UC-1Cloud 自動設計シリーズ製品バージョンアップ
昨年10月にUC-1製品初のクラウド製品としてリリースした「UC-1 Cloud 自動設計シリーズBOXカルバート」をバージョンアップしました。計算機能強化に加え、「UC-1 Engineer’s Suite 積算」への連携データエクスポートに対応しています。以下にこれら機能の概要を紹介します。
計算機能強化
常時のみ対象に安定計算に対応しました。各ケース毎に算出した地盤反力度q(kN/u)が許容支持力度qa(kN/u)以下であることを照査します。「結果」ページの「安定計算」メニューが緑色表示の場合は全てOK、赤色表示の場合はNGケースがあることを意味し、「結果」→「安定計算」ページではNG箇所を赤色で表示します。
数量計算、材料費の確認
本体コンクリート体積(m3)、本体型枠面積(m2)、鉄筋重量(t)の数量計算に対応しました。数量計算は各部位が同じピッチとなるような配筋状態において算出することができますが、ピッチ等が異なり数量計算を行うことができない条件の場合は、視覚的に分かり易いように「結果」ページの「数量」メニューが赤色表示となります。
また「結果」→「数量」ページに『単価(円)』の入力を用意しました。ここに単価を入力すると数量値を乗じて算出した『材料費(円)』とその全てを足し合わせた『合計値(円)』が確認できます。
概算積算連携データのエクスポート
概算積算連携データファイル(拡張子:DLK)のエクスポートに対応しました。エクスポートしたファイルは「UC-1 Engineer’s Suite 積算」の 「付属機能メニュー」−「概算積算」画面の数量取込からインポートできます。これにより本製品で算出した数量結果を元に「UC-1 Engineer’s Suite 積算」にて単価データベースから該当単価を取り込みながら材料費のみならず労務費や各管理費等を考慮した概算工費の見積もりを行うことが可能です。