦ σ'ccl
● 道示V 6.2.4「塑性化するRCのせん断」の規定
1)S ≦ Susd
ここに、
- Ast:断面内の鉄筋面積の合計
- L:コンクリート断面の周囲の長さ
- Mc:ひび割れ曲げモーメント
- Mud:二軸曲げの合成方向に関して道示IIIの式(5.8.1)より算出
- Mydmax:二軸曲げの合成方向に関して式(5.5.1)より算出
- Mydmin:Mydmaxと反対側の制限値
- M:部材断面に生じる曲げモーメントで二軸曲げの合成方向
- Susd:斜引張破壊に対するせん断力の制限値
- Sucd:ウェブコンクリートの圧壊に対するせん断力の制限値
- S:部材断面に生じるせん断力で、断面yp軸方向または断面zp
軸方向のいずれか
- σ'ccl:コンクリート圧縮応力度の制限値
- σ'cc:コンクリートに発生する圧縮応力度
- σsl:部材軸方向鉄筋またはせん断補強鉄筋に発生する引張応力の制限値
- σs:部材軸方向鉄筋またはせん断補強鉄筋に発生する引張応力
- τml:コンクリートの平均せん断応力度の制限値
- τm:コンクリートの平均せん断応力度
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本稿はH29道路橋示方書発刊前に作成していますので、発刊後に製品仕様の変更や追加が生じる点を予めご了承ください。
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(Up&Coming '18 新年号掲載) |
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