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New Products
3D点群・出来形管理プラグイン
設計データ(設計値)および点群データ(実測値)から差分を計測し,各種出来形管理帳票を作成

最新版製品価格 ●リリース 2012年4月
UC-win シミュレーション

 3D点群・出来形管理システム体験セミナー
●開催日時 : 2012年8月29日(水)  13:30〜17:00
●本会場 : フォーラムエイト東京本社GTタワーセミナールーム ※TV会議システムにて 東京・大阪・名古屋・福岡・仙台にて同時開催
●参加費 : 無償

 はじめに
本製品は、UC-win/Roadのプラグインとして動作し、設計データ(設計値)および点群データ(実測値)から差分を計測し、各種出来形管理帳票を作成するものです。設計データがすでにLandXML等で整備されていれば、出来形を3Dレーザースキャンで取得することで、容易に出来形管理帳票を作成することができます。

あらかじめ設計されている盛土面(または切土面)との位置関係を、3DVR空間上で比較または目視確認(図1)することで、出来形管理を効率的に進めることが可能となります。

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■図1 盛土面と点群データの重ね合わせ

主な作業の流れ
本プラグインをインストールすることで、Road本体のツールメニューが拡張され、専用のメニュー(図2)が追加されます。本製品使用時における主な作業の流れは以下の通りとなります。

 
■図2 専用メニュー

差分算定について
設計断面の取得から実測データの取得についは、自動処理を基本としていますので、効率的に出来形管理帳票を作成するこができます。
自動処理(差分算定)の流れは概ね以下の通りです。


 主な機能と特長
対応する工種・構築物について
原則として、国交省「土木工事共通仕様書・施工管理基準等」における「(3)土木工事施工管理基準及び規格値」に準じますが、点群データを利用する事から、土工(盛土や切土)、道路土工等に限定されます。

設計断面について
設計断面となる盛土形状や切土形状(線形を含む)については、Road本体の機能である「道路編集」機能を利用して入力します。(図3)LandXMLを利用して、より簡単に設計データをインポートすることも可能です。

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■図3 道路断面の編集 3D レーザスキャン
モデリングサービス

出来形管理基準及び規格値
測定項目については、前述の工種・構造物に限定すると、高さ・幅(法長)、厚さのみとなります。規格値については、対象構造物に応じて指定することが可能であり、規格値とは別に、社内規格値も定義可能です(図4)。

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測定項目 規格値
基準高▽ -50
法長l l<5m -100
l≧5m 法長-2%
幅 w1,w2 -100
■図4 規格値の設定

出来形断面について
出来形断面については、当社の3Dレーザースキャンサービスなどを利用して得られる点群データ(固定式)および地表面TINデータに対応しています。指定した測点毎に、出来形断面を認識(図5)するため、短時間で、多くの実測データを取得することが可能です。

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■図5 出来形断面の確認と編集

 出来形管理帳票について
国交省「土木工事共通仕様書」を適用する請負工事に用いる出来形管理帳票様式のうち、以下の出来形管理帳票を作成します。

様式No 様式名称
様式31 出来形管理図表
様式80 品質・出来形品質管理表(表紙)
様式81 測定結果総括表
様式82 測定結果一覧表
様式84 出来形管理図(工程能力図)
様式85 度数表

出来形管理帳票は直接印刷(図6)の他、Excel形式(2000から2010対応予定)(図7・図8)としても作成可能です。Excel形式での帳票生成に対応することにより、帳票の編集が可能となり、発注機関に応じた帳票とすることも可能になるなど、適用範囲が広がります。

画像をクリックすると大きな画像が表示されます。 画像をクリックすると大きな画像が表示されます。   画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
■図6 印刷プレビュー(様式31) ■図7 Excelファイル(様式31)   ■図8 Excelファイル(様式85)

 その他
Photog-CADとの連携について
Photog-CAD(開発元:日本建設情報総合センター)は災害現場にてデジタルカメラを使って写真撮影することで3次元モデルを作成し、横断図を作り、査定設計書まで作成できるシステムです。本製品では、Photog-CADから生成される地表面TINデータを、出来形として認識させることで、3Dレーザースキャナの代用として、デジタルカメラの活用についても想定しています。
 今後の予定について
3Dレーザースキャナの精度向上を期待すると共に、工事写真との連携等、ユーザーの皆様からのご意見等いただきながら、本製品の活用可能範囲を拡げていきたいと考えています。
(Up&Coming '12 春の号掲載)
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