Q3−1. |
操作としては、平面図と縦断図とを一括で作成できるのか? |
A3−1. |
はい、その通りです。
本システムでは、平面図(下水道管網)をインプットとして流量計算を行い、縦断設計を行います。
(デフォルトでのプログラムでの自動計算結果に対して、縦断図単位で適宜インバート等を固定値として設計変更を行う流れです。)
つまり、平面の設計変更は常に縦断設計に反映され、更に縦断路線単位で管底高や縦断勾配等の修正設計を行うことができます。 |
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Q3−2. |
縦断図のみ作成することは可能か? |
A3−2. |
本システムは基本的に、流量計算結果をベースに縦断図を生成する仕様であり、基本的には、お問い合せのような流量計算を割愛した縦断図のみの作成を行う場合に際しても、ダミーの流量計算を行う必要があります。
縦断図のみの作図に際しては、下記の要領で始終点管底高を直接数値入力した条件で流量計算を行うことにより、縦断図の作図が可能です。
操作手順:
- AutoCADまたはCSVファイルから管網平面をiPipeにインポートする。
- 「管網」モードでテーブルビューウィンドウにて始終点管底高を直接数値入力する。
- 計算実行する。
- 「縦断」モードで適宜、施工区分や縦断テーブル等の設定を行う。
- 「環境設定-縦断作図条件,縦断作図項目」にて作図条件の設定を行う。
- 「縦断」モードに戻り、縦断プレビューで縦断図を確認する。
- 「図面-縦断図作図」にて縦断図をAutoCADに出力する。
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Q3−3. |
パイプラインは50mピッチでナンバー側点をふる必要があるが、iPipeはこのナンバリングに対応できるか? |
A3−3. |
はい、可能です。
AutoCADから、管路をインポートする際にAutoCADのコマンドライン上で、そのままEnterを押す(下記A)か、パイプラインのピッチを入力してEnterを押す(下記B)により、パイプラインの分割を任意に行えます。
(A) 「概算設計用基準分割長さ」設定でEnterを押します。
(B) 「概算設計用基準分割長さ」設定で「50」を入力しEnterを押します。
更に、分割してインポートした管路のナンバリングにつきましても、デフォルトではマンホール間の基本管路のみ前衛文字(例えばA-)付きで表記し、50mピッチで分割した管路については前衛文字(例えばA-)が非表記となりますが、ナンバリングのルールにつきましても、前衛文字の追加や枝番(例えば-2)の追加や、管路の順序につきましても「上流から下流側」と「下流から上流側」等任意に変更することが可能です。 |
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Q3−4. |
人孔や仮設ケーシングなどの構造図についての作図機能などはあるのか? |
A3−4. |
本システムでは、ライブラリとして任意の構造物を登録できます(本システム上で任意に作成や、CAD図面の取り込み)。
このライブラリにより、下水管及びマンホール以外の水理計算には関係しない任意の構造物を図面に反映させることもできます。 |