仮設構台の設計・3DCAD Ver.10
「構台」「路面覆工」及び「仮桟橋」の設計計算・図面作成プログラム
●新規価格 Standard:440,000円 Lite:284,000円
●リリース 2020年 4月
はじめに
『仮設構台の設計・3DCAD』は、道路構造物や道路付属施設等の施工に用いられる『構台』『路面覆工』『仮桟橋』等とも呼称される仮設構造物の設計プログラムです。各種荷重(トラック、クローラクレーン、トラッククレーン)に対して、覆工板の設計、部材の設計(根太(覆工受板)、大引(はり)、支柱、杭、水平つなぎ材、垂直・水平ブレース、接合部、土留め壁(鉛直力のみ))が行えます。
今回『仮設構台の設計・3DCAD Ver.10』として、以下の改定を予定しております。
≪Standard版追加機能≫
・支柱(くい)の使用部材として鋼管杭に対応
・支柱(くい)の敷桁基礎の検討に対応
≪Lite版追加機能≫
・トラック(自動車)荷重としてL荷重に対応
・トラッククレーン荷重として作業時アウトリガーが6軸の場合に対応
・3Dアノテーションに対応
支柱(くい)の使用部材として鋼管杭に対応
支柱(くい)の使用部材として鋼管杭を選択できます。鋼管杭を支柱(くい)部材とした場合は、曲げ及び圧縮に対して応力度照査、支持力照査を行います。設計に使用する鋼材データは「部材の登録」メニューより登録することができます。
一度登録頂いたデータは外部ファイルに保存・読込を行うことができますので、他設計に再利用できます。
支柱(くい)の敷桁基礎の検討に対応
支柱(くい)の下に敷桁を設ける形式の構台に対応します。敷桁として設置する鋼材としてH形鋼を選択できます。
『鋼構造設計規準 社団法人 日本建築学会』に記載されるはり部材の照査を参考に、敷桁鋼材の荷重に対してウェブフィレット先端に作用する局部圧縮応力度照査を行います。
支柱敷桁のウェブフィレット先端に作用する局部圧縮応力度
ここに、
f'c :許容圧縮応力度
P :敷桁に作用する荷重
t :ウェブプレートの厚さ
t0 :フランジ外縁からウェブフィレット先端までの距離
l :荷重分布長さ
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トラック(自動車)荷重としてL荷重に対応
トラック荷重としてL荷重に対応します。入力としては主載荷荷重p1・p2の荷重強度と載荷長を変更できますので、
A活荷重・B活荷重それぞれのL荷重を検討できます。
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A活荷重 |
B活荷重 |
主載荷
荷重
(載荷幅
5.5m)
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等分布荷重
p1
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主載荷荷重の載荷長 D(m)
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6
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10
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曲げ算出に用いる
主載荷等分布荷重P1(kN/m2)
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10
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せん断力算出に用いる
主載荷等分布荷重P1(kN/m2)
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12
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等分布荷重
p2
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L≦80
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3.5
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80<L≦130
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4.3-0.01L
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130<L
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3.0
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従載荷荷重
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主載荷荷重の50%
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トラッククレーン荷重として作業時アウトリガーが6軸の場合に対応
大型ラフタートラッククレーン等、作業時アウトリガーフロートが6軸の場合の荷重を検討でき、より設置規模が大きい仮設構台・仮桟橋を構築した設計を行うことができます。
3Dアノテーションに対応
UC-1シリーズCIM(Construction Information Modeling/Management)推進の一環としまして、構造特性(寸法・注記、数量等)やモデル管理情報を加えた3DA(3D Annotated)モデルを表示・出力できます。
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