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●橋脚の設計 for Allplan |
橋脚for Alplan / IFC形式対応 |
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●橋脚for Alplan
- 弊社のCAD統合製品では、構造物中の鉄筋を実際の鉄筋径で3次元表示することで配筋状態を確認できる「3次元配筋ビューワ」の搭載を進めています。このビューワは3dsファイル出力機能を備えているので、3dsファイル対応の3DCADでは、設計計算と一致した配筋状態を3次元表示で確認することができます。
今回、3次元情報の出力拡張としてAllplanファイル出力およびIFCファイル出力に対応しました。以下にその機能を紹介します。
●3次元情報の連動
- AllplanはドイツのCADメーカー Nemetschek社により開発されたBIM統合ソリューションで、3D表示、レンダリング、数量計算などの機能を備えた建築CADですが、土木構造物を扱うこともでき、躯体・鉄筋を3次元上で表示して編集が可能です。また、編集した鉄筋配置などを反映した2次元配筋図(平面図、断面図など)や鉄筋加工図、部材数量表を作成する機能を備えています。
さらに、3dsファイルをコンバータを介して読込む機能も備えていますが、従来、3dsファイルでは部材(躯体や鉄筋)の判別ができないため、Allplanの機能を有効に使用することができませんでした。
そこで今回、鉄筋情報(鉄筋径、配置情報など)を扱えるAllplan形式ファイルの出力を「3次元配筋ビューワ」に組込みました。この対応によりCAD統合版製品からAllplanへ正確なデータ連動が可能となり、Allplanでの3次元配筋シミュレーションが効率よく行えるようになりました。
この第1弾として「橋脚の設計」をリリースします。
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▲Allplanでの読込み表示 |
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▲橋脚の設計 |
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▲3次元配筋ビューワ表示 |
●IFC情報
- IFC(Industry Fundation Classes)とは、建物を構成する柱や壁、ドアなどの寸法・形状・位置・材質など物理的情報の他、階・部屋・ゾーンなどの空間概念やプロジェクト・組織などの幅広い情報を扱うフォーマットです。IFCは、建築CADや建築アプリケーション間の情報の共有、相互運用を実現するもので、建築家が設計した「柱」は、他の業種の担当者も同じ「柱」として扱うことができ、積算、設備設計、施工、施設管理の効率を計ることができます。
IAI日本では、IFC建築モデルに鉄筋コンクリート構造情報を付加した国際標準(ST-2)を日本の建築構造計算に適したフォーマットに拡張(ST-Bridge)することを検討中で2011年の完成を目指しています。また、土木分野ではIAIフランス支部が開発した「IFC Bridge」(橋梁プロダクトモデル)が存在し、日本も土木分科会が参加するなどしています。ここでは橋梁の3次元モデルに関する業務や研究が行われています。特に、鉄筋については1本ごとの形状、配置情報や継ぎ手の扱いなど細かな考慮が必要なため、こういった点において検討が進められています。
●「橋脚の設計」のIFC出力
- IFCの普及により3次元CADの浸透が期待されていることから、弊社でもIFC対応を進めており、今回「3次元配筋ビューワ」の出力機能にIFCファイル出力を組込んだ「橋脚の設計」をリリース致します。この対応により橋脚の躯体情報をIFCファイルでAllplanやIFCViewerで読込み表示することが可能となりました。
なお、土木構造物のIFC鉄筋に関しては、前述のように今後の検討テーマとして上がっていることもあり、鉄筋を1本の部材として出力し3次元表示することで、施工における干渉チェックやかぶりのチェック、骨材が行き渡るかなどの検討が行えるようにしました。今後は、IFCファイルでの鉄筋標準化の動向に従い拡張を進める予定です。上記のように「3次元配筋ビューワ」で「Allplanファイル出力、および、IFCファイル出力」に対応したことから、「橋脚の設計」のみでなく3D配筋生成機能を有するCAD統合版でも同様の3次元配筋シミュレーションを行うことが可能です。
弊社では今後も、ご意見・ご要望などを取り入れて3次元配筋機能の拡張・改善を進め、「3次元配筋シミュレーション」がよりいっそう普及することを目指しています。
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▲3次元配筋ビューワ表示 |
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▲IFCファイル |
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Allplan 体験セミナー
●日時 : 2010年 12月 14日(水) 13:30 〜 16:30 ●参加費 : 無料
●本会場 : フォーラムエイト東京本社 GTタワーセミナールーム TV会議システムにて 東京・大阪・名古屋・福岡にて同時開催 |
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■橋脚の設計 for Allplan リリース予定日:2010年10月 |
(Up&Coming '10 晩秋の号掲載) |
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