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Q&A二重締切工の設計・3DCAD Q&A ('24.08.23)


NEW!更新内容

Q2−36.
「設計調書」ボタンを押すと「プロダクトキーが設定されていないため、設計調書を起動できません。」というメッセージが表示されて先に進めません。(24.08.23)


目  次
 1.適用範囲


Q1−1.設計非対象(適用外)として、「▼堤外、堤体、堤内いずれかの現地盤面が 引張材より上にある場合。」というのがありますが、このうち、「堤体の現地盤面が引張材より上にある場合」というのは、「設計対象標準モデル」の場合も該当するのでは?と感じますが、どのようなケースとなるのか教えてください。

Q1−2.河川工事設計施工要領(北海道開発局建設部河川工事課)平成23年3月改訂版によりますと「新マニュアルによる設計法と旧設計法の2ケースについ て設計を行い〜」とありますが旧設計法の弾塑性法を用いない従前の設計法がこちらのプログラムで計算可能なのか教えてください。

Q1−3.タイロッドを空中に浮かす(中詰土を低く)することは可能でしょうか
 2.入力関連

Q2−1.堤体幅(締切幅)はどこで入力するのか

Q2−2.土層をすべて粘性土地盤としても砂質地盤の必要安全率で照査されてしまう

Q2−3.腹起し材(溝形鋼)の種類を追加する方法

Q2−4. 鋼材の腐食を考慮した剛性の低下などは考慮できるか

Q2−5.左右の地盤高が違う場合にも対応可能か

Q2−6.タイロッドの径はどこで入力するのか?

Q2−7.堤体内に車両を通行させる為、上載荷重を考慮したいのですがどこで入力すれば良いのでしょうか?

Q2−8.壁体の天端高さが堤内側と堤外側で違う場合にも対応可能か。

Q2−9.作用させる荷重につきまして、矢板に任意で荷重を作用させることは可能でしょうか。(波力等)
任意荷重の入力方法がありましたらお教え頂けますでしょうか。


Q2−10.液状化の検討時に設定する設計用震度は、製品マニュアル(ヘルプ)をみると「必要に応じて修正することができる」とあります。
これは任意の設計用震度を入力することができるということでしょうか。また、入力可能な設計用震度に上限値はございますか。


Q2−11.中詰め土の物性値設定方法、ダイロッド材の設定方法について教えてください

Q2−12.タイロッドの1段配置と2段配置の切り替えはどこでするのでしょうか?

Q2−13.中詰土の静止土圧係数を変更したいのですが、何処で変更すれば良いか見つけられなかったので、教えて頂けますでしょうか

Q2−14.二重締切工の設計プログラムは、土圧などは基本クーロン土圧でしょうか?
また土圧は手入力可能ですか?


Q2−15.矢板全長(壁長)はどこで設定するのですか?

Q2−16.鋼矢板SY295の許容せん断応力度の初期値を83N/mm2にしている理由はなぜか

Q2−17.地層データの粘着力の増分とは何か

Q2−18.入力画面で不要な地層や引張材を削除したいのですが、方法が分かりません。
削除方法を教えてください。


Q2−19.円弧すべり(全体安定など)の検討を行う時、計算モデルを「斜面の安定計算」データとして出力することはできるか。

Q2−20.地層の入力を層厚ではなく標高で入力したい。

Q2−21.鋼矢板の継手部の照査を行いたい。

Q2−22.腹起し材の使用鋼材はどこで入力するのか
([部材]-[引張材/腹起し材]画面で腹起し材の「溝形鋼」か「H形鋼」が選択できるが、使用鋼材の入力がない


Q2−23.各材質(壁体など)の許容応力度を変更したい。

Q2−24.[部材]-[壁体]画面にある「矢板前面の無効層厚」とはどのような場合に使用するのか。また、地層を入力した上でその層を無効層厚とした場合と、最初から無効層厚分の層を設定しない場合は何が異なるのか。

Q2−25.全体安定の検討(円弧すべり)を行う場合、最終的な円弧の中心範囲はどこで設定するのか。

Q2−26.引張材について、タイロープで設計することはできるか。

Q2−27.堤内側と堤外側で異なる壁体鋼材を設定することはできるか。

Q2−28.鋼矢板の有効率は変更できるか。

Q2−29.壁体鋼材の自動決定機能とはどのような機能か。

Q2−30.円弧すべりの照査は本製品のみで行えるのか。

Q2−31.壁体応力度照査で軸力Nに壁体の自重を作用させたい。

Q2−32.[地層]画面の「土の水中単位重量γ'」の初期値は[初期入力]画面の「土の湿潤重量」から9.0kN/m3を差し引いた値となっているようだが、この考え方に根拠はあるか。

Q2−33.水平地盤反力係数を直接入力することはできるか。

Q2−34.提内側と提外側にそれぞれ異なる上載荷重を考慮したい。

Q2−35.液状化時の先端非液状化層への最小根入れ長が1.0mになっているが、この値を変更することはできるか。

Q2−36.
「設計調書」ボタンを押すと「プロダクトキーが設定されていないため、設計調書を起動できません。」というメッセージが表示されて先に進めません。
 3.外力の計算関連

Q3−1.安定計算時地盤タイプ1又は4の水圧強度の考え方について。

Q3−2.10mの締切を検討している中で、地層条件が砂質層と粘性土層、岩盤層と3つあった場合、それぞれ層ごとの計算は可能であるか?

Q3−3.傾斜地盤の考慮の有無で計算結果が変わると思うのですがそうはなりません。
受働土圧の計算値をみましたが、少しおかしいのではないかと思うのですが。



 4.安定計算関連

Q4−1.提外矢板の検討(常時)において水位の入力の際、なぜ提体内残留水位が提外水位よりも高い水位でなければならないのか?

Q4−2.Nr=0の場合に、支持力計算を行う方法は?

Q4−3.堤体内側の鋼矢板を設計する場合、背面水位は堤外と堤内の平均値(マニュアルに準拠)で設定されるが、背面水位をHWLに設定することはできるか?

Q4−4.計算結果安全率が999.99となるのはなぜか

Q4−5.支持力計算のエラーメッセージが表示され計算確認に進まない

Q4−6.スライス分割幅を0.8にしていますが、分割数が45個になります。
一般的にスライス幅は何を目安にするとよいのでしょうか。


Q4−7.安定計算(せん断変形破壊)がNGになった。
地層や水位条件は変更できないため、その他に影響が大きい条件を教えてほしい。


Q4−8.安定計算のせん断変形破壊による照査の安全率が999.99でOKとなったが、これはどのように解釈すればよいか

 5.根入れ長関連

Q5−1.必要根入れ長の検索方法

Q5−2.計算を実行すると計算が最後まで終了せず、エラー報告画面に「構造系が不安定となる致命的なエラーにより検討を省略」というメッセージが表示される。どのような対策を行えばよいか。

Q5−3.根入れ長照査の安全率が砂質土と粘性土で分かれているが、互層の場合はどのように判定しているのか。

Q5−4.砂質土の単一層で必要根入れ長が非常に短くなったが、どのような理由が考えられるか。

Q5−5.必要根入れ長を満たす決定長としたが、根入れ照査がNGとなった。
このような状況は有り得るのか。また、有り得るとしたらどのような理由によるものか教えてほしい。



 6.断面力、変位、反力関連

Q6−1.上段タイ材反力がゼロとなるのはなぜ?

Q6−2.堤体幅を変更すると矢板の曲げ応力度が変化する。曲げ応力度の算定に堤体幅が関係するのか?

Q6−3.二重締切の設計マニュアルでは、堤内側をみて照査することになっていると思うのですが、堤外側を堤内側と長さを変えて、そちらの判定を見る計算できますでしょうか

Q6−4.弾塑性法に用いる地盤バネの値について

Q6−5.引張バネ特性「有効」時の計算については、タイ材に働く圧縮方向の力を引張方向の力と見なして、タイ材の応力度を計算しているという理解で宜しいでしょうか

Q6−6.矢板の変位計算の理論について、教えて頂けますでしょうか
 7.壁体応力度関連


Q7−1.登録されている全ての壁体鋼材について、一覧で壁体応力度照査結果を確認することはできないか。

Q7−2.壁体応力度照査に壁体自重は考慮されているか。

 8.引張材関連


Q8−1.矢板の前面と背面を固定する部材(タイロッド)を検討することはできますでしょうか

Q8−2.鋼矢板2重式仮締切設計マニュアルP.63の記載ではタイ材の計算時、ネジ部を考慮した純断面積で照査するとなっております。
現在のVerでのタイ材の計算時、外径大面積で計算しております。
マニュアルと異なるのではないでしょうか?


Q8−3.タイワイヤーの許容荷重はどのように決定されたのか?
 9.腹起し関連


Q9−1.ソフトでの腹起し材の選択可能な最小部材は[150ですが、鋼矢板二重式仮締切設計マニュアルの計算例P195において、腹起しは2[125×65×6×8とあります。
なぜ150より小さい腹起こしを選択出来ないのでしょうか。最小部材の規定などがあるのでしょうか。


Q9−2.「鋼矢板二重式仮締切設計マニュアル 平成13年5月」に腹起しの曲げモーメントの計算式が2つ(M = T・L/10, M = T・L/4)記載されているが切り替えることはできるか。
 10.遮水効果関連



 11.排水量の計算関連



 12.その他

Q12−1.Possible_Virusの検知について。

Q12−2.ソフトの起動時に「すべり面取得用作業領域が作成できません」というメッセージが表示される

Q12−3.材質テーブルの鋼矢板の許容曲げ応力度、許容せん断応力度の標準値の根拠は?

Q12−4.「二重締切工の設計 Ver1.00.01」を用いて設計を行っていますが、計算書途中の表が改ページのところで途切れ、次ページに表示されません

Q12−5.マクロデータ分析とはどの様な機能ですか?

Q12−6.計算エラーが出ますが意味がよくわかりません.
-----------------
エラー報告(計算状況一覧)
[土質ブロック]:堤内−No.1の座標データが正しくありません。
土質ブロックを構成する格点が直線上にある場合、重複して設定されていないか確認してください。
------------------


Q12−7.計算実行しますと、
水位位置>壁体天端になっています。
水位位置は、壁体天端以下でなければなりません。
壁体天端より上に水位がある状態は適用外です。
なるメッセージが表示されます。壁体天端とは鋼矢板天端と考えてよろしいのでしょうか。


Q12−8.製品を起動した際、画面の中央に二重締切ソフトのロゴマークみたいなものだけが現れ、入力データ画面が出てきません

Q12−9.3Dモデルの表示方法を変更することはできますか

Q12−10.鋼管矢板の場合、[部材]-[壁体]画面で継手幅は入力できるが、継手管の径などは変更できるか。

Q12−11.[柱状図]を深度表示ではなく標高表示としたい

Q12−12.Ver.4で3堤体の3D描画に対応したが、3堤体の場合でもVer.3以前のような1堤体での描画はできるか

Q12−13.柱状図を作成したい。

上記以外のQ&Aはすべて製品ヘルプのQ&Aに取り込んでおります。最新バージョンの製品を取得の上、Q&Aをご覧下さい。

Q&A履歴


 1.適用範囲

Q1−1.

設計非対象(適用外)として、「▼堤外、堤体、堤内いずれかの現地盤面が 引張材より上にある場合。」というのがありますが、このうち、「堤体の現地盤面が引張材より上にある場合」というのは、「設計対象標準モデル」の場合も該当するのでは?と感じますが、どのようなケースとなるのか教えてください。
A1−1. お客様が、計算対象標準モデル図にてご指摘されております面は、現地盤面ではなく、中詰土の天端面(中詰土上面)ということになります。
ここで申します堤体区間の現地盤面とは、設計対象標準モデル図の中段に図示されております地盤面(中詰土の下面)を指します。
よって、非対象モデル右側の図は堤内の現地盤面が引張材より上方にありますため、本プログラムの適用外となります。
 
Q1−2. 河川工事設計施工要領(北海道開発局建設部河川工事課)平成23年3月改訂版によりますと「新マニュアルによる設計法と旧設計法の2ケースについ て設計を行い〜」とありますが旧設計法の弾塑性法を用いない従前の設計法がこちらのプログラムで計算可能なのか教えてください。
A1−2.
本プログラムは「鋼矢板二重式仮締切設計マニュアル 平成13年5月」に準ずる内容となっており、“旧設計法”には対応しておりません。
 
Q1−3. タイロッドを空中に浮かす(中詰土を低く)することは可能でしょうか
A1−3.
壁体天端(中詰め天端)より上にタイ材が設置される形状条件には対応しておらず適用外ということになります。



 2.入力関連

Q2−1.

堤体幅(締切幅)はどこで入力するのか
A2−1. [形状]-[側面]画面で入力してください。
(計算実行後の[形状の決定]画面に堤体幅が表示されますが、こちらは参考値としての表示のみとなり、ここで変更することはできません)
堤体幅に関しては、目安となる数値を提示することができませんので、何回か、トライ&エラー方式で決定して頂くことになろうかと考えられます。
 
Q2−2. 土層をすべて粘性土地盤としても砂質地盤の必要安全率で照査されてしまう
A2−2.
本プログラムでは、[部材-壁体]に「根入れ照査時の地盤の評価」という計算スイッチを用意しております。
設計者のご判断にて、こちらで砂質地盤か、粘性地盤かのいずれかを設定して下さい。
 
Q2−3. 腹起し材(溝形鋼)の種類を追加する方法
A2−3. 腹起し材(溝形鋼)の種類を追加する場合は、[基準値-鋼材-腹起し(溝形鋼)]画面で追加して下さい。
その上で、計算実行後に、[腹起し材の決定]画面が表示されますので、こちらで、お考えの(使用する)鋼材番号を入力して下さい。
 
Q2−4. 鋼材の腐食を考慮した剛性の低下などは考慮できるか
A2−4. 可能です。
[部材]-[壁体]画面より、「腐食を考慮する」にチェックを入れてください。
なお、基本的には腐食による低減係数を入力していただきますが、鋼矢板の場合、鋼材種類により低減係数を自動計算することができます(Ver.4以降)
 
Q2−5. 左右の地盤高が違う場合にも対応可能か
A2−5. 可能です。
現地盤高は堤外区間、堤体区間、堤内区間で別々に定義することができます。
 
Q2−6. タイロッドの径はどこで入力するのか?
A2−6. メイン画面左側のツリーより部材-引張材/腹起し材をクリックすると表示される[引張材データ]画面にて入力してください。
 
Q2−7. 堤体内に車両を通行させる為、上載荷重を考慮したいのですがどこで入力すれば良いのでしょうか?
A2−7. 上載荷重は「検討ケース」→「常時」「地震時」の「上載荷重」にて入力してください。
 
Q2−8. 壁体の天端高さが堤内側と堤外側で違う場合にも対応可能か。
A2−8. 可能です。
[形状]-[側面]画面でそれぞれ設定することができます。
 
Q2−9. 作用させる荷重につきまして、矢板に任意で荷重を作用させることは可能でしょうか。(波力等)
任意荷重の入力方法がありましたらお教え頂けますでしょうか。
A2−9. 本製品では、分布荷重として、安定計算用、堤内側矢板用、堤外側矢板用に分けて、最大5個設定することができます。
安定計算用は、河川側→陸側の荷重なので、波圧を考慮することは可能ですが、あくまでも、滑動、転倒、円弧すべり計算までしか考慮できません。
堤内側矢板用、堤外側矢板用の分布荷重は、根入れ長計算、壁体断面力計算に考慮しますが、現時点では、外側にはらみ出す方向にしか載荷できません ので、この点において、波力を考慮することはできません。
 
Q2−10. 液状化の検討時に設定する設計用震度は、製品マニュアル(ヘルプ)をみると「必要に応じて修正することができる」とあります。
これは任意の設計用震度を入力することができるということでしょうか。また、入力可能な設計用震度に上限値はございますか。
A2−10. 基準値-設計用設定値-液状化時の設計の考え方画面にて変更可能です。
なお、液状化判定時用震度の設定可能項目は「強震地帯」、「中震地帯」、「弱震地帯」となっており、それぞれ「0.01〜9.99」が上下限値と なっています。
 
Q2−11. 中詰め土の物性値設定方法、ダイロッド材の設定方法について教えてください
A2−11. ・中詰め土
初期入力画面では代表値のみの設定となるので詳細は地層データの堤体区間にて設定ください。
・タイロッド
材質-設計用設定値-材質より材質テーブルにて設定いただき、初期入力画面にて任意の鋼材番号を設定してください。
初期入力画面では代表値のみの設定となるので詳細は部材の引張材/腹起し材画面にて設定ください。
 
Q2−12. タイロッドの1段配置と2段配置の切り替えはどこでするのでしょうか?
A2−12. 初期入力画面の側面形状グループにあります「引張材Noと設置位置」から成る表にて設定してください。
なお、段を削除する場合は「設置位置」の入力セルを選択し(点線で囲まれた状態)、Deleteキーの押下により行います。
 
Q2−13. 中詰土の静止土圧係数を変更したいのですが、何処で変更すれば良いか見つけられなかったので、教えて頂けますでしょうか
A2−13. 本プログラムでは、土圧係数の直接入力機能はありませんので、φで調整していただくようお願いいたします。
 
Q2−14. 二重締切工の設計プログラムは、土圧などは基本クーロン土圧でしょうか?
また土圧は手入力可能ですか?
A2−14. 「鋼矢板二重式仮締切設計マニュアル」に準じてクーロン土圧です。
なお、土圧の直接入力には対応しておりません。
 
Q2−15. 矢板全長(壁長)はどこで設定するのですか?
A2−15. 計算実行後に表示される[形状の決定]画面で入力してください。
必要全長は同画面で確認できます。本製品では必要全長を確認した上で決定値を入力できるように、このような仕様にしております。
 
Q2−16. 鋼矢板SY295の許容せん断応力度の初期値を83N/mm2にしている理由はなぜか
A2−16. 許容せん断応力度につきましては、照査そのものが必要かという疑問もあるかもしれませんが、道路土工 仮設構造物工指針 平成11年3月 社団法人 日本道路協会 P.48の溶接部から引用しています。同書は仮設構造物扱いですので、ここで示されている許容せん断応力度を地震時扱いと考え、常時は、1/1.5倍として扱っています。
 
Q2−17. 地層データの粘着力の増分とは何か
A2−17. 粘着力は、一定値だけでなく、深さ方向に強度が増す1次関数として入力できます。
各層上端からの距離Zの着目位置での粘着力を C=Co+k・Z で表すこととします。本画面では粘着力Co、および、粘着力増分kを入力してください。
Coは各層上端での粘着力、kは各層における深度1m当たりの粘着力の増加分k(kN/m2/m)、Zは各層上端からの距離とします。
 
Q2−18. 入力画面で不要な地層や引張材を削除したいのですが、方法が分かりません。
削除方法を教えてください。
A2−18. 削除したい地層(引張材)の入力セルを選択し(点線で囲まれた状態)、Deleteキーを押してください。
製品ヘルプの概要−UC-1共通事項−基本操作の(4)表入力の操作を併せてご確認ください。
 
Q2−19. 円弧すべり(全体安定など)の検討を行う時、計算モデルを「斜面の安定計算」データとして出力することはできるか。
A2−19. 可能です。
[計算実行]後に「円弧すべり検討結果」画面が表示されますので、同画面内にある「斜面用ファイル保存」ボタンをクリックすることで「斜面の安定計算データ(*.f8m)」を保存することができます。
 
Q2−20. 地層の入力を層厚ではなく標高で入力したい。
A2−20. 可能です。
画面上部の[オプション]-[地層入力方式]より層厚入力か標高入力かを切り替えることができます。
 
Q2−21. 鋼矢板の継手部の照査を行いたい。
A2−21. 普通鋼矢板の場合、継手部の照査が可能です。
(ハット型の場合は対応しておりません)
照査を行う場合は[部材]-[壁体]画面の「継手部の設計を行う」をONにして下さい。

継手位置につきましては、[計算実行]後の[形状決定]後(壁体全長の決定後)に[継手位置]の入力画面が表示されますので、そちらで入力して下さい。
 
Q2−22. 腹起し材の使用鋼材はどこで入力するのか
([部材]-[引張材/腹起し材]画面で腹起し材の「溝形鋼」か「H形鋼」が選択できるが、使用鋼材の入力がない)
A2−22. 計算実行後に表示される[腹起し材の決定]画面で指定して下さい。
同画面に登録されている全腹起し材の応力度結果が一覧で表示されますので、その結果を見て使用鋼材を決定することができます。
(関連:Q2−3
 
Q2−23. 各材質(壁体など)の許容応力度を変更したい。
A2−23. [基準値]-[設計用設定値]-[材質]画面より変更することができます。

 
Q2−24. [部材]-[壁体]画面にある「矢板前面の無効層厚」とはどのような場合に使用するのか。また、地層を入力した上でその層を無効層厚とした場合と、最初から無効層厚分の層を設定しない場合は何が異なるのか。
A2−24. 矢板前面の地盤の扱いについて、土は実在するが土圧を期待できるような地盤ではないと判断できる場合に、無効層厚を設定することができます。
例えば、上層の地盤がヘドロなど非常に軟弱な場合などにご利用して頂くことができると考えられます。

なお、無効層厚を設定する場合と層自体を設定しない場合とでは以下のような相違があります。

(1)地層を入力した上でその層を無効層厚とした場合
無効層の土圧は考慮されません(抵抗として作用しない)。ただし、荷重としては作用します。つまり、無効層の下層に無効層分の上載荷重が考慮されるとお考えください。
また、安定計算については無効層厚を考慮した計算とはなりません。

(2)最初から無効層厚分の層を設定しない場合
層がないので当然その分の土圧は考慮されません。この点は(1)と同様です。ただし、その分の荷重も考慮さないので、この点が(1)とは異なります。

 
Q2−25. 全体安定の検討(円弧すべり)を行う場合、最終的な円弧の中心範囲はどこで設定するのか。
A2−25. [計算実行]後に表示される「円弧すべり検討結果」画面で決定します。

同画面でマウス入力、または数値入力で格子範囲を設定し、[円弧すべり実行]ボタンをクリックして下さい。
再計算が実行され、画面内の描画領域に、設定した格子範囲による円弧が描画されますので、そちらを確認しながら最終的な円弧の中心範囲を決定することができます。

 
Q2−26. 引張材について、タイロープで設計することはできるか。
A2−26. 本製品では、引張材として[初期入力]画面でタイロッド材とタイワイヤー材のいずれかを選択することができます。
タイワイヤー材に準ずる場合はタイワイヤー材として検討可能と考えております。
なお、引張材の追加に関しましては、画面上部にあります[基準値]-[設計用設定値]-[材質]画面の「引張材」タブで追加登録が可能となっております。

 
Q2−27. 堤内側と堤外側で異なる壁体鋼材を設定することはできるか。
A2−27. [部材]-[壁体]画面で堤内側と堤外側の鋼材をそれぞれ変更することができます。材質についてもそれぞれ変更可能です。
([初期入力]画面で「堤外側矢板の照査を行う」がOFFの場合は堤外側の入力が表示されませんのでご注意ください)

 
Q2−28. 鋼矢板の有効率は変更できるか。
A2−28. [部材]-[壁体]画面で変更することができます。
なお、有効率は堤内側と堤外側で共通となります。

 
Q2−29. 壁体鋼材の自動決定機能とはどのような機能か。
A2−29. 現在の入力データについて、登録されている全ての鋼材データの中から壁体の鋼材として最適なものを自動決定する機能です。
条件を設定し、画面内の[計算実行]ボタンを押しますと、壁体鋼材を変更したトライアル計算を実行します。

通常の検討では「断面仮定 → 計算 → 結果確認(NGの場合は条件見直し)」という流れとなりますが、本機能を活用することにより検討を省力化することができます。

(関連;Q7−1

 
Q2−30. 円弧すべりの照査は本製品のみで行えるのか。
A2−30. 本製品のみで照査することができます。
[考え方]-[照査項目]画面で「円弧すべりに対する検討を行う」にチェックを入れ、[円弧すべり]画面で条件を入力して計算実行して下さい。
円弧すべりの検討に必要な形状モデルやネバーカットラインなどは全て内部生成されますので、最小限の入力で円弧すべり照査を行うことが可能です。

また、基本的な照査は本製品のみで検討することができますが、生成した「斜面の安定計算」データ(*.f8m)をエクスポートできますので、本製品からエクスポートしたデータを、「斜面の安定計算」でインポートした後に詳細な設定を行うことで、さらに高度な検討を行うこともできます。

(関連:Q2−19Q2−25

 
Q2−31. 壁体応力度照査で軸力Nに壁体の自重を作用させたい。
A2−31. [検討ケース]-[常時]画面を開き、[堤内(堤外)矢板用]タブにある「鉛直力(応力度照査用)」に入力してください。
※[地震時]なども同様です。各検討ケースごとに設定することができます。

 
Q2−32. [地層]画面の「土の水中単位重量γ'」の初期値は[初期入力]画面の「土の湿潤重量」から9.0kN/m3を差し引いた値となっているようだが、この考え方に根拠はあるか。
A2−32. 仮設指針の以下の記載に基づいております。

■仮設指針 P.28-29
「慣用法に用いる土圧を設定する場合の地下水位以下にある土の水中単位体積重量は、土の飽和状態と湿潤状態の単位体積重量の差を1.0kN/m3と想定し、土の湿潤単位体積重量から9.0kN/m3を差し引いた値を用いてよい」


 
Q2−33. 水平地盤反力係数を直接入力することはできるか。
A2−33. 可能です。
[考え方]-[照査項目]画面の「水平地盤反力係数を層ごとに入力する」をONにして、[地層データ]画面で直接入力してください。


 
Q2−34. 提内側と提外側にそれぞれ異なる上載荷重を考慮したい。
A2−34. [検討ケース]の各検討ケース編集画面で提内区間と提外区間、堤体区間それぞれ異なる上載荷重を設定することができます。


 
Q2−35. 液状化時の先端非液状化層への最小根入れ長が1.0mになっているが、この値を変更することはできるか。
A2−35. [基準値]-[設計用設定値]-[液状化時の設計の考え方]で変更することができます。

 
Q2−36. 「設計調書」ボタンを押すと「プロダクトキーが設定されていないため、設計調書を起動できません。」というメッセージが表示されて先に進めません。
A2−36. 「二重締切工の設計・3DCAD」の実行ファイル(WshutCADV4.exe)あるいはショートカットの右クリックメニューで「管理者として実行」を選んで起動してから、ファイルを開き、設計調書作成時のエラーが解消されるかご確認をお願いいたします。



 3.外力の計算関連

Q3−1.

安定計算時地盤タイプ1又は4の水圧強度の考え方について。
A3−1. 本プログラムは、「鋼矢板二重式仮締切設計マニュアル 平成13年5月 財団法人国土技術センター」に準じて開発したものです。
ご指摘の「矢板先端が砂質土の場合における安定計算時の堤外矢板に作用する先端水圧は1/2pwとしている」点につきましては、同マニュアルp.24中程に、「1.地盤タイプ1の場合、矢板先端の水圧は堤外側では堤体幅の動水勾配が生ずるために堤内側より大きくなる。ここでは、堤外側と堤内側の水位差の1/2を設定した」とあります。
この水位差に対する1/2という係数が、ご指摘の堤体水位、すなわち、残留水位を定義する際の比率(1/2)とリンクするものなのかは、現時点では当方ではわかりません。しかしながら、ここでの記述からは、計算の簡略化の意味も含めて、単に、「先端水圧は水圧pwを1/2扱いにします」という意味合いにしか、当方では解釈できませんでした。

もし、仮に、リンクするのであれば、例えば、図7.2の地盤タイプ1の記述が、現在
 残留水位:Hf=1/2Hu、
 水圧:pw=γw・Hw(マニュアルではγw・Hfと記述していますが、これは明らかにγw・Hwの誤りです)
 先端水圧:1/2pw
となっていますが、先端水圧については、γw・(Hu−Hf)と記述されるべきではないかと考えられます。

本件につきましては、今後の検討課題扱いとさせて頂きたいと考えていますが、現時点では、上記の解釈、残留水位を定義する比率とはリンクしないと判断しています。
    
Q3−2. 10mの締切を検討している中で、地層条件が砂質層と粘性土層、岩盤層と3つあった場合、それぞれ層ごとの計算は可能であるか?
A3−2. 土質条件における土質種類は砂質土と粘性土の2種類です。岩盤という選択肢はありませんし、岩盤固有の土圧計算に対応していません。そのため、岩盤については、粘性土地盤として粘着力cを大きめに評価していただくなどのモデル化で対応してください。
    
Q3−3. 傾斜地盤の考慮の有無で計算結果が変わると思うのですがそうはなりません。
受働土圧の計算値をみましたが、少しおかしいのではないかと思うのですが。
A3−3. 傾斜地盤を考慮した計算を行う場合は、側面形状画面の右下にございます『斜面の影響を考慮した受動土圧の算定を行う』にチェックを入れてください。
なお、画面ヘルプにも本件に関する記載がございますので、ご確認いただきますようお願い申し上げます。


 4.安定計算関連

Q4−1.

提外矢板の検討(常時)において水位の入力の際、なぜ提体内残留水位が提外水位よりも高い水位でなければならないのか?
A4−1. まずはじめに、外側矢板の照査が本当に必要か否かを十分ご検討ください。設計マニュアルp.21「7.1 水圧分布」では、堤内側と堤外側は同じ矢板を用いる事を標準とするとあり、照査は、条件の厳しい堤内側で行う旨の記述があります。

さて、ご質問の水位の件ですが、当方では、外側(河川側)矢板を照査する時は、河川水位が高水位状態から急激に低水位状態に変化し、堤体の残留水位が、その河川側の水位変動に追いつかず、結果的に堤体残留水位が、堤外水位より高い状態となる状況を仮定しています。このような状況で外側矢板を照査することにより、外側矢板を照査する際の外力(土圧、水圧)が、基本的に、矢板を外側に撓ませる向きに作用し、設計条件として、外力的には厳しい状況になると判断したからです。
もし、ご質問のように、内側矢板を照査する時と同様に、堤外水位>堤体残留水位とすると、外側矢板照査時の水圧は、外側矢板を堤体側に撓ます向きに作用し、堤体側から作用する土圧と、相殺する向きになると考えられます。よって、そのような条件では、逆に言うと、外側矢板を照査する必要性がなくなるものと思われます。

以上の理由により、外側矢板を照査する時の水位条件は「外側水位≦堤体内残留水位」としています。
    
Q4−2. Nr=0の場合に、支持力計算を行う方法は?
A4−2. 支持力係数Nrが、図表の領域Uに属する条件になっている場合、本プログラムでは、この領域Uについてはサポート外であるとしてメッセージを出して、計算を打ち切ります。

このような場合は、お手数ですが、[考え方|照査項目|□支持力係数の確認・修正を行う]にチェックマークをして、計算の途中で表示される支持力係数ダイアログにて、支持力係数をご自身の判断で適切に入力して対処できる仕組みにしていますのでお試し下さい。
ご自身で支持力係数を与えた場合においても、同様なメッセージが表示されますが、計算は行われていますので、結果確認ができるようになります。
    
Q4−3. 堤体内側の鋼矢板を設計する場合、背面水位は堤外と堤内の平均値(マニュアルに準拠)で設定されるが、背面水位をHWLに設定することはできるか?
A4−3. 入力の[考え方|設計方法]にて「残留水位の設定(堤外水位−堤内水位)×比率」の値を1.0にしていただくことで可能です。
    
Q4−4. 計算結果安全率が999.99となるのはなぜか
A4−4. 変形モーメント(作用モーメント)がゼロの状態を意味します。
この場合、転倒に関しては全く問題ありませんので、安全率を999.99という大きな値で表示しています。
変形モーメントがゼロになる状態とは、照査位置が比較的深い位置で、受働土圧が大きくなる状態が考えられます。
    
Q4−5. 支持力計算のエラーメッセージが表示され計算確認に進まない
A4−5. 堤体幅を広げるか決定矢板全長を長くする必要があります。
これにより当該メッセージは回避できると思いますが、場合によっては部材等の調整が必要になります。
    
Q4−6. スライス分割幅を0.8にしていますが、分割数が45個になります。
一般的にスライス幅は何を目安にするとよいのでしょうか。
A4−6. 特に目安は無く設計者様のご判断次第とはなりますが、既存スライス数の半分程度でも良いかと考えます。
なお、円弧すべりの計算はスライス分割法という手法にて行っていますので、分割数=計算精度となります。
この辺りも考慮いただきご検討ください。
    
Q4−7. 安定計算(せん断変形破壊)がNGになった。
地層や水位条件は変更できないため、その他に影響が大きい条件を教えてほしい。
A4−7. 地盤条件などが変更できない場合は、堤体幅([形状]-[側面]画面)を大きくするという方法が考えられます。
    
Q4−8. 安定計算のせん断変形破壊による照査の安全率が999.99でOKとなったが、これはどのように解釈すればよいか
A4−8. 照査は下式になりますが、条件により受働土圧モーメントが大きくなりますと、結果としてせん断変形モーメントがゼロになります。
この時、ゼロ割になるため、照査がOKとなる大きな値999.99で出力しております。
(せん断変形モーメントがないため、この場合は安全と判断して良いと考えております。計算の詳細は計算書の[検討ケース]-[安定計算]-[壁体のせん断変形破壊に対する検討]をご確認ください)

■せん断変形破壊による照査
せん断変形破壊に対する検討は以下で行われます。
Mr/Md ≧ FS
ここに、
 FS:必要安全率(1.20)
 Md:照査面におけるせん断変形モーメント(kN・m/m)
 Mr:照査面におけるせん断抵抗モーメント(kN・m/m)

この時、せん断変形モーメントMdは下式になります。
受働土圧モーメントMpが大きい場合は、ゼロ(マイナスの場合はゼロと考える)となります。

Md = Mw + Ma−Mp + Mc
ここに、
 Mw:水圧モーメント
 Ma:主働土圧モーメント
 Mp:受働土圧モーメント
 Mc:その他荷重モーメント



 5.根入れ長関連

Q5−1.

必要根入れ長の検索方法
A5−1. 本プログラムにおける必要根入れ長の検索方法は、地表面位置から下方に0.1m刻みで壁体先端位置を延ばして、仮定した位置で極限平衡法による安全率を算出し、繰り返し計算を行い、最初に必要安全率を超える位置を必要根入れ長としています。
よって、例えば、粘着力が比較的大きい地層が表層に存在する場合に、浅い位置で受働土圧が卓越し、必要安全率を満足する場合があります。しかしながら、2層目、3層目…と地層条件が変化する事により、最初に必要安全率を満足した位置よりも壁体を長くした場合に、ある地層位置では安全率が低下する事も十分考えられます。
また、二重締切工では、壁体先端の地盤種類によって、水圧分布系も異なりますので、水圧による影響も考えられます。

冒頭に申し上げましたとおり、本プログラムの必要根入れ長の検索方法では、地表面に最も近い、必要安全率を満足する位置を提示します。一般的には、この位置より壁長を長くすれば、安全率は向上するはずですが、これは、あくまでも、地層条件が殆ど一定の場合であり、変化(地層の変化)がある場合はこの限りではありません。あくまでも目安値(少なくとも、提示の必要根入れ長より短い場合はNGである)としてお考えください。
    

Q5−2.

計算を実行すると計算が最後まで終了せず、エラー報告画面に「構造系が不安定となる致命的なエラーにより検討を省略」というメッセージが表示される。どのような対策を行えばよいか。
A5−2. 弾塑性解析の場合、地盤バネが全て塑性化するなどの理由により構造系が不安定となった場合に生じます。
壁長を長くするなどの対策が有効ですが、根入れ部に厚く軟弱地盤が堆積している場合は壁長を長くしても構造体が安定せず状況が改善しない場合があります。
このような場合は地盤改良なども含めて検討する必要があります。
    

Q5−3.

根入れ長照査の安全率が砂質土と粘性土で分かれているが、互層の場合はどのように判定しているのか。
A5−3. 「鋼矢板二重式仮締切設計マニュアル 平成13年5月」などには互層の場合の明確な判定などの記載がないため、本製品では入力で切り替える必要があります。
[部材]-[壁体]画面の「根入れ照査時の地盤の評価」で砂質地盤か粘性地盤かを選択してください。

(関連:Q2−2.
    

Q5−4.

砂質土の単一層で必要根入れ長が非常に短くなったが、どのような理由が考えられるか。
A5−4. 条件によりますが、砂質土の場合で粘着力が設定されていると、主働土圧が小さくなり、結果として根入れ長が短くなる場合があります。
(粘着力の値によってはマイナスとなる場合もあります。プログラムではマイナスの土圧はそのまま扱わず、マイナスの場合は土圧ゼロで補正されます)
計算書の外力表を確認し、土質種類や土質パラメータが意図した通りに設定されているかご確認ください。
    

Q5−5.

必要根入れ長を満たす決定長としたが、根入れ照査がNGとなった。
このような状況は有り得るのか。また、有り得るとしたらどのような理由によるものか教えてほしい。
A5−5. 状況としては有り得ます。
プログラムでは、土留め壁の長さを掘削底面より1.0cmずつ伸ばして、安全率を満足する必要長さを検索します。
この時、多層地盤の場合はある層を堺に側圧の状況が大きく変わる場合があります。
根入れ先端がある層にある場合にOKとなる場合(必要根入れの計算はここで打ち切られます)でも、根入れ長を更に長くして層が変わり、側圧分布が「受働<主働」となる場合は、この受動側圧と主働側圧のバランスにより、結果として、必要根入れを満たす決定根入れ長で安全率がNGとなる状況が生じます。
上記のような理由で、地盤条件により、プログラムが提示している必要根入れ長より長くした場合でも、安全率を確保できない場合がありますことはご理解下さい。
申し訳ありませんが、このような場合の最終的な決定根入れにつきましては設計者様のご判断でお願いいたします。



 6.断面力、変位、反力関連

Q6−1.

上段タイ材反力がゼロとなるのはなぜ?
A6−1. 引張材の反力は、引張材をバネ支点とし、弾塑性解析から得られる支点反力です。
2段タイの構造モデルの場合、極端な場合(地盤バネが全部塑性化するなど)には、タイ材2箇所と矢板先端を支点とする2径間連続はりモデルになります。中央の支点が2段目のタイ材位置ということなります。このような場合、2段目引張材位置と矢板先端までのスパンが長いと、解析結果の変位状況にも見られる通り、2段目引張材位置と矢板先端区間で壁体が大きく外側にはらみ、2段目より上では、内側に変位するような変形になると考えられます。

恐らく、引張材のバネ特性として、引張に対しては無効(このあたりの考え方は入力画面のヘルプ参照)と考えますので、1段目が内側に変位(引張材として圧縮状態になり、機能せずに撓む状態)していることから、無効扱いとなり、反力はゼロとなります。ですから、解析モデル的は、結果的に、2段目引張材位置と矢板先端を支点とし、2段目より上が張り出している、いわゆる張出モデルに近い状況になっていると考えられます。
恐らく、設計マニュアルP.193の解析結果(表2.2 常時の高水時)も、このような状況で、上段のタイ反力がゼロで記述されているものと考えられます。よって、反力がゼロで評価されることは、十分考えられることだと思います。

計算上は反力が0となってしまいますが、実際にどのように運用するかという部分につきましては、当社では判断がつきかねますので、発注者様と協議されるなど、設計者様側のご判断でお願い致します。

上段タイロッドの反力がゼロになるメカニズムは弊社ホームページをご覧下さい。

 http://www.forum8.co.jp/topic/up67-p19.htm
■ Up&Coming No.67 '07 新緑の号 (2007.5.1) サポートトピックスより
    
Q6−2. 堤体幅を変更すると矢板の曲げ応力度が変化する。曲げ応力度の算定に堤体幅が関係するのか?
A6−2. 二重締切工の断面力、変位、反力計算は、弾塑性法で行います。この時、タイ材はバネ支点として構造モデル化します。
タイ材のバネ値は、ヘルプの[計算理論及び照査の方法-矢板断面力の計算-弾塑性解析時の断面力算定モデル]に記載の通り、堤体幅Bを使用します。よって、構造解析モデルのバネ支点強度に堤体幅が影響し(異なる支点条件になる)、結果的に、断面力が異なり、矢板応力に差が生じることになります。
    
Q6−3. 二重締切の設計マニュアルでは、堤内側をみて照査することになっていると思うのですが、堤外側を堤内側と長さを変えて、そちらの判定を見る計算できますでしょうか
A6−3. 堤外側、堤内側の壁長はそれぞれ設定いただけますが、安定計算を照査する根入れ先端面は、矢板長の短い方、すなわち、矢板先端位置が浅い方を根入 れ先端面としています。これは、せん断変形破壊照査の抵抗モーメントMspの計算において、堤内側矢板と堤外側矢板の小さい方の値を2倍するとい う考え方になっていることから、両者が等しく抵抗する範囲を前提としているものと解釈し、両側にきちんと壁体がある範囲、すなわち、短い方の矢板 先端からを安定計算の照査開始面としております。

根入れ先端の深い方の位置で、安定計算の照査を行いたい場合は、一時的に、堤内側と堤外側矢板の全長を長い(先端の深い)方に等しくするか、堤外 側矢板の照査をしないとして、堤内側矢板の全長を長い方にするなどで、計算を実行すれば、検討はできますので、状況に応じてお試しください。
    
Q6−4. 弾塑性法に用いる地盤バネの値について
A6−4. 弾塑性法では、地盤バネを集中バネ扱いにしませんと制御が非常に難しくなります。
そのため、本プログラムでは集中バネ化を行っています。
    
Q6−5. 引張バネ特性「有効」時の計算については、タイ材に働く圧縮方向の力を引張方向の力と見なして、タイ材の応力度を計算しているという理解で宜しいでしょうか
A6−5. お考えのとおりです。
    
Q6−6. 矢板の変位計算の理論について、教えて頂けますでしょうか
A6−6. 構造解析プログラムであります、当社FRAME(面内)を用いており、計算理論としましては微小変形理論となります。



 7.壁体応力度関連

Q7−1.

登録されている全ての壁体鋼材について、一覧で壁体応力度照査結果を確認することはできないか。
A7−1. Ver.4で壁体鋼材の自動決定機能を追加しました。
本機能を利用しますと、現在設定されている条件で全ての壁体鋼材の照査結果を確認することができます。
(全鋼材について計算し、その中から照査が全てOKとなるような鋼材を選定する機能です)

メイン画面の左側のメニューの下方に「壁体鋼材自動決定」ボタンがありますので、そちらからご利用ください。
(地層などの条件はすでに入力されている条件を利用しますので、本機能を利用する前に設定されている必要があります)
    
Q7−2. 壁体応力度照査に壁体自重は考慮されているか。
A7−2. されておりません。
考慮する場合は、[検討ケース]-[常時]画面を開き、[堤内(堤外)矢板用]タブにある「鉛直力(応力度照査用)」に入力してください。

(関連:Q2−31
    



 8.引張材関連

Q8−1.

矢板の前面と背面を固定する部材(タイロッド)を検討することはできますでしょうか
A8−1. 検討は可能です。
詳しくは、製品ヘルプの[計算及び照査の方法]-[引張材の設計]をご覧いただきますようお願い申し上げます。
    
Q8−2. 鋼矢板2重式仮締切設計マニュアルP.63の記載ではタイ材の計算時、ネジ部を考慮した純断面積で照査するとなっております。
現在のVerでのタイ材の計算時、外径大面積で計算しております。
マニュアルと異なるのではないでしょうか?
A8−2. 鋼矢板二重式仮締切設計マニュアルのP.163では、タイロッドφ46(mm)に対して、タイ材の有効断面積A=π/4×0.046^2として計算されております。
こちらを参考といたしまして、本プログラムでは入力の【引張材/腹起し材】内の「使用鋼材直径(mm)」からタイ材の有効断面積Aを算出しております。
    
Q8−3. タイワイヤーの許容荷重はどのように決定されたのか?
A8−3. メーカーのカタログ類から引用しています。
タイワイヤは、「http://www.se-kankyobosai.jp/catalog/pdf/tie.pdf」を参考にしています。
本プログラムの初期値に、検討されたい製品が無い場合は、[基準値]-[設計用設定値]-[材質]画面で変更、登録してください。



 9.腹起し関連

Q9−1.

ソフトでの腹起し材の選択可能な最小部材は[150ですが、鋼矢板二重式仮締切設計マニュアルの計算例P195において、腹起しは2[125×65×6×8とあります。
なぜ150より小さい腹起こしを選択出来ないのでしょうか。最小部材の規定などがあるのでしょうか。
A9−1. 仮設シリーズの開発において、基本的には、道路土工「仮設構造物工指針」をメイン基準としております。
ご指摘の箇所の出典根拠も上記基準になります。[125×65×6×8を使用できないという理由はありません。上記基準にご質問の鋼材が掲載されていない事に依ります。
お手数ですが、[基準値-鋼材-腹起し材(溝形鋼)]にて、ご使用されたい鋼材を追加して対処いただきますようお願い申し上げます。

Q9−2. 「鋼矢板二重式仮締切設計マニュアル 平成13年5月」に腹起しの曲げモーメントの計算式が2つ(M = T・L/10, M = T・L/4)記載されているが切り替えることはできるか。
A9−2. [部材]-[引張材/腹起し材]画面で変更することができます。
設計マニュアルでは「引張材を支点とした3径間連続梁として腹起しをモデル化できる場合の曲げモーメントはM = T・L/10、
それ以外の場合はM = T・L/4となる」と記載されております。



 10.遮水効果関連



11.排水量の計算関連



 12.その他

Q12−1.

Possible_Virusの検知について。
A12−1. 弊社の『斜面の安定計算』または『二重締切工の設計計算 Ver.3』の2製品に含まれている「slp_cnt.dll」がトレンド社の『ウィルスバスター』のウィルス検索時に『possible_virus”は不正な活動を行う疑いのあるPE型ファイル、ワーム型ファイルを発見する時の表示メッセージです。』と検知されて隔離されてしまう症状が2004年3月24日より発覚しております。
これは、ウイルス検索エンジン7.000において、不審な挙動のあるWindows上の実行ファイルを検知した場合、「Possible_Virus」という名前で検出する現象でございます。ただし、この検出はあくまでも「疑い」であり、「possible_virus」の発見が報告された場合には、実際にウイルスコードが含まれているのか否かを確認する必要があります。
そのため、弊社が同日該当するファイルをトレンド社に送付しましたところ、ウィルスコードが含まれていないことが確認され、2004年3月25日トレンド社より修正されたパターンファイル837 (1.837.00)が更新されております。こちらのパターンファイルですと検知いたしませんので、これまでに検知されて隔離されてしまったお客様は、最新バージョンにアップデートしていただきますようお願い致します。パターンファイルのアップデート後は、念のため隔離されたファイルを戻すのではなく、該当製品をアンインストールして再度インストールしていただきますよう重ねてお願い申し上げます。
 
Q12−2. ソフトの起動時に「すべり面取得用作業領域が作成できません」というメッセージが表示される
A12−2. 下記に示す「Temp」フォルダ(この直下に「NormalGenSlipFace」or「EQ」というフォルダがあることを確認してください)を削除して、正常に起動するかお試しください。
 C:\Documents and Settings\(ユーザ名)\Local Settings\Temp\Temp
    
Q12−3. 材質テーブルの鋼矢板の許容曲げ応力度、許容せん断応力度の標準値の根拠は?
A12−3. 許容曲げ応力度は、鋼矢板二重式仮締切設計マニュアル 平成13年5月 (財)国土技術研究センター 山海堂 P.11に示されています。
許容せん断応力度につきましては、照査そのものが必要かという疑問もあるかもしれませんが、道路土工 仮設構造物工指針 平成11年3月 社団法人 日本道路協会 P.48の溶接部から引用しています。同書は仮設構造物扱いですので、ここで示されている許容せん断応力度を地震時扱いと考え、常時は、1/1.5倍しています。
これに拠りがたい場合は、設計者のご判断にて、適宜、変更して下さい。
    
Q12−4. 「二重締切工の設計 Ver1.00.01」を用いて設計を行っていますが、計算書途中の表が改ページのところで途切れ、次ページに表示されません
A12−4. 本件は、Ver.1.05.00にて修正を行っております。
最新版へ更新いただき、改善されるかどうかご確認ください。
なお、2013.10.18現在の最新バージョンは、Version.1.5.1となっております。
    
Q12−5. マクロデータ分析とはどの様な機能ですか?
A12−5. 設計値の妥当性評価を指し、短時間かつ効率的に設計不具合を防ぐ事を説明としたチェック機能です。
設計諸元である指標と設計によって算出される構造規模を表す主要な数量(設計値)との関係を用いて、設計審査におけるマクロチェックを行い、設計 値の妥当性を評価します。
本プログラムでは、縦軸に『目的変数』を横軸に『説明変数』をとったグラフにて、過去の設計事例(設計値)を母数群として現在の設計値との関係を 示します。
このグラフ上には、前出の母数群から導き出した回帰直線を描画しますので、過去の設計事例(設計値)と現在の設計値との関係を即座に確認する事が 可能となっています。
    
Q12−6. 計算エラーが出ますが意味がよくわかりません.
-----------------
エラー報告(計算状況一覧)
[土質ブロック]:堤内−No.1の座標データが正しくありません。
土質ブロックを構成する格点が直線上にある場合、重複して設定されていないか確認してください。
------------------
A12−6. 法面付き掘削形状で、堤内側マウンド幅が0(ゼロ)のとき、ご指摘のメッセージが表示されます。
入力の下限値が0.0となっておりますところ、誠に申し訳ございませんがマウンド幅には微小な値(0.001など)を設定いただきますようお願い いたします。
    
Q12−7. 計算実行しますと、
水位位置>壁体天端になっています。
水位位置は、壁体天端以下でなければなりません。
壁体天端より上に水位がある状態は適用外です。
なるメッセージが表示されます。壁体天端とは鋼矢板天端と考えてよろしいのでしょうか。
A12−7. 検討ケースで設定している「堤体残留水位 RWL」が壁体天端を超えていることに依ります。
なお、堤外側矢板を照査する場合は、堤外側水位 LWL < 堤内残留水位 RWLとしてください。
    
Q12−8. 製品を起動した際、画面の中央に二重締切ソフトのロゴマークみたいなものだけが現れ、入力データ画面が出てきません
A12−8. 本件はVer.3.1.2で修正しておりますが、レジストリ情報の問題ですので、Ver.3.1.2よりも前のバージョンをインストールしたことのあるPCではVer.3.1.2においても同じ現象が発生します。

お手数ではございますが、キー操作によるウィンドウの移動を行ってください。
※こちらの操作方法は、Windowsの標準仕様となっております。


【キー操作によるウィンドウの移動】
1)「二重締切工の設計・3DCAD Ver.3」を起動し、メイン画面が消えるところまで操作します。
2)タスクバー上の「二重締切工の設計・3DCAD Ver.3」のボタンを押した状態とします。このとき、アクティブウィンドウとなっております。
または、Alt+Tabキーにて開く“タスク切り替えウィンドウ”にて、「二重締切工の設計・3DCAD Ver.3」が選択された状態(アクティブウィンドウ)にして下さい。異なる場合は、Altキーを押したまま、Tabキーにて1つずつ切り替え、“二重締切工の設計Ver.3”と表示されるアイコンを選択してください。
3)Alt+スペースキーを押します。
※この操作は、画面上には変化がない場合もございますが、アクティブウィンドウのシステムメニューを開く操作となります。
4)Mキーを押します。
※この操作で、アクティブウィンドウのシステムメニュー内の“移動”を実行し、ウィンドウ移動モードとします。
※マウスカーソルが十字カーソルに変化した場合、ウィンドウ移動モードになった事を示します。
5)矢印キー(→・←・↑・↓)のいずれか1つを押してください。
※この段階でキーまたはマウスでのウィンドウ移動モードとなります。
6)マウスにてウィンドウ位置を決めてください。
※マウスポインタがウィンドウ上部中央をロックした状態で、移動位置決定待ち状態となっております。マウス左クリックの位置で決定されます。
    
Q12−9. 3Dモデルの表示方法を変更することはできますか
A12−9. 可能です。
塗りつぶし、ワイヤーフレーム、テクスチャ表示に対応しております。
3Dモデルを右クリックで表示されるメニューから変更してください。
    
Q12−10. 鋼管矢板の場合、[部材]-[壁体]画面で継手幅は入力できるが、継手管の径などは変更できるか。
A12−10. [基準値]-[図面生成条件]の「鋼管矢板」画面より、径、厚、単位質量が変更できます。
(なお、本入力は平面図の作図などに反映され、計算には影響しません)
    
Q12−11. [柱状図]を深度表示ではなく標高表示としたい
A12−11. 入力の[柱状図]画面の[書式]タブに「作図項目の指定」があります。
「標高」にチェックを入れていただきますと、標高が表示されます。
(「深度」や「層厚」などを同時に表示することもできます)
    
Q12−12. Ver.4で3堤体の3D描画に対応したが、3堤体の場合でもVer.3以前のような1堤体での描画はできるか
A12−12. 可能です。
画面上部にある[オプション]-[表示項目の設定]-[色]画面より、「3堤体の描画」の「する/しない」を切り替えることができます。
Ver.3以前と同等の描画にするには「しない」を選択して下さい。
    
Q12−13. 柱状図を作成したい。
A12−13. [考え方]-[照査項目]にある「柱状図の作成を行う」にチェックを入れてください。
メニューに[柱状図]が表示されますので、そちらの画面で必要な入力を行ってください。





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