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●UC-win/Roadと3ds Maxとが連携できるフリーソフトを提供
- フォーラムエイトはアリゾナ州立大学建築環境デザイン学部小林佳弘准教授と共にUC-win/Roadと3ds Maxとが連携できるフリーソフトを開発し公開しました。このソフトは2つのツールで構成されています。
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- City Design : 3ds Maxで動作する、VR都市モデルを自動生成するツール
- Povray To Max : POV-Rayデータを3ds Maxへインポートするツール
●City Design
- City Designは、VR都市モデルを自動生成するためのツールです。Autodesk社の3ds
Maxのためのプラグインとして開発されています。City Design で生成されたモデルは、3Dゲームなどの汎用フォーマットである3DSファイルとして保存され、また、UC-win/Roadで利用することが可能です。別に作成した画像データからAutodesk
3ds Maxのスクリプト機能を使用し建物を自動生成し都市モデルを作成します。
特長として、一般的な画像編集ソフトを利用して道路、敷地の画像とドローイングファイルを用意できる点が挙げられます。Adobe社のIllustrator、Photoshopのようなほとんどのデザインオフィスで使用されているツールを利用することにより、VR都市モデリングで最も時間がかかる、ツールの学習時間を短縮することが可能になっています。つまり、誰にでも簡単に作成できる画像データとドローイングデータから、建物や敷地を自動生成することができます。
- 道路の作成 :
作成したIllustratorファイル(.ai)を読み込み、道路ポリゴンが生成されます。
- 敷地の作成 :
作成したIllustratorファイル(.ai)を読み込み、敷地が生成されます。
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▲図2 敷地の作成 |
- 区画の生成 :
作成した画像ファイル(.tga)を読み込み、各々の区画が1つのオブジェクトとして作成されます。図3左の図、左側の赤いエリアに商業地域が設定されています。
- 標高データの取得 :
作成した画像ファイル(.tga)を読み込み、各々の区画がDEMから標高データを取得し、区画の土台を作成します。
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▲図4 標高データの取得 |
- 建物生成 :
以下のような建物群が自動生成されます。
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▲図5 建物生成 |
- テクスチャのレンダリング :
レンダリングされたテクスチャ、建物モデルが書き出されます。
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▲図6 テクスチャのレンダリング |
- UC-win/Roadへのインポート :
モデルリストのメタファイル及び建物のモデルファイル(.3ds)とテクスチャファイル(.jpg)をUC-win/Roadのプラグインを使用し取り込みます。メタファイルに建物位置情報が記載されており、自動的に配置します。
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▲図7 UC-win/Roadへのインポート |
●Povray To Max
- POV-Rayは多くのコンピュータプラットフォームで利用できるレイトレーシングソフトウェアです。UC-win/RoadはPOV-Rayファイルのエクポートのプラグインを有しています。Povray
To Max はこれを利用してUC-win/Roadの情報を3ds Maxへインポートするツールです。
- UC-win/Roadデータ :
UC-win/RoadのPOV-Rayプラグインを利用しPOV-Rayデータを書き出します。
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▲図8 UC-win/Roadのデータ |
- 3ds Maxにインポート :
3ds MaxのPovray To Maxプラグインを利用することで道路(線形及び断面)と交差点データをインポートすることができます。
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▲図9 3ds Maxへのインポート |
- 3ds Maxでレンダリング :
テクスチャデータもインポートされます。レンダリングをすることで確認できます。
●3ds Maxデータ変換サービス
- このプラグインを利用し、UC-win/Roadサポートシステムのオプションサービスとして、3ds Maxへのデータ変換サービスを開始します。内容は以下のようになります。お気軽にご相談下さい。
- 道路、交差点をテクスチャ付きで3ds Maxにインポート。
- LandXMLで読み込んだ地形を調整。
- 3ds Maxで読み込める、作成済の建物、信号、樹木等のモデルを配置。
- モデルがない場合、UC-win/Roadで生成される樹木等、作成が必要な要素もモデリングし空間を再現。
●ツールの公開
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(Up&Coming '10 新緑の号掲載) |
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