電子納品支援ツールは、ひとつの製品で設計業務、工事完成図書、地質調査業務(建築対応を除く)、測量業務(建築対応を除く)などに対応した電子納品媒体作成を支援する総合環境支援ツールです。主な製品機能は以下の表のようになります。
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本製品の適用基準と参考文献は、「改訂版 建築物のための改良地盤の設計及び品質管理指針(日本建築センター)」、「建築基礎のための改良地盤設計指針案(日本建築学会)」になります。
▲表1
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最新バージョンの電子納品支援ツールでは主に以下の改訂を行いました。
- データファイルの自動バックアップ機能を追加
- 編集中のデータへの別データ追加読み込み機能を追加
- 媒体データベースデータの版管理機能を追加
- XML チェッカーでの関連付けチェック機能を追加
- LogicalImage による画像検索機能を高速化
データファイルの自動バックアップ機能
電子納品支援ツールのデータファイルを上書き保存する場合に、自動で上書き保存前のデータファイルをあらかじめ設定したフォルダにコピーしてバックアップする機能を追加しました。
これにより、誤って上書きしてしまったデータファイルをバックアップ用フォルダから取得して元に戻すことが可能になります。
編集中のデータへの別データ追加読み込み機能
編集中のデータに、別のデータファイルから読み込んだ値を結合する機能を追加しました。分業で媒体データを作成し、後からデータを結合することができます(図1)。また、追加読み込み可能な単位は、基本的にルート直下のフォルダごとになります。
▲図1 別データファイルの読み込み
媒体データベース内データの版管理機能
媒体データベース機能に保存データの版管理機能を追加しました(図2)。
媒体に出力する形式ですべてのデータを保持することができるので、版管理機能を使用すると、ある過去の時点のデータ一式を取得することが可能になります。
▲図2 履歴データの参照
XML チェッカーでの関連付けチェック機能を追加
従来の電子納品支援ツールに搭載のXML チェッカーでは検出できなかった、ファイルや情報の関連付け漏れを検出することが可能になりました(図3)。
▲図3
LogicalImage による画像検索機能を高速化
従来よりLogicalImage による類似画像、色彩画像検索を搭載していましたが、高解像度の画像を対象とした場合に検索速度が遅くなる傾向がありました。今回の改訂で、高解像度の画像を検索対象とした場合の速度を大幅に向上しました(図4、5)。
▲図4 同じ画像の検索:3.4MB 以上の大きなデータで約16.5 倍、
160 〜 270KBにリサイズしたデータでは約6.8 倍の速度改善がみられた。
▲図5 3.4MB 以上の大きなデータで約6.5 倍、
160 〜 270KB にリサイズしたデータでは約8.6 倍の速度改善がみられた。
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