3.その他 |
Q3−1. |
他社の写真管理ソフトで作成したデータを読み込みたい。 |
A3−1. |
電子納品支援ツールには、既存の成果品を読み込む機能である『XML-DND変換ツール』があります。
この機能を使うと、他社のアプリケーションにて作成した管理ファイル(XMLファイル)を電子納品支援ツール上で閲覧することができます。
操作の流れは、以下のようになります。
1.メニュー[ファイル|開く(XML変換ツール)]をクリックし、『XML-DND変換ツール』を起動します。
2.『XML-DND変換ツール』のメニュー[ファイル|個別項目変換]をクリックするとダイアログが表示されますので、閲覧したいXMLファイルを選択してください。
3.『XML-DND変換ツール』を終了します。
4.電子納品支援ツール上で『変換した内容を反映しますか』というダイアログが表示されますので、[はい]をクリックしてください。
『XML-DND変換ツール』使用方法の詳細に関しては、製品ヘルプ[操作方法|その他の機能|既存の納品媒体情報を見る(XML-DND変換ツール)]以下をご覧下さい。 |
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Q3−2. |
電子納品支援ツールで出力した媒体を国土交通省のチェックプログラム(『電子納品・保管管理システム チェックシステム』)でチェックすると、下記のようなXML構成エラーが検出される。
「【エラー】指定されたオブジェクトは見つかりません。リソース 'PHOTO02.DTD'
の実行エラーです。・・・」 |
A3−2. |
電子納品支援ツール Ver.2 はVer.2.01.00にて新要領・基準類に対応していますので、これ以降のバージョンで作成されるPHOTO.XMLは「DTDバージョン2.0」となります。
一方、国土交通省『電子納品・保管管理システム チェックシステム』は2002年10月18日に最新バージョンVer.2.5が公開されましたが、平成14年7月の要領・基準類改訂には対応していません。そのため、平成11年8月版の基準(案)に準拠した(DTDバージョン1.0以下の)PHOTO.XMLしかチェックできません。
したがって、電子納品支援ツール Ver.2.01.00以降で作成したPHOTO.XMLを国土交通省のチェックシステムでチェックすると、PHOTO.XMLが正しく記述されていてもXML構成エラーが検出されます。
チェックシステムVer.2.5ではフォルダ別チェックが可能になっていますので、エラー検出を回避したい場合は「写真管理(PHOTO.XML)」のチェックを外してください。
また、平成11年8月版の基準(案)に基づいて納品する場合は、電子納品支援ツールVer.2.00.00以下のものをお使いください。 |
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Q3−3. |
電子納品支援ツールで出力した媒体を国土交通省のチェックプログラム(『電子納品・保管管理システム チェックシステム』)でチェックすると、下記のようなXML構成エラーが検出される。
「【エラー】SURVEY\KITEN\SURV_KTN.XMLのDTDが存在しないか正しくありません。」 |
A3−3. |
この現象は、国土交通省『電子納品・保管管理システム チェックシステム』
Ver.3.5にてチェックを行った場合に発生します。
恐れ入りますが、現在の電子納品支援ツールは国土交通省『測量成果電子納品要領(案)』平成14年7月版に準拠しており、国土交通省のチェックシステム
Ver.3.5が準拠している平成15年3月版には未対応です。
そのため、電子納品支援ツールにて作成された測量成果を同チェックシステムにてチェックすると、上記のようなファイル構成エラーが検出されます。
『測量成果電子納品要領(案)』平成15年3月版への対応は、2003年7月上旬リリース予定のVer.2.52.00にて予定しています。ご不便をおかけいたしますが、今しばらくお待ちくださいませ。 |
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Q3−4. |
国土交通省より配布されている『電子納品・保管管理システム チェックシステム』に対応しているか? |
A3−4. |
国土交通省『電子納品チェックシステム』は最新バージョンVer.5.0.4が2004年10月18日に公開されました。電子納品支援ツールVer.4でもこれに対応しております。
ただし、同チェックシステムは「地質・土質調査成果電子納品要領(案)」H16.6版に対応しておりません。
電子納品支援ツールVer.3.02.00以降は「地質・土質調査成果電子納品要領(案)」H16.6版に準拠した構成となっております。
そのため、こちらで出力した成果品のBORINGフォルダ以下については、現在のチェックシステムを使用することができません。
「地質調査資料整理要領(案)」H15.7版に準拠する成果品を作成する場合は、電子納品支援ツールVer.3.01.02をご使用ください。こちらの場合はBORINGフォルダ以下をチェックシステムにかけることができます。 |
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Q3−5. |
国土技術政策総合研究所HP『電子納品に関するQ&A』および『要領・基準類の正誤表』に対応していますか? |
A3−5. |
製品改訂時に随時改訂を行っております。(2005年9月14日までの正誤表は対応済みです。) |
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Q3−6. |
他社の写真管理ソフトで出力した媒体を『XML-DND変換ツール』で読み込もうとすると、「ファイル<ファイル名>が開けません」とメッセージが表示され、変換に失敗する。 |
A3−6. |
他社ソフトの中には、XML要素の大文字/小文字を考慮しないで記述するものがあるようです。
XMLの仕様では、大文字/小文字を厳密に区別するようになっています。下記の例のように記述が間違っている場合、『XML-DND変換ツール』では読み込むことができません。
また、国土交通省のチェックシステムでチェックした際にもエラーとなることがあります。
〈例〉 (この例では、ルート要素<photodata>が大文字<PHOTODATA>となっています)
○:<!DOCTYPE photodata SYSTEM "PHOTO02.DTD">
<photodata DTD_version="02">
・
・
</photodata>
×:<!DOCTYPE PHOTODATA SYSTEM "PHOTO02.DTD">
<PHOTODATA DTD_version="02">
・
・
</PHOTODATA>
読み込みたい「PHOTO.XML」が、基準(案)に示されているとおりの記述となっているか確認し、間違った記述となっている場合は修正してください。XMLファイルははテキストファイルなので、OS付属のメモ帳などで編集できます。 |
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Q3−7. |
電子納品支援ツールVer.4で出力した媒体を、国土交通省『電子納品チェックシステムVer.5.0.4』にかけると、地質フォルダ以下の管理ファイルに対し「バージョンが不明です」というエラーメッセージが表示される。 |
A3−7. |
国土交通省『電子納品チェックシステムVer.5.0.4』は、「地質・土質調査成果電子納品要領(案)」H16.6版に対応しておりません。電子納品支援ツールVer.4は、「地質・土質調査成果電子納品要領(案)」H16.6版に準拠した構成となっております。そのため、こちらで出力した成果品のBORINGフォルダ以下については、現在のチェックシステムを使用することができません。
「地質調査資料整理要領(案)」H15.7版に準拠する成果品を作成する場合には、電子納品支援ツールVer3.01.02をご使用ください。こちらの場合は、BORINGフォルダ以下をチェックシステムにかけることができます。 |
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Q3−8. |
電子納品支援ツールで出力した媒体を国土交通省チェックシステム(電子納品チェックシステム)にかけると境界座標情報の緯度、経度で下記のエラーが検出される。
「度(3桁)分(2桁)秒(2桁)の形式になっていません。」 |
A3−8. |
「CAD製図基準(案)H16.6」では、場所情報として、度(4桁)に「-(HYPHEN-MINUS)」を含み合計8文字としています。
「土木設計業務等の電子納品要領(案)[H16.6]」では、場所情報として、度(3桁)に「-(HYPHEN-MINUS)」を含まず合計8文字としていますので内容は変わりません。
(CALS/EC Q&A http://www.nilim-ed.jp/qa_sys/admin/q_a_index.htm キーワード「境界座標」)
全ての境界座標が間違いなく7桁であるのにエラーが解決しない場合は、大変申し訳ございませんが国土交通省にチェックシステムのエラー内容についてお問い合わせください。
また、下記URLにて座標を調べることができます。
「測量成果電子納品「業務管理項目」境界座標入力支援サービス」
http://psgsv.gsi.go.jp/koukyou/rect/index.html |
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Q3−9. |
境界座標情報を調べたい。 |
A3−9. |
国土地理院webページの境界座標入力支援サービスでは境界座標、平面直角座標を調べることができます。
http://psgsv.gsi.go.jp/koukyou/rect/index.html
また、『土木設計業務等の電子納品要領(案)平成16年6月国土交通省』(平成17年12月28日時点までの正誤表対応)付3-4ページ、『工事完成図書の電子納品要領(案)平成16年6月国土交通省』(平成17年12月28日時点までの正誤表対応)付3-3ページに境界座標の調査方法が記載されております。
http://www.nilim-ed.jp/ |
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Q3−10. |
電子納品支援ツールで出力した媒体を国土交通省チェックシステム(電子納品チェックシステム)にかけると下記のエラーが検出される。
ファイル構成エラー「XMLが存在しません」 |
A3−10. |
国交省はH16.6基準、農水省はH17.4基準からデータを格納しないフォルダは作成しなくてもよいと定められておりますので、出力時にフォルダの設定をしていただく必要がございます。
Ver.3、Ver.4では修正方法は以下の通りとなります。
a.REPORT、SURVEYフォルダ以下すべて不要な場合
1.出力実行画面の媒体イメージ構成オプション内の「出力フォルダの設定」をクリックします。
2.出力する必要がないフォルダのチェックをはずします。(デフォルトではすべてのフォルダにチェックがはいっております。)
3.出力します。
b.SURVEY/SUIJIN、BORING/OTHRSなど、細かいフォルダの設定を行いたい場合
1.左ツリービュー画面で出力する必要がないフォルダを選択します。
2.右クリックメニュー「管理項目の編集」をクリックすると、そのフォルダのプロパティ画面が開きます。
3.「納品データとして出力する」のチェックをはずします。
4.出力します。
出力実行メニュー「空フォルダには管理ファイルは作成しない」は管理ファイル(XML)は作成されませんが、フォルダ構成はそのまま残ってしまいますので、国交省H16.6基準、農水省H17.4基準を作成するには上記の方法か出力実行「媒体イメージ構成オプション」内の「出力フォルダの選択」にて出力フォルダを設定していただく必要がございます。
電気、機械、Ver.5での修正方法は以下の通りとなります。
1.左ツリービュー画面で出力する必要がないフォルダを選択します。
2.右クリックメニュー「フォルダ情報の表示」をクリックするとそのフォルダの情報画面が開きます。
3.「納品データとして出力する」のチェックをはずします。
4.出力します。
出力実行メニュー「格納されるファイルがないフォルダはXMLファイルを出力しない」は管理ファイル(XML)は作成されませんが、フォルダ構成はそのまま残ってしまいますので、国交省H16.6基準、農水省H17.4基準、電気H16.6基準、機械H16.3基準を作成するには上記の方法か出力実行「媒体イメージ構成オプション」内の「出力フォルダの選択」にて出力フォルダを設定していただく必要がございます。 |
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Q3−11. |
電子納品支援ツールで出力した媒体を国土交通省チェックシステム(電子納品チェックシステム)にかけるとDTDのスキーマエラーが発生し、チェックできなくなり、下記のエラーが表示される。
XML構成エラー「Element content is invalid to the DTD/Schema.Expecting」、「DTDまたはスキーマによると要素のコンテンツが無効です。」、「DTDまたはスキーマによると要素の内容は不完全です。」 |
A3−11. |
DTDのスキーマエラーが発生する点としては以下が考えられます。
・Ver.3.04.02以前のものを使用しており、INDEX_D.XML、INDEX_C.XMLの「住所情報」、INDEX_C.XMLの「工種-工法型式」、DRAWING.XML、DRAWINGS.XML、DRAWINGF.XMLの「対象工種(数値)」の情報を記入せず、そのXMLを出力している。
・データが格納されていないXMLを出力している。
・ファイルの関連付けを行っていない。
・各要領案で定義されている必須項目箇所を記入していない。
修正方法は以下の通りとなります。
a.出力実行の「出力フォルダの設定」で出力フォルダの設定を行う。
(Q3-7をご参照ください。)
b.左ツリービュー画面で出力しないフォルダを選択し右クリックメニュー「管理項目の編集」を開き、「納品データとして出力する」のチェックをはずす。
(Q3-7をご参照ください。)
c.各XML管理項目の必須項目を記入する。
d.ファイルの関連づけを行う。
(ファイルの関連づけが必要なフォルダはREPORT、PHOTO、BORING、GRNDTST、MEET、PLAN、OTHRS、FACILITY(電気)、K_BOOK以下(機械)、K_DRAW以下(機械)となります。ファイルの関連づけについてはヘルプ【操作方法|標準的な操作の流れ|管理項目の入力】以下をご参照ください。)
e.必須項目を記入する。 |
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Q3−12. |
図面管理ファイルの管理項目編集で図面ファイル名の出力ファイル名の設定を行い、確定し閉じてから再度その管理項目編集画面を開くと基準案、設計種類、ライフサイクルなどが以前設定したものになっていない。 |
A3−12. |
出力ファイル名の設定では、お客様が以前に設定された出力ファイル名の基準案、設計種類、図面種類を保存しているのでなく、フォルダに登録された出力ファイル名から最も多い基準案、設計種類、図面種類を推定し表示しています。
そのため、同一の基準に沿ったファイルがある程度の数なければ正しく判定を行うことはできません。ある基準案、設計種類などに対して、複数の図面種類をもつファイル群が必要となります。
この項目は、出力ファイル名設定のための項目ですので、異なる基準が選択されていても問題はありません。
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