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Q1−1. |
プログラムで参照している基準や文献を教えてください |
A1−1. |
本プログラムは、以下の基準、文献を参考にしております。
・共同溝設計指針(昭和61年)(社)日本道路協会
・道路橋示方書・同解説X耐震設計編(平成24年3月)(社)日本道路協会
・道路橋示方書・同解説X耐震設計編(平成14年3月)(社)日本道路協会 |
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Q1−2. |
縦断方向の検討に用いる継手の低減率はどのように計算しているか |
A1−2. |
「初期入力」画面→「縦断方向の検討」に『継手の低減率:簡易/詳細』のスイッチを設けています。
以下にそれぞれの方法を示します。
簡易:共同溝指針P.76,77の「図−解6.4.4 軸力の低減係数ξ1」、「図−解6.4.5 曲げモーメント(水平面内)の低減係数ξ2」、「図−解6.4.6 曲げモーメント(鉛直面内)」から算出します。
詳細:共同溝指針P.177,178の「7.耐震計算例 (1)継手を設置した場合の断面力補正係数の詳細計算方法」の方法で算出します。 |
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Q1−3. |
地域区分毎の地域別補正係数Czを変更したいが可能か? |
A1−3. |
「考え方」→「基本」画面に地域区分毎の地域別補正係数Czの入力を設けていますのでこちらで変更してください。 |
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Q1−4. |
「初期入力」画面に「引張軸力 検討する/しない」の選択肢があるが、引張軸力の検討を行うのはどのようなときか? |
A1−4. |
「共同溝設計指針(昭和61年)(社)日本道路協会」の「巻末資料」−「7.耐震計算例」−「(2)一様地盤部における共同溝の耐震計算例」では引張軸力の検討が行われており、本プログラムでも検討するを初期値としています。
一方、同様の計算を行っている「下水道施設耐震計算例−管路施設編−後編 2001年版 社団法人日本下水道協会」では引張軸力について記載されていません。
こちらでは、引張軸力を検討すべきか否かの条件等に関する情報を持っておらず、適切な返答を行うことができませんが、設計者のご判断で引張軸力の検討を行うか否か選択できるようスイッチを設けています。
なお、引張軸力を検討する場合は、軸力を正(圧縮)、負(引張)とした2ケースについて照査します。 |
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Q1−5. |
継手を設置した場合の断面力補正係数について、簡易式と詳細式それぞれの方法で算出可能か? |
A1−5. |
可能です。
「初期入力」画面→「縦断方向の検討」に「継手の低減率:簡易/詳細」のスイッチを用意しています。
簡易:共同溝設計指針(S61)P.76,77の方法
詳細:共同溝設計指針(S61)P.177,178の方法 |
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Q1−6. |
共同溝内の収容物件を荷重として考慮することは可能ですか |
A1−6. |
共同溝内に荷重を載荷するケース等を想定して、「任意荷重(収容物件)」の入力を用意しています。
「荷重」−「任意荷重(収容物件)」画面で設定してください。
入力方法につきましては、入力画面上の[ヘルプ]ボタンから開く説明画面をご参照ください。
なお、ここで設定された荷重は、液状化による浮上りに対する検討に用いています。 |
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Q1−7. |
地盤種別はどのように決まるか? |
A1−7. |
当該地盤の地層構造から自動的に算出方法と、直接、特性値を入力する方法の2通りを用意しています。
「土質条件」→「n番目土質」画面の「地盤種別:土質条件より計算/特性値入力」で設定してください。 |
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Q1−8. |
液状化の判定を行う場合、各層の計算深度はどのように決めていますか |
A1−8. |
「地盤」画面において「□N値を入力する」のチェックがない場合、内部的に各層の下端位置にN値側定点を設けて層毎の低減係数DEを算出しています。
このとき、H14道示X 表−8.2.1(P.125)により、10m以下と10mを超える範囲とで動的せん断強度比Rを使い分けるために、内部的に10mで層を分割しています。
地下水位での地層の分割は自動では行いませんので、予め水位位置で分割した層を入力してください。 |
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Q1−9. |
液状化の判定は平成24年版による道示Xの方法に対応しているか? |
A1−9. |
対応しています。
液状化の判定について、共同溝設計指針の方法は従来の道示X耐震設計編(昭和55年5月)の方法でかなり古いものとなります。
そこで本製品では次の2種類の方法を用意しています。
・道路橋示方書 X耐震設計編(H14.3)
・道路橋示方書 X耐震設計編(H24.3) |
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Q1−10. |
内空内にハンチを設定することは可能か? |
A1−10. |
可能です。 「形状」→「ハンチ形状」画面にて設定を行ってください。 すべての内空に一括でハンチを設定したい場合は、「すべてのハンチに一括設定」からハンチ寸法の設定を行ってください。 各内空ごとに個別でハンチを設定したい場合は、画面内のガイド図を参考にハンチ寸法の設定を行ってください。 |
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Q1−11. |
常時の縦断方向の検討は可能ですか |
A1−11. |
常時の縦断方向の検討には対応しておりません。ご了承ください。 |
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Q1−12. |
液状化、共同溝の浮上りの検討、共同溝の耐震設計は同時に何カ所まで計算可能か? |
A1−12. |
検討位置の個数として1〜5まで検討可能です。 |
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Q1−13. |
縦断方向の検討で任意荷重を考慮することは可能か |
A1−13. |
縦断方向の検討は「共同溝設計指針(昭和61年3月)社団法人 日本道路協会」(P.71〜)を参照しています。
こちらでは、水平面内および鉛直面内の地震振動による断面力(軸力、曲げモーメント)を算出しており、任意の荷重に対する考慮方法が不明なため、現プログラムでは縦断方向の検討用の任意荷重入力は設けておりません。 |
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Q1−15. |
縦断方向の検討において、断面力の算定で継手を設けた場合の低減係数を考慮しますが、継手を設けない場合は低減係数ξ1=ξ2=ξ3=1.0として計算されます。
基準類に継手を設けない場合の低減係数を1.0にするとの記述があるのでしょうか。 |
A1−15. |
継手を設けない場合について記載はありませんが、ξは継手を設けた場合の低減係数ですので、継手を設けない場合は低減しないと考え1.0としております。 |
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Q1−16. |
丸鋼(SR235)に対応しているか |
A1−16. |
丸鋼(SR235)には対応しておりません。
現プログラムで丸鋼での計算を行いたい場合は、
・「許容値」で、鉄筋の許容応力度を変更
・「配筋」で、ピッチまたは本数を調整して鉄筋量を近似
の入力でご対応くださいますようお願いいたします。 |
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Q1−17. |
計算書の縦断方向の検討の地盤条件と地盤定数の設定で
表層地盤の固有周期 Ts=1.250×TG
となっていますが、1.25を任意の値に設定することは可能ですか |
A1−17. |
可能です。
「土質条件」−「n番目土質」画面に『Ts算出用係数』の入力を設けています。
こちらでお考えの値を設定してください。 |
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Q1−18. |
液状化の判定で、層毎の平均FLの算定方法は? |
A1−18. |
説明図をご参照ください。
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Q1−19. |
地下水位以下の土の単位重量はどのように算出していますか。
また、水中重量を任意に設定することはできますか。 |
A1−19. |
地下水位以下の土の単位重量γ’は
γ’=γsat−γw
γsat:盛土(飽和)の単位重量
γw :水の単位重量
により算出しております。
水中重量は上記のように算出しており、任意に設定することはできません。
お考えの水中重量をγ’’とした場合、盛土(飽和)重量γsatを
γsat=γ’’+γw
で算出していただき、この値をγsatに設定することでご対処していただきますようお願いいたします。 |
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Q1−20. |
メイン画面の正面図において、カルバートの全幅や全体の寸法線は表示されるが内空寸法や部材厚の寸法線は表示できないか? |
A1−20. |
メインメニュー「オプション」→「表示項目の設定」画面→「表示・描画」→「詳細寸法線」にチェックを付けていただくことで、内空寸法および部材厚を示す寸法線が描画されます。 |
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Q1−21. |
左側のツリーをクリックしても入力画面が表示されずデータの入力や変更が行うことができない |
A1−21. |
シングルクリックではなく、ダブルクリックで画面が表示されます。
なお、メニューの「オプション|動作環境の設定」から開く画面の「入力モード時のマウスによる項目選択」で(シングルクリック/ダブルクリック)を切り替えることが可能です。 |
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Q1−22. |
液状化による浮上りに対する検討に用いる許容安全率の初期値を1.1としている根拠は? |
A1−22. |
「共同溝設計指針 S61(社)日本道路協会」の巻末資料「9.液状化による共同溝の浮上がりに関する計算例」(P.193〜)の中で、許容安全率=1.1
で扱われており、この内容を元に初期値を1.1としています。 |
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Q1−23. |
縦方向の検討の断面定数において、ハンチがあってもハンチを含まない計算を行いたいが可能ですか |
A1−23. |
ハンチがある場合、ハンチを含めて計算しており、ハンチを無視して計算することはできません。ご了承ください。 |
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Q1−24. |
「土質条件」→「#番目土質」画面→「土質」にある「UD算出用平均FL値」とは? |
A1−24. |
液状化による浮上りに対する検討に用います。
底面に作用する過剰間げき水圧による揚圧力UD算出において、過剰間げき水圧比Luの算出時に参照します。
共同溝指針P.65では、「地下水面から深さ20mまでの土層のうち粘性土質を除く土層の深さ1m毎のFLの平均値とする」と記載されています。 |
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Q1−25. |
土質データの入力に層ごとのFL値の入力がありますが、何の計算に用いるものでしょうか |
A1−25. |
液状化に対する抵抗率FLは、液状化による浮上りに対する検討に用います。
上載土のせん断抵抗や側面の摩擦抵抗の算出においてFLが1.0以下の土層は考慮に含まず計算します。
詳しい計算内容につきましては、
製品ヘルプ「計算理論及び照査の方法」→「液状化による浮上りに対する検討」→「液状化による浮上りに対する検討」
に記載しておりますのでこちらをご参照ください。 |
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Q1−26. |
曲げ応力度照査で、鉄筋の許容応力度σsaがマイナスになっているのはなぜか? |
A1−26. |
鉄筋の応力度σsは、σs>0.0のとき引張応力度,σs<0.0のとき圧縮応力度が生じていることを示しています。
圧縮軸力(Nが正)に対して曲げモーメントがかなり小さい(0に近い)場合に、σsが圧縮応力度となる傾向があります。
鉄筋に
・引張応力度(σs>0.0)が生じる設計断面では、σsaとして「許容値」画面の「鉄筋の許容引張応力度」で設定されている値
・圧縮応力度(σs<0.0)が生じる設計断面では、σsaとして「許容値」画面の「鉄筋の許容圧縮応力度」で設定されている値
を出力し、応力度の符号にあわせて出力しております。
なお、鉄筋に圧縮応力度が生じても(σs<0.0となっていても)、許容応力度内であれば問題ありません。 |
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Q1−27. |
入力画面を開くとき、ダブルクリックではなくシングルクリックで開くようにすることは可能か |
A1−27. |
メニューの「オプション」−「動作環境の設定」から開く画面に「入力モード時のマウスによる項目選択方法」の設定を設けおります。
シングルクリックで画面を開きたい場合には、こちらで「シングルクリック」を設定してください。 |
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Q1−28. |
液状化による浮上りに対する検討で、内空内の収容物件分の重量を考慮することは可能か? |
A1−28. |
可能です。
考慮されたい収容物件の重量を「荷重」→任意荷重(収容物件)」で入力してください。 |
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Q1−29. |
縦断方向の計算で、土被り厚を変化させることは可能か |
A1−29. |
土被り厚は一定としており、変化させることはできません。 |
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Q1−30. |
隔壁を抜くために1スパン目の右壁を削除する場合と、2スパン目の左壁を削除する場合で相違があるか? |
A1−30. |
両方法に相違はありませんので、どちらで行っても構いません。 |
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Q1−31. |
コンクリートの設計基準強度σck=24(N/mm2)のとき、許容値画面のコンクリートの許容曲げ圧縮応力度σcaが12.00と設定されるがσck=24のときのσcaは8.00ではないのか |
A1−31. |
コンクリートの許容曲げ圧縮応力度σcaは、縦断方向のレベル1地震時照査で用いています。
そのため、地震の影響を含む割増係数1.5を乗じた値(8.00×1.5=12.00)を設定しています。 |
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Q1−32. |
縦断方向の検討で継手を設けた場合の低減係数が0.1未満となった場合、0.1として計算するのは何故ですか |
A1−32. |
縦断方向の検討は「共同溝設計指針(昭和61年3月)社団法人 日本道路協会」を参考にしており、P.75に
断面力の低減係数ξ1、ξ2、ξ3が0.1未満となった場合には、0.1とするものとする。
との記述があり、0.1未満となった場合は0.1としています。 |
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Q1−33. |
底版に張出を設けた形状は可能か? |
A1−33. |
底版への張出の設置には対応しておりません。ご了承ください。 |
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Q1−34. |
地震時の設計応答速度Svは線形補間で算出していると思いますが、手計算結果と一致しません |
A1−34. |
設計応答速度Svは線形補間ではなく対数線形補間で算出しています。
詳しくはヘルプの「計算理論及び照査の方法」→「縦断方向の計算」→「設計応答速度」に算出式を記載しておりますのでこちらをご参照ください。 |
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Q1−35. |
一部の壁厚を変更することは可能か? |
A1−35. |
可能です。
「本体形状」画面→「コマンド入力」の入力において「部材厚変更」を指定し、該当壁を「階,スパン,対象部材」で指定後、変更する厚さ(m)と「厚くor薄く」を指定し「コマンド実行」ボタンを押下してください。 |
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Q1−36. |
共同溝が地表面から突出しているようなモデルは計算可能か |
A1−36. |
本プログラムでは地表面は水平で共同溝天端以上としており、地表面から突出した状態での入力および計算を行うことはできません。どうぞご了承ください。 |
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Q1−37. |
削除した壁や変更した部材厚を元に戻すことは可能か? |
A1−37. |
可能です。
「本体形状」画面→「コマンド実行結果一覧」において壁削除や壁厚変更したコマンドを選択し「コマンド削除」ボタン押下することで、対象コマンドが削除(無効)となり元の状態に戻ります。 |
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Q1−38. |
液状化による浮上りに対する検討の参考元は? |
A1−38. |
・「共同溝設計指針(S.61.3)(社)日本道路協会」P.64〜,P.193〜
・「下水道施設耐震計算例−管路施設編後編−2001年版(社)日本下水道協会」の「8.現場打ちボックスカルバート(開削用,直接基礎)」P.8-51
を参考としております。 |
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Q1−39. |
上階部が下階部より広い形状(凸の上下反転した形)は可能か? |
A1−39. |
上階部が下界部より広い形状には対応しておりません。 |
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Q1−40. |
レベル2地震時の検討は可能か |
A1−40. |
本プログラムは全ての検討において「共同溝設計指針 (S.61.3) (社)日本道路協会」の内容よりレベル1地震時までを対象としています。
そのため、レベル2地震時の検討を行うことはできません。 |
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Q1−41. |
鉄筋の入力方法は? |
A1−41. |
ピッチ、本数のどちらの入力も行えます。
最終的には入力されている本数を用いますが、ピッチを入力し「本数計算」押下により本数の自動算出が行えます。
自動算出した本数を直接変更することも可能です。 |
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Q1−42. |
層ごとの土質定数の低減係数を算出するときの、各層の動的せん断強度比Rは、層内の測定点の最小値を使用するようになっているが、何かの文献、指針等に明示されているのか
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A1−42. |
「初期入力」画面において、『動的せん断強度比Rの取扱い』について、測定点ごとに算出された動的せん断強度比Rの中の最小値を用いるか、全測定点の平均値を用いるかの選択を設けております。
示方書には最小値/平均値のどちらを用いるかについての記述がありませんので、設計者の方のご判断で選択していただきますようお願いいたします。 |
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Q1−43. |
地盤条件変化部の検討の参考元は? |
A1−43. |
「共同溝設計指針(S.61.3)(社)日本道路協会」P.77〜の「(7)地盤条件が変化する箇所における割増係数は以下により求める」(P.77〜)を参考としています。 |
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Q1−44. |
液状化の判定結果で「−」で出力される行があるのはなぜか |
A1−44. |
H24道示X8.2.3(P.134)において、以下の条件すべてに該当する場合は液状化の判定を行う必要があると記載されています。
本プログラムは土質種類に関わらず、土質(液状化判定用)で『判定=○』が選択されている層で、下記条件を満たす場合、液状化の判定を行うようになっております。
1)地下水位が地表面から10m以内にあり、かつ地表面から20m以内の深さに存在する飽和土層。
2)細粒分含有率FCが35%以下の土層、またはFCが35%をこえても塑性指数IPが15以下の土層。
3)50%粒径D50が10mm以下で、かつ10%粒径D10が1mm以下である土層。
上記を満たしていない場合は、「−」の出力になります。 |
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Q1−45. |
縦断方向の計算の断面照査はどのような断面で行うか |
A1−45. |
水平面内,鉛直面内ごとに軸力と曲げモーメントが作用する中空矩形断面として曲げ応力度照査を行います。
引張軸力の検討を行う場合、軸力を正(圧縮)、負(引張)の2ケースについて断面照査を行います。
鉛直面内は1〜3階の頂版と底版の鉄筋を引張鉄筋、圧縮鉄筋とします。
水平面内は断面を左に90゜回転し、壁の鉄筋を引張鉄筋、圧縮鉄筋とします。 |
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Q1−46. |
左右で異なる水平土圧係数を設定することは可能か |
A1−46. |
「考え方」−「基本」画面に『水平土圧係数』の入力を設けており、左右別の値を設定することが可能です。 |
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Q1−47. |
検討可能な断面形状とは? |
A1−47. |
3連3階まで可能です。 但し上階部の幅が下よりも広い形状、外形に凹を含む形状は対象外です。 |
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Q1−48. |
水位以深の土の単位体積重量の入力が無いが、液状化による浮上りに対する検討での「上載土のせん断抵抗」や「側面の摩擦抵抗」算出時の土の水中重量はどのように設定されているのか。 |
A1−48. |
土の水中の単位体積重量γ’は γ’=γsat−γw γsat:土の単位重量(飽和) γw :水の単位重量 により算出した値を用いています。 |
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Q1−49. |
メインメニュー「オプション」→「動作環境設定」画面の「バックアップファイルを作成する」とは? |
A1−49. |
上書き保存時、または指定した保存ファイル名と同名のファイルが存在する場合に、バックアップファイル(*.F6G~)を作成するかどうかを指定します。 |
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Q1−50. |
共同溝とは何か。 |
A1−50. |
電気、ガス、水道等のライフラインをまとめて道路などの地下に埋設するための設備となります。 本製品では、矩形の形状について検討することができます。 |
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Q1−51. |
液状化時の浮き上がりの計算は可能か? |
A1−51. |
「液状化時の浮上りの計算」につきましては、「共同溝設計指針 (S.61.3) (社)日本道路協会」P.64「6.3.4 浮上りに対する検討」の内容を元に対応しております。 |
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Q1−52. |
「土質条件」の「土質」画面に基盤面直上の層番号の設定があるが基盤面とは何か。 |
A1−52. |
基盤面について、「下水道施設の耐震対策指針と解説 2014年版」および「道路橋示方書・同解説X耐震設計編(H.24.3)」では下記のように記載されています。
---下水道施設の耐震対策指針と解説 2014年版(P.8)より-------
耐震設計時に想定する基盤層であって、表層地盤に比べて相対的に堅固な地盤が下方に続くとき、その地盤の上面のことをいう。
---道示X(P.33)より-------
耐震設計上の基盤面とは、対象地点に共通する広がりを持ち、耐震設計上振動するとみなす地盤の下に存在する十分堅固な地盤の上面を想定している。ここで、十分堅固な地盤とは、せん断弾性波速度300m/s程度(粘性土層ではN値25、砂質土層ではN値50)以上の値を有している剛性の高い地層と考えてよい。 |
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Q1−53. |
地盤は何層まで入力できますか? |
A1−53. |
地盤は地表面から最大30層まで入力可能です。 |
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Q1−54. |
初期入力画面に「継手の低減率」の選択があるが簡易と詳細の違いは何か。 |
A1−54. |
継手を設けた場合に低減係数を簡易的に図表から算出するか、詳細計算を行うかの違いがあります。 「簡易」は、「共同溝設計指針(S.61.3)社団法人日本道路協会(以下、共同溝指針)」P.76〜77の
・図−解6.4.4 軸力の低減係数ξ1
・図−解6.4.5 曲げモーメント(水平面内)の低減係数ξ2
・図−解6.4.6 曲げモーメント(鉛直面内)の低減係数ξ3 から低減係数を算出します。
「詳細」は、共同溝指針P.177〜178の「7.耐震計算例 (1)継手を設置した場合の断面力補正係数の詳細計算方法」の方法で算出します。 |
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Q1−55. |
一部の壁厚が異なる場合、鉄筋はどのように配置されますか? |
A1−55. |
スパンまたは階層ごとに壁厚が異なる場合、最薄の部材を基準として鉄筋を配置します。 |
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Q1−56. |
鉄筋の入力を簡潔に行える方法はあるか。 |
A1−56. |
配筋入力画面において、鉄筋の一括設定を設けております。 対象を設定して鉄筋径、ピッチ、本数、かぶりそれぞれに値を入力して「一括セット」を押下すると、対象のすべての配筋設定が行えます。 |
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Q1−57. |
計算書の結果詳細出力で、一部の項目のみ出力することは可能ですか? |
A1−57. |
可能です。 結果詳細をクリックした際に表示される画面の「出力項目」にチェックを入れた項目が出力されます。 |
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Q1−58. |
「土質」画面で「設計水平震度=内部設定」とした場合、どのように値を設定しているのでしょうか? |
A1−58. |
「初期入力」画面で「液状化の判定方法=道示X(H24.3)」かつ「土質」画面で「設計水平震度=内部設定」選択時は次の式で設計水平震度を設定しています。 レベル1地震時の設計水平震度 khgL=Cz・khgLo ここに、 Cz:地域別補正係数
khgLo:レベル1地震時の設計水平震度の標準値 |
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Q1−59. |
「土質条件」‐「n番目土質」画面の「土質(液状化判定用)」タブにある「設計水平震度」が直接入力に固定されているのはなぜですか? |
A1−59. |
液状化の判定方法=道示X(H14.3)選択時は直接入力固定となります。 「道路橋示方書・同解説X.耐震設計編(平成14年3月)」ではレベル2地震動を対象としており、レベル1地震動について設計水平震度khgや地震動特性による補正係数Cwについては記載がありません。 そのため、設計水平震度、地震動特性による補正係数については入力値とし、入力された値を用いて判定を行います。 |
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Q1−60. |
「考え方」−「基本」画面の「ヤング係数比(Es/Ec)n」は何の照査に使用しているのでしょうか? |
A1−60. |
ヤング係数比は耐震設計の応力度照査に用いています。 |
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Q1−61. |
壁・スラブ位置はどの位置を入力するべきか。 |
A1−61. |
「形状」−「本体形状」のガイド図にもある通り、それぞれの壁・スラブの軸線位置を入力してください。 |
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Q1−62. |
土質の入力で各層の層厚ではなく深度で入力したいが可能か。 |
A1−62. |
可能です。 「土質」−「n番目土質」に「地層入力方法」を設けておりますので、こちらでお考えの方法を選択していただくことで入力を行うことができます。 |
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Q1−63. |
液状化の判定を行う際、N値を層ごとでなく測定点ごとに入力することはできるか。 |
A1−63. |
可能です。 「土質条件」−「n番目土質」にて「N値を入力する」にチェックを入れますと、N値を測定点ごとに入力することができます。 入力された測定点とN値を基に、層ごとの平均N値を自動で算出します。 |
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Q1−64. |
地盤種別を特性値から計算することは可能か。 |
A1−64. |
可能です。 「地盤」−「n番目土質」の「地盤種別」を「特性値入力」としますと「特性値入力用」のタブが出現します。 こちらで特性値の入力を行ってください。 |
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Q1−65. |
任意荷重で集中荷重は入力できるか。 |
A1−65. |
可能です。 「任意荷重(収納物件)」において、Lq = 0、W2 = 0とし、載荷位置をLo、荷重値をW1に入力することで集中荷重として載荷します。 |
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Q1−66. |
任意荷重の載荷状態を確認したい。 |
A1−66. |
「任意荷重(収納物件)」において、「描画対象」を「荷重状態」とすると、入力した荷重がどのように載荷されているかを確認することができます。 |
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Q1−67. |
液状化の判定のみの時、形状の入力を行えないがこれは問題ないのか。 |
A1−67. |
問題ありません。 液状化の判定では構造物の影響を考慮せず、地盤の入力をもとに判定を行います。 そのため、液状化の判定のみ行う場合は形状の入力は不要となるため入力を行わないようにしています。 |
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Q1−68. |
「考え方」―「水平土圧係数」を0とするとどうなるのか。 |
A1−68. |
水平土圧係数は、液状化による浮き上がりに対する検討時の水平土圧算出に用います。 水平土圧係数を0とした場合、上載土の摩擦抵抗や側面の摩擦抵抗に影響が及び、浮き上がりに対する安全率が小さくなります。 |