拡張前は、UC-1製品でDLKファイルを保存するフォルダ箇所を意識して保存し、その保存フォルダ箇所を積算側で意識して、該当データを読み込む必要がありました。Ver.4ではUC-1製品とスイート積算が保存・読込するフォルダを所定の積算専用共通フォルダC:\Users\(ユーザ名)\Documents\スイート積算(概算工費))にアクセスしデータを連動出来る仕組みに強化しています。
また、所定フォルダに保存した構造物毎の複数のDLKファイルをまとめて読込む機能を追加した事で、お客様のひと手間をなくすことができ、次に説明する『概算工費の比較検討』も容易になりました。この概算工費はUC-1製品側の設計モデルを土木工事数量算出要領(案)に基づいた数量として算出し、その数量をスイート積算側へ連動しています。連動後は、この数量とスイート積算側の単価を自動的に関連付けるので、積算の知識がなくても手軽に精度よく概算工費まで算出する事ができます。
構造物の概算工費比較に対応
構造物(橋台、橋脚、擁壁、BOXカルバート)の概算工費を比較する機能を追加しました。例えば、橋台形状、基礎形式(直接基礎、杭基礎)が異なるケースに対して、それぞれの概算工費を算定し、計算書プレビュー機能で直接経費を比較検討できます。UC-1製品を用いて、設計段階で数パターンの設計モデルを作成しておけば、概算工費を算出できるので、経済的な設計モデルを容易に判断する事ができるようになります。UC-1製品(橋台の設計・3D配筋Ver.15.0.9)を使用して、5パターンの概算工費比較を出力したイメージになります。
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