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●最新版製品価格 |
●リリース 2012年5月21日
UC-1 橋梁下部工 |
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「橋脚の設計Ver.10(平成24年道示対応版)」では、「道路橋示方書・同解説
平成24年3月 (社)日本道路協会」(以下、平成24年道示)に対応し、主に以下の変更・拡張を行っています。
- 鉄筋材質の追加(SD390,SD490)
- 設計水平震度(地域区分,下限値,標準値)
- 橋脚はり部材の照査
- 単柱式橋脚の地震時保有水平耐力法
- 単柱式橋脚の動的解析モデル
ここでは、これらの改訂内容の概要を紹介します。
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鉄筋材質
平成24年道示では、使用実績の少ないSR235,SD295が規定から削除され、近年使用実績が増加している高強度鉄筋SD390,SD490が新たに規定されました。本製品では、初期状態でSD390,SD490を選択可能としています。
鉄筋の種類 |
SD345 |
SD390 |
SD490 |
引張応力度 |
1)活荷重及び衝撃以外の主荷重 |
100 |
100 |
100 |
荷重の組合せに衝突荷重又は
地震の影響を含まない場合の基本値 |
2)一般の部材 |
180 |
180 |
180 |
3)水中又は地下水位以下に設ける部材 |
160 |
160 |
160 |
荷重の組合せに衝突荷重又は
地震の影響を含む場合の基本値 |
4)軸方向鉄筋 |
200 |
230 |
290 |
5)上記以外 |
200 |
200 |
200 |
6)鉄筋の重ね継手長又は定着長を算出する場合の基本値 |
200 |
230 |
290 |
5)圧縮応力度 |
200 |
230 |
290 |
■表1 鉄筋材質
設計水平震度
平成24年道示では、地域区分が見直され、それに伴い地域別補正係数が地震動レベル・地震動タイプごとに規定されました。また、レベル2地震動タイプII
の設計水平震度の下限値及び標準値、地盤面の設計水平震度の標準値などが変更されており、これらを反映しています。
橋脚はり部材の照査
平成24年道示では、はり部材について、設計荷重が追加されています。本製品では、はり部材に作用する任意荷重の設定機能を追加し対応を行っています。また、レベル2地震時の曲げ耐力を降伏曲げモーメントに変更しています。
■図1 はり設計荷重
地震時保有水平耐力法
平成24年道示V では、単柱式橋脚の保有水平耐力法が大きく変更されました。中でも塑性ヒンジ長については、軸方向鉄筋及び横拘束鉄筋の影響を考慮した評価方法に変更されています。本製品では、帯鉄筋画面に塑性ヒンジ長の算定に用いる有効長d’と軸方向鉄筋本数nsの設定を追加し対応を行っています。その他については、すべてプログラム内で処理しており、新たに設定が必要な項目はありません。
■図2 帯鉄筋画面
動的解析モデル
平成24年道示V では、単柱式橋脚のM-φモデルの例が具体的に示されました。Ver.10では、このモデル化例を参考に対応を行っています。従来との変更点として、M-θモデル→M-φモデル、はり・フーチング部材が剛体→弾性はりとなったことなどが挙げられます。
■図3 動的解析モデル
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オプション機能として、主に下記の追加機能をご用意しています。
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適用外の材質の選択、追加
- 既設検討(損傷断面の判定、補強の必要性)
- 補強設計(RC巻立て、鋼板併用RC巻立て、鋼板巻立て補強、PCコンファインド工法)
※繊維巻立て補強については、H24道示の適用が困難なため、関連基準の改訂待ち
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平成24年道示では、既設検討・補強設計については触れられていません。オプション版では、可能な範囲で平成24年道示のモデル化を適用し計算を行いますが、モデル化も含め適用性については設計者の判断となりますことをあらかじめご了承ください。補強設計については、便覧や参考資料において設計方法等が明確になり次第、順次正式な対応を行う予定です。 |
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