UC-1/UC-CAD ユーザー紹介第17回
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あのうだるような暑さがいつのまにか過ぎ去り、秋の気配が日増しに濃くなったある一日(株)構造技研様をお訪ねしていろいろとお話を伺ってきました。
(株)構造技研様は、昭和45年に現社長の高津知己様が41歳の若さで東京神田神保町に創立されました。以来、業務の拡大に伴い、新潟、北海道にと支社を開設され、現在では全国に4支社、9営業所を配し、社員数も130名と飛躍的に発展された優良企業です。社員に対する労働環境の整備にもいち早く着手され、社員の定着率は極めて良いということです。フレックスタイム制度が導入されているのもその一環であり、社員一人ひとりの出勤時間の自由度が保証されているのは勿論のこと、女性社員の結婚、そして育児の問題を見事に解決されているのも印象的でした。また、年に約4回ほど各支社から数名の社員が集まり技術講習会を開くほか、最新情報の交換の場を提供するなど、社員の育成にも力を入れているとのことでした。
主要な業務内容は、7割を占める橋梁の設計で、PC橋、鋼橋をほぼ同数の割合で手掛けられています。中でもPC橋に関しては日本で初めての免震橋の設計を行うなどの実績があり、今後とも、構造特性、景観性に優れた橋梁設計を追求していきたいとのことでした。
設計業務における電算の活用の面では、昭和60年頃パソコンを導入され、まず、自社開発プログラムを作成し、省力化を図られました。現在でも、そのプログラムは健在で、新たに必要とするもののみプログラムを購入しているとのことです。弊社の製品については、新荷重の設計などの対応がスムーズだったため、混乱はなかったとのありがたいお言葉を頂きました。UC-1で使用頻度の高いものは、RC断面計算(許容応力度法)、FRAME(面内)、UC-BRIDGE(場所打ち桁編)の順で、現在使用しているものについては不満はないとのことでした。UC-BRIDGE(場所打ち桁編)については、格子解析で断面力を算出するか、格子解析の結果を読み込めるようになればもっと使いやすくなるのだがとのご要望を頂きました。今後は、設計の原点に返り、計算から製図までを社内で行うことを徐々に進めていきたいと、現在Mighty Bridgeの導入をご検討していただいております。
貴重な時間を割いてご協力いただいた皆様に心から感謝申し上げます。とりわけ設計部次長の坂口様には厚くお礼申し上げます。今年創立25周年を迎えられた(株)構造技研様の今後のさらなるご発展を祈念いたしております。 |
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