UC−win/RCユーザ会議
今回は、UC-win/RCの早期導入ユーザにお集まりいただき、2月26日、帝国ホテル大阪で開催いたしましたUC-win/RCユーザ会議の模様をご紹介いたします。
UC-win/RCは、本年1月30日にリリースいたしました新シリーズUC-winの第1弾製品です。リリース後、多数のユーザ様で導入していただき、実際の設計でご利用されています。今回は、新しいコンセプトを持たせた本製品について、直接、ユーザ様にご意見、ご要望をお聞きするために、当社代表取締役社長、和田忠治主催のもとに開催いたしました。
会議の前半では、「UC-win/RCと外部環境」(下図参照)「開発コンセプト」「UC-win/RCの特徴」「UC-win/RCの目指している利用方法」についてご説明しました。LANやINTERNETなどのネットワーク環境における有効な活用についてご説明させていただき、VIEWER版を利用した設計データの交換、共用による設計業務の大幅な効率化をご提案しました。
続いて2月に改訂作業を行ったVer.1.01の改良内容についてご説明しました。HTML出力の強化として構造図のHTML出力、荷重、地層関係の出力を追加しています。当日、ご出席いただいたユーザ様には、本バージョンの製品CDを配布いたしました。
「UC-win/RCの今後の改良計画」では、事前にいただいた要望内容から、HTMLの英語・日本語切替機能や配筋断面図のHTML出力などの機能アップ内容をご説明しました。さらに「壁式橋脚」のテンプレート追加や構造寸法の拡張など製品強化を図る予定です。
「UC-win/RCとその関連製品」(下図参照)では、UC-win/(震度)の開発内容について具体的に仕様の概要をご説明しました。UC-win/(震度)は、静的フレーム法による固有値算出プログラムで複数橋や上下車線分離形式に対応した製品開発を予定しています。UC-win/RCとは、あたかも一つの製品として利用できるようになります。また、保有耐力法と動的非線形解析が一連でできるWCOMD(RC構造の動的非線形解析)との連動を実現させる予定です。さらに免震構造を有する3次元モデルの解析を行なうUC-win/(免震)の開発構想や上部工の設計を支援するUC-win/PCの開発予定についてもご説明しました。
UC-win/RCは、ニュージーランドの現地法人と共同開発した製品です。FORUM8(NZ)の代表取締役でもある和田より、「開発方法」や「なぜNZ?」についてもお話しさせていただきました。
会議の後半では、UC-win/RCユーザとフォーラムエイトによるディスカッションが行われ、活発な意見や要望が取り交わされました。構造寸法の拡張についての意見に対しては、4月リリース予定の次期バージョンで対応を早急に行うことと致しました。日本語の入力インターフェースについての要望では、既に次バージョンで出力は、日英切替機能による対応を行うことから、時期を見て検討することと致しました。ネットワーク対応プロテクトについても現在、サーバプロテクト対応を検討中であることをご説明いたしました。そのほかでは、「直接基礎の保耐照査」、「自動配筋機能における軸方向、直角方向の鉄筋径変更」、「操作概要マニュアル」などが挙げられ、対応を検討することと致しました。
当日配布いたしました「UC-win/RCによる設計計算書出力例」は、カラー出力による3次元の配筋図などを取り込んだビジュアルな計算書作成例としてご提案させていただきました。今後、さらに高品質な設計計算書がUC-win/RCで作成されることと思います。
会議終了後、懇親会を開催し、フォーラムエイトやその他の製品についてもご意見を承りました。北は、茨城県から、東京、名古屋、大阪、広島、長崎、熊本など各地のUC-winユーザ様にご参加頂けたことを大変ありがたく感謝申し上げます。今後もUC-winシリーズをよろしくお願いいたします。
ご出席頂いたUC-win/RC早期導入ユーザ様
(株)橋梁コンサルタント |
(有)シンユーテクノ |
扶桑設計コンサルタント(株) |
(株)千代田コンサルタント |
(有)技建コンサルタント |
日本工営(株) |
(株)ナチュラルコンサルタント |
大日本土木(株) |
(株)サン土木コンサルタント |
(株)橋創設計 |
(株)トーア |
(株)片平エンジニアリング |
(株)綜合技術コンサルタント |
(株)パスコ |
大基設計(株) |
創和設計 |
極東工業(株) |
サンライズエンジニアリング(株) |
太洋技研(株) |
(株)建設技術研究所 |
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