「遮音壁の設計計算 Ver.2」では、「NEXCO設計要領第五集 交通管理施設編【遮音壁設置要領】平成21年7月版対応するためには、以下の機能を追加しました。なお、設計要領が改訂されていますが、支柱、基礎の計算内容は変更されておりませんので、現行製品で対応できないということでは決してありません。
- 透光性遮音板の材料値整理
- 任意荷重の載荷機能及び風荷重載荷範囲の調整機能
- 落下防止索の安全照査
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透光性のある材料に関する新章が追加されたことに伴い、遮音板の材料に、「網入板ガラス及び線入板ガラス」、「合わせガラス」、「強化ガラス」、「アクリル」、「ポリカーボネート」を追加しました(図1)。
■図1 基準値-遮音壁入力画面
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付属パーツを追加したときに、その自重と風荷重の範囲が変化する場合が考えられます。そこで、「風荷重の範囲設定」と「任意荷重の設定」機能をしました。「風荷重の範囲設定」では、 風荷重の作用範囲を設定できるようにしました。また、「任意荷重の設定」では、支柱先端に鉛直集中荷重を作用させることができるように改善しました(図2)。
■図2 荷重条件入力画面
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計算内容としては、使用するロープの規格切断荷重強度(BS)が、ロープに生じる張力(P)に対して所定の安全率(Fa)を満足することを下式で確認します。
なお、従来は直接基礎の安定計算において、直接基礎を完全に地表面以下に埋まった状態(図4の点線状態)でなければ計算することができませんでしたが、Ver.2では、上記の機能追加に加え、基礎部分が地上に突出する状態でも計算できるように改善しております。
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■図3 落下防止索条件入力画面 |
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■図4 直接基礎の安定計算 |
今後も、皆様のニーズにお応えできるように製品開発を行ってまいりたいと考えております。 |
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