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Users Report ユーザ紹介/第93回
ロバートゴードン大学
UC-win/Roadによる視覚化を利用して
巨大道路施設プロジェクトでの交通循環をシミュレート |
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1992年、英国スコットランドの北部アバディーン市にて設立されたロバートゴードン大学は、新しい試みに対して積極的な新進気鋭の大学です。設立当初より発展と拡大を遂げており、特に学位課程ではビジネス分野へ積極的に関与。地域あるいは国家レベルでの変化と発展に対応することを目的として、継続的な取り組みを続けてきました。
ロバートゴードン大学には300以上のコースが用意されており、フルタイム・パートタイムを合わせると、120カ国から集まった15,000名を超える学生達がが学んでいます。
ここ10年間は、大学院レベルでの就職率が最も高い大学の1つというステータスを保持しており、3年連続の「Best
modern university in UK」として「The Times Good University Guide 2011」でも取り上げられています。
同大学の教員であるAmar Bennadji博士は、建築および建築環境学部で教鞭をとっています。大学の理学修士通信教育コースの責任者も務めており、建築分野マネージャ、ヨーロッパ・海外のコーディネータ、理学修士の持続可能な開発指導教員を兼任。さらに、IDEASリサーチ・インスティテュート(Innovation,Design
And Sustainability)のメンバーでもあります。
同博士は1968年にアルジェリアで生まれ、1987年に工業数学分野の学士号を取得。さらに、マルセイユ(フランス)、ビスクラ(アルジェリア)など、北アフリカおよびヨーロッパで修士号を修め、1992年に「Architected
d’Etat」(建築士)の資格を取得しました。そして、ラフバラ大学の研究員を務めていた2002年に、現在のロバートゴードン大学に転任しました。
Bennadji博士が初めてUC-win/Roadと出会ったのは、エクサンプロバンス大学とマルセイユ建築学校の共同プロジェクトに所属していた時代です。このときの研究テーマは、人文地理学と生物気候型建築との融合であり、博士号を取得しています(1999年)。
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▲ロバートゴードン大学教員Amar Bennadji博士 |
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▲World16サマーワークショップでのプレゼンテーション |
交通渋滞の予測シミュレーションでUC-win/Roadを活用 |
Bennadji博士の研究分野は多岐にわたっていますが、そのすべてにおいて、都市建築環境の拡大にともなう問題点を解決するという点にフォーカスしています。「都市が巨大になると、都市生活者の仕事や余暇における交通移動が激しくなります。この傾向は環境に多大な影響をおよぼします。つまり、交通量が増えると排出ガスが増加し、温暖化が進むといった結果を生むのです」とBennadji博士は述べます。
研究プロジェクトの1つとして、既存のテクノロジーをUC-win/Roadと組み合わせて都市生活者が最適に移動できるようにし、時間を節約し交通渋滞を軽減させるというものがあります。
「このプロジェクトの最終目的は人々が都市内の交通をスムーズの行き来できることだけにはとどまらず、よりよい交通環境を整えることにあります。つまり、歩行者も含めた全市民が快適に過ごせ、不要な汚染による影響から建物や公共空間を守ることです」(同氏)。
この研究プロジェクトは、都市のキーとなる交差点における交通データシナリオに関するもので、処理された交通データは目的地までの最適ルートをリクエストしたユーザーに送信されます。
「今後の計画としては、こういったデータをフォーラムエイトのUC-win/Roadで視覚化することです。大きな道路施設建設プロジェクトでもシミュレーションにより、交通渋滞を予測することが可能です。デモ時にモデルをビジュアル化するとき、車両数を削減しビジュアリゼーションでは滑らかな交通循環となるようにしていましたが、よりリアルなシミュレーションが可能となるでしょう」。
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▲ロバートゴードン大学のキャンパス移設に伴う交通や汚染問題、
バイパス検討などを研究する同氏のプロジェクトで使用されたVRモデル |
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