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水工 |
配水池の耐震設計計算Ver.8
「水道施設耐震工法指針・解説(1997、2009年版)」に準拠し、配水池の設計計算を行うプログラム
●新規価格
●リリース |
550,000円
2018年9月3日 |
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「配水池の耐震設計計算 Ver.8」では、以下の機能追加を行います。
1. 『土地改良事業計画設計基準及び運用・解説 設計「水路工」平成26年3月』(以下、『土地改良基準』)における液状化判定に対応
2. 液状化による土質定数の低減に対応
3. ハンチを考慮した断面照査に対応
4. ハンチを考慮した剛域に対応
5. 任意の断面照査位置の入力に対応
これらの他、機能追加3件・改善9件を併せて行います。 |
『土地改良事業計画設計基準及び運用・解説設計「水路工」H26.3』における液状化判定に対応 |
本製品における液状化の判定は、FL法を用いています。FL法のLを求める際、設計水平震度を算出しますが、この算出方法が従来から採用している『水道施設耐震工法指針』と『土地改良基準』とでは異なります。そこで、液状化の判定において適用基準(設計水平震度の算出方法)を選択できるようにしました。(図1)
『水道施設耐震工法指針』では、構造物の重心位置における基準水平震度に、地域別補正係数Czや構造物特性係数Csを乗じて算出しています。『土地改良基準』では、地盤面の設計水平震度の標準値KhgL0に、地域別補正係数Czを乗じて算出しています。
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図1 基本データ画面内「液状化の判定」 |
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従来プログラムでは、液状化の判定を行うのみで、その判定結果を設計計算に直接反映することができませんでした。Ver.8では、計算実行前に各地層データ毎に液状化の判定および土質定数の低減係数DEを導出することで、各土質定数を低減することができるようになりました。本製品において低減の対象となる土質定数は、地盤反力係数および地盤反力度の上限値となります。『土地改良基準』においては、最大周面摩擦力も対象となっていますが、本製品の計算に用いていません。
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図2 地層データ画面内「低減係数DE」 |
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従来プログラムでは、入力されたハンチを躯体重量の算出のみに使用していましたが、Ver.8では、「ハンチを考慮した断面計算を行う」というスイッチを設けたことにより、断面照査においてハンチを考慮した断面照査位置を採用できるようになりました(図3)。ハンチを設定し、このスイッチをONとして頂くと、図3の青枠内のようにハンチ端で曲げ照査、h/2の位置(直交する部材の端部から、ハンチ高を含む部材高の半分の距離)でせん断照査を行います。
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図3 曲げ応力度とせん断応力度の照査位置 |
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従来プログラムでは、ハンチの有無に限らず剛域を接合する部材厚の半分としていました。Ver.8では、従来の剛域に加え、『道路橋示方書・同解説 Vコンクリート橋編』(H24.3)図-解14.3.2(以下、『道示V』)の考え方に基づく剛域を設定できるように機能を拡張しました。前述の「ハンチを考慮した断面計算を行う」というスイッチと併せて設定することで、従来の剛域(図4
緑枠内)に加え、ハンチのサイズや角度に応じた剛域(図4 青枠内)を設定できるようになりました。
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図4 剛域の範囲 |
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(Up&Coming '18 秋の号掲載) |
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