SAH Corp(SAH社)は、Mechanical Simulation社の(MSC社)元販売店/リセラーです。東南アジア地域で最近5年間ドライブシミュレータに関する引き合いを受けていましたが、昨年、ドライバー訓練システムの開発販売における必要事項を調査しました。この分野を専門とする多くの会社と話し合いを重ね、SAH社はシステム開発を共同で行う準備がもっとも整っているパートナーとしてフォーラムエイトを選択しました。
パートナー契約を締結するにあたりSAH社がもっとも重視したのは、フォーラムエイトがUC-win/Roadの開発販売元であるということ、つまり、顧客が独自のカスタマイズを行うことができる点です。また、実車内に搭載されるコンソールやモーションプラットフォームを標準機器として用いており、システム開発にかかる費用、長期にわたる開発時間や輸送費用などを削減することができます。
SAH社はMSC社の車両ダイナミクスモデル「CarSim」と「TruckSim」のデータをフォーラムエイトのソフトウェアとハードウェアに提供し、ドライバー訓練システムとして販売します。
フォーラムエイトは自社のハードウェアとソフトウェアにより市場を開拓し、MSC社は理想的な車両モデルを加えました。現在、東南アジアオフィスではシステム開発など各種の引き合いに対応するようになっています。
このパートナーシップをきっかけに世界トップレベルの2つのテクノロジーが組み合わさり、非常に有意義なソリューションをユーザの皆様に提供できるようになったといえます。
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▲SAH社 Steve Hann氏(左)と
Advance Contechシンガポール Liew Young Seong氏(右)(弊社シンガポール販売店) |
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フォーラムエイトでは、韓国のE&GIT社と販売契約を結ぶことになりました。E&GIT
社は韓国でのGIS専門の企業であり、自社独自の技術で開発した「4S-Van」は韓国でも注目される最新技術です。
「4S-Van」は、 車両にカメラとGPSを装着し、カメラからの映像で道路の施設物などの情報をGISデータベースとして構築します。また、GPSから取得したデータも同様にGISデータベース化されます。
E&GIT社はこのような技術を用いて、韓国の各自治体および国土地理院で行う3次元GISデータ構築の業務を行ってきました。最近ではレーザスキャナーを装着したMMS(Mobile
Mapping System)を開発し、車両からの測量も可能となっています。そこで、フォーラムエイトで開発した、点群をVR化するUC-win/Roadの機能に着目し、自社のMMSで取得したデータのVRツールとして活用することを決定したといいます。
E&GIT社の代表取締役であるJoo, YoungEun氏は、測量とGISの業界において、単なる現場での業務で終わるのではなく、取得したデータの活用と新たな情報処理の技術を開発していく必要があり、VR技術とUC-win/Roadがその有効な手段であると確信していると述べます。
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▲E&GIT社の代表取締役Joo, YoungEun氏 |
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(Up&Coming '11 新春号掲載) |
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