Ver. |
日付 |
内 容 |
2.01.02
↓
(Ver.3)
3.00.00 |
'08.03.10 |
■プログラムの機能追加
1.道路橋示方書に準拠した最小鉄筋量の照査に対応しました。照査する項目は以下の通りです。
・道路橋示方書IIIコンクリート橋編
Ast≧0.0015Ac
Ast≧0.005bd
・道路橋示方書IV下部構造編 1.7M≦Mc , Mc≦Mu
Ast≧0.008Ac
Ast≧L・(500 mm2/m)
断面計算オプションV3のライセンスが必要です。
2.ファイバー要素でモデル化した鋼製部材をひずみで照査する機能を強化しました。部分係数を用いた照査フォーマット、結果画面の追加、レポート出力に対応しました。この機能は「鋼橋の耐震・制震設計ガイドライン」(宇佐美勉編著・日本鋼構造協会編、2006年9月1日、技報堂)に準拠しています。
動的・非線形解析オプションV2のライセンスが必要です。
3.要素別Rayleigh減衰に対応しました。質量マトリクスに乗じる係数αと剛性マトリクスに乗じる係数βを要素や支点に個別に与えることができます。
動的・非線形解析オプションV2のライセンスが必要です。
4.複数ファイルを連続実行する「UC-win/FRAME(3D)Calculation Tool」を追加しました。f3dファイルが多数あるときに、それらを順番に「読み込み・計算実行・結果保存」を行うことが可能です。
※ツールは、[スタート]メニューの「すべてのプログラム|Forum 8|UC-win/FRAME(3D)|ツール」(WindowsXPの場合)から起動できます。詳しくはツールに添付しているヘルプをご覧ください。
UC-win/FRAME(3D) V3のライセンスが必要です。
5.国際的な鋼構造の業界標準ファイル形式と言われているSDNF(= Steel Detailing
Neutral File)ファイルのインポート/エクスポート機能を追加しました。MultiSUITE
Software社の鋼構造CAD製品「MultiSTEEL」と相互に連動が可能です。
UC-win/FRAME(3D) V3のライセンスが必要です。
6.形鋼データベースを大幅に整理し拡張を行いました。JIS2006、デザインデータブック2001/2006の主要な種類及び一部の鋼鉄メーカー製の形鋼に対応しました。
7.道路橋示方書に規定されている鉄筋の許容引張応力度「活荷重および衝撃以外の主荷重(SD295/SD345:100N/mm2)」を追加しました。これにより上部構造部材や下部構造はり部材に対する許容曲げ応力度の照査が可能です。
8.「バイリニア対称+正負方向」(曲線を持たない移動硬化則)を鉄筋ヒステリシス、鋼板ヒステリシス、PC鋼材ヒステリシスに追加しました。
9.収束しないことを許す回数を入力するオプションを設けました。これにより、入力した回数までは収束しなくても計算を続行し、それを超えた時点で計算を中断させることができます。
10.地震波の線形補間機能に対応しました。ただし、細かい積分時間間隔を入力すると結果データが膨大になるので、必要な場合にご利用ください。
■プログラムの機能改善
1.節点数の多い大規模モデルでの固有値解析の計算速度を大幅に改善しました。
2.バンド幅の最適化処理を改善しました。
3.数値計算ライブラリMKL ( = Math Kernel Library、インテル(株) )をVer
5からVer 10へ更新しました。
4.要素や支点に与える減衰定数を各ランに個別に与えることができるようにしました。
5.せん断補強筋の照査を改善しました。荷重や部材の状態に応じて鉄筋の許容応力度を自動的に判別します。
6.せん断有効高さの算出方法を改善しました。従来の算出方法の「図心」と「中立軸」を廃止して、新たに「dの算出」を設けました。「dの算出」では、「圧縮縁から鋼材図心までの距離をd」とするように簡略化し、鋼材図心を求めるために対象となる鋼材の範囲を指定するようにしました。
7.二軸曲げ応力度計算の収束を改善しました。計算方法を大幅に見直し、荷重状態によっては収束しない場合があった問題を解消することができ、安定した解を得るようになりました。同時に、計算時間も約3倍以上短縮しました。部材数や荷重ケースが多い場合にはこの改善効果がみられると思います。
8.鋼材ヒステリシスのMPモデル(Menogotto-Pintoモデル)でBauschinger効果を表すパラメータRbのa1,a2を入力できるようになりました。
9.M-φ応答履歴のグラフに許容曲率の線を表示するようにしました。
10.荷重テーブル画面で、死荷重に関するベクトル値を単位ベクトルで表示するようにしました。
11.M−φ特性の値をレポート出力に表形式で出力するようにしました。
12.ランを計算しないと設定した場合に平均荷重ケースを削除していましたが削除しないように改善しました。この結果、平均荷重ケースに設定されている残留変位の照査や抽出キーの設定情報が消失することがなくなりました。
13.メイン画面の固有値解析のモード図で、節点の大きさの変更や節点を表示していない状態に応じてレポート出力も連動するようにしました。
14.f3dファイルを結果付きで保存する際に、保存先の空き容量が不足する場合は、その旨をメッセージに表示するようにしました。
15.PC鋼材のデータベースに以下の新しいデータを追加しました。
SWPR7B-12T13(B)
SWPR7B-12T15(B)
16.活荷重計算結果をメイン画面でみるとき、影響線に載荷している活荷重位置を表す矢印の大きさがモデルによって大きすぎる場合がありましたので改善しました。
17.i端とj端に異なる断面を割り当てるときに、図形の頂点を自動的に関連付けるようにしました。これに伴い、「断面指定ウィザード|頂点の関連付け」ページを削除しました。
■プログラムの不具合修正
<入出力画面>
1.新規に作成したばね要素を複数選択して要素座標系の向きを変更しようとすると、入力どおりに設定されないことがありました。
2.「荷重ケースの編集画面|シーケンスタブ」で地震波の角度にカーソルがある場合に「Delete」キーを押すと、シーケンス荷重が削除されていました。
3.ファイバー要素の結果画面の履歴図でアニメーションをさせると、ランが黒色の時では履歴が白色で重なるため、背景と同化して履歴が見えなくなっていました。ランを作成する際のデフォルトの色を紫色に変更しました。
4.アウトライン「任意形状」で作成した2つの断面が互換性のある場合でも、「断面指定ウィザード|頂点の関連付け」でエラーが発生して正しく設定されていませんでした。
5.部材荷重の編集画面でアクションを「並進荷重」から「モーメント」に変更したときに単位が「並進荷重」のままでした。
6.部材の編集画面の荷重ケースタブで曲率の照査にチェックをつけた時、チェックをつけていない部材に対しても照査一覧画面で曲率の照査がされる場合がありました。
7.加速度ファイル(*.acc)を読み込んだ場合に、1ステップ多く表示されることがありました。
<計算>
1.曲げ応力度の計算で、収束しない場合がありました。
2.せん断応力度の計算で、エラーが生じる場合がありました。
<レポート出力>
1.レポート出力の「照査一覧|せん断耐力の照査」でSucとSusの説明が反対になっていました。正しくは「Suc=ウェブ圧壊耐力
Sus=斜引張破壊に対する耐力」でした。
2.せん断耐力の計算に用いるM0の計算で、PC鋼材が含まれている断面の場合は、σceを含めた式と関係するパラメータを印字するようにしました。
■ヘルプ、サンプル
1.Windows Vistaに対応するためにヘルプ形式をHtmlヘルプに変更しました。
2.機能追加、改善に伴い、ヘルプ全体を整理・見直しました。
3.サンプルファイル「SteelPier-ConcFilled-JSSC.f3d」を追加しました。「鋼橋の耐震・制震設計ガイドライン」(宇佐美勉編著・日本鋼構造協会編、2006年9月1日、技報堂)のコンクリート部分充填鋼製橋脚の計算例を参考にしています。
4.サンプルファイル「BoxCulvert_MinReoCheck.f3d」を追加しました。道路橋示方書IIIコンクリート橋編、道路橋示方書IV下部構造編に準拠した最小鉄筋量の照査事例です。 |
3.00.00
↓
3.00.01 |
'08.05.02 |
■プログラムの機能改善
1.「減衰定数と固有値解析」画面の「減衰パラメータ表」タブ内にある左側表で、CtrlキーやSiftキーを押しながら複数の行を選択できるように改善しました。
2.「減衰定数と固有値解析」画面の「減衰パラメータ表」タブ内にある3Dモデルで、要素をクリックして選択したとき同時に左側表も選択された状態になりますが、行数が多いと隠れてしまい、選択されていることがわかりませんでした。これを改善するために、自動的にスクロールする機能を設けました。
3.「減衰定数と固有値解析」画面の「減衰パラメータ表」タブ内にある3Dモデルで、要素を複数選択したとき、左側表ではハイライト表示しています。その色をメイン画面のシンプルエディタと同じように統一しました。
4.「減衰定数と固有値解析」画面の「減衰パラメータ表」タブ内にある左側表で表示している要素の種類を以下のように細かく分類しました。
(旧) ・要素 ・支点
(新) ・部材 ・剛体要素 ・ばね要素 ・支点
5.「減衰定数と固有値解析」画面の「減衰パラメータ表」タブの左側表の上にある「Rayleigh減衰用パラメータ」、「要素別剛性比例型用パラメータ」の呼称を
Rayleigh型の時:「減衰定数とRayleigh型の設定」
要素別剛性比例型の時:「減衰定数と要素別剛性比例型の設定」
に変更しました。
6.メイン画面で部材、支点、ばね要素を(複数)選択して、減衰定数を入力できるように改善しました。右クリックメニューから「減衰パラメータ」を実行して呼び出します。
7.固有値解析のデフォルトの振動数を10Hzから20Hzに変更しました。
8.固有値解析画面の名称を「減衰定数と固有値解析」に変更しました。
9.「要素別減衰パラメータ設定画面」の名称を「減衰パラメータ」に変更しました。
10.節点荷重を定義するときのベクトルの名称を「グローバル、ローカル」から「全体座標系、要素座標系」に変更しました。これに伴い、レポート出力も当該箇所を変更しました。
11.レポート設定画面「入力データ|ばね特性」を実行すると、印刷プレビューでは、3つ目のばね特性のタイトルがページ内の下部に残っていたので、次のページにタイトルがくるよう移動しました。
12.レポート設定画面「入力データ|断面(詳細)|(断面名称)|せん断計算オプション」を実行すると、印刷プレビューでは、「zp(+)」と表示されていたので「zp(+Myp)」のように符号の意味を明示するようにしました。
13.レポート設定画面「入力データ|断面(詳細)|(断面名称)|配置データ」を実行すると、印刷プレビューでは、数値断面の並進方向と回転方向の入力データが印字されていませんでした。
14.レポート出力の「断面計算|標準出力|詳細|曲げ結果書式|曲げ耐力の照査」で、準拠基準を表示するようにしました。
15.レポート出力で、減衰定数が編集モードでも出力されるようになりました。「入力データタブ|モデルタブ」の「減衰パラメータ」にチェックを入れてレポート出力を行ってください。
16.断面の準拠基準を「JH二集(タイプU)」として横拘束材料を指定した後に、他の準拠基準に変更した場合、その横拘束材料が計算上不要でも削除することが出来ませんでした。この理由は、計算上不要でも従属関係を保持したままだったからです。準拠基準を変更して不要になった場合は、その関係を削除するかどうかを確認するメッセージを出すようにしました。
17.ばね要素の編集画面から呼び出すばね特性を選択する画面に「Spring Definition
file」というボタンがありました。このボタンは不要なので削除しました。
18.レポート出力画面の右側タブ「断面計算標準出力|応力度・耐力等(照査)」にある出力荷重ケース選択「検討部材ごとの最も不利な荷重ケースの出力」や「着目点ごとの最も不利な荷重ケースの出力」は、モデル設定で設定された「ラン」や「平均荷重」に依存しています。このことがわかりやすいように、「検討部材ごとの最も不利な荷重ケースの出力(ランから)」「検討部材ごとの最も不利な荷重ケースの出力(平均荷重から)」と明示するようにしました。
19.固有値解析画面の要素別減衰パラメータタブは「減衰パラメータ表」タブに名称を変更しました。
20.弊社製品「橋脚の設計」「震度算出(支承設計)」「UC-Bridge Ver7」からエクスポートしたf3dファイルには、支点の減衰に関するデータ(粘性減衰係数算出用振動数の選択タイプ、振動数)が不足している場合があります。これらの製品では不要なデータなので保存されていないのですが、UC-win/FRAME(3D)のデータとしては不完全です。UC-
win/FRAME(3D)で読み込む時にデフォルト値で補完するように改善しました。
■プログラムの不具合修正
<入出力画面>
1.UC-Bridgeから*.f3dファイルをエクスポートし、それをUC-win/FRAME(3D)
で読み込んで、UC-win/Section形式(*.rc2)でエクスポートする時にエラーが発生していました。
2.ばね特性を作成し、「タイプ|カテゴリー」でトリリニア非対称を選択した時の「詳細」が「弾性梁」となっていました。正しくは「弾性」でした。
3.結果モードのメイン画面で、3Dモデルに対して「変位図表示+ソリッド表示+材料色表示」の設定をして表示させようとするとエラーが発生していました。
4.Ver.1.02.00で作成された「*.f3d」ファイルをVer.3.00.00で開くことが出来ませんでした。
5.限界状態設計法の照査一覧でランの行の照査結果の表示が間違っていました。この不具合は、表示上の問題であり、計算そのものには影響しません。
6.「荷重ケースの編集画面|限界状態荷重ケース・タブ」において、照査しないためにチェックをオフとしても、照査一覧では結果が表示されていました。
7.節点の結果画面とばね要素の結果画面でヘルプのボタンが一部隠れていました。
8.結果付きで名前を付けて保存する時に、保存先にすでに同じ名称のファイルがあると、エラーメッセージが表示されて結果付きデータが正しく保存されませんでした。
9.幾何学的特性を「大変位」としたデータで、「メインメニュー|表示|1:1表示」にチェックが付いている解析(ラン)では、固有値解析の結果がレポートに出力されていませんでした。
10.所属グループの編集画面で日本語のグループ名称が文字化けしていました。
11.ケース載荷のモデルを計算させて、計算に失敗した場合に結果モードになってしまうことがありました。これが原因で、「右クリック|部材の編集」などを選択すると、エラーが発生していました。ケース載荷のモデルで、計算に失敗する荷重ケースが1つでも存在するときは結果モードにならないように修正しました
。
12.動的非線形解析オプションのライセンスがVer.1の時は「減衰定数と固有値解析」画面の「減衰パラメータ表」タブでは個別に設定できないはずですが、設定が可能になっていました。個別に設定できないように変更しました。
13.固有値解析画面の詳細タブで翻訳漏れがありました。
誤:Calculated value
正:計算値
14.節点の結果画面で・並進変位ベクトル、回転変位ベクトル、数値結果の表示の各ボタンが正しく表示されていませんでした。
15.コンクリートヒステリシスで「カテゴリー」を「Hosikuma」、「詳細」を「堺-川島」として、横拘束材料を「なし」とした場合、ヒステリシスの骨格形状が三角形となって形が正しく表示されていませんでした。この不具合は表示上の問題であり、計算そのものには影響しません。
16.旧データ(Ver 2.01.02以前)を読み込む時は、せん断関連の入力データである斜引張鉄筋に鉄筋材料を新規に割り当てます。このとき、新たに追加する鉄筋名称が旧データと同じ名称となっていました。自動的に追加する鉄筋材料は、既存の名称と重複しないようにしました。
17.結果モードで荷重ケースの編集画面を開いてキャンセルした後に、メイン画面の地震波タブ内に移動して地震波をダブルクリックするとAccess
violationエラーが発生していました。
18.互換性がある2つの断面を部材i端とj端に設定してソリッド表示させた時にソリッドが表示されない場合がありました。ソリッド表示が壊れている場合は死荷重も正しく自動算出されません。原因は断面作成時にアウトライン図形を配置する順番がi端とj端とで逆転していたためでした。順番が逆転していても正しく認識するようにしました。
19.計算後にばね要素を選択し、「右クリックメニュー|時刻歴結果をレポートに追加(抽出キー依存)」の後に出る表示に誤りがありました。
誤:時刻歴結果をレポートに追加(抽出キー依存)
正:全てのランを個別に出力
20.結果付きで保存したデータに部材の変位データ情報が正しく保存されていませんでした。そのため、その結果付きデータを読み込むと、部材の変位図が抜けて表示されていました。
21.鋼製部材のひずみ照査として指定したグループ内に、異なる断面を持つ部材があるときに出る警告に誤りがありました。
誤:「鋼製部材のひずみ照査のためのグループにファイバー要素が含まれていません。」
正:「鋼製部材のひずみ照査に指定されているグループ内に、異なる断面を持つ部材があります。」
<計算>
1.固有値解析画面の詳細タブにある[ファイバー要素への適用方法] のCAMSをチェックオフとした場合の粘性減衰の処理が誤っていました。鉄筋コンクリート部材をファイバー要素でモデル化してCAMSをチェックオフとした場合は、鉄筋だけに粘性減衰が作用することとしています。このとき、対象となる鉄筋ヒステリシスの種類は「F3D」と「COM3」となっていました。「バイリニア」「トリリニア」は対象外となっていました。同様に、粘性減衰を作用させる鋼板ヒステリシスの種類は「F3D」だけであり、それ以外の「バイリニア」「トリリニア」は対象外となっていました。全ての鉄筋ヒステリシスと全ての鋼板ヒステリシスに対して、粘性減衰が作用するように修正しました。この不具合は、Ver
2.01.00で一度修正されていましたが、Ver 3.00.00で再発しました。
2.モデルの境界条件を「支点なし+分布ばね」としても計算可能ですが、分布ばねの設定によっては不安定構造になります。不安定構造の場合には計算を続行しないようにすべきですが、実際にはリストインデックスエラーが発生していました。
3.曲げ耐力の「Mumin<M<Mumax」の照査で、部材に生じた断面力Mzp,Mypが完全に0とならず-7乗のオーダーになっているときに、照査が正しく計算されない不具合がありました。
4.照査一覧の曲げ耐力の照査結果(Mumin<M<Mumax)で計算に不具合があり、照査が正しく行われないことがありました。
<レポート出力>
1.鋼製部材のひずみ照査を設定したモデルを計算後、レポート設定画面の「フレーム計算」タブを開くと、「標準出力」に「鋼製部材のひずみ照査」の設定が表示されることがありました。
2.「断面計算|標準出力|詳細|曲げ結果書式|曲げ耐力の照査」で、照査の形式で出力されていませんでした。
3.「断面計算|標準出力|詳細|曲げ結果書式|曲げ耐力の照査」で、準拠基準が「JH二集(タイプI)」の時はCFRPの情報が表示されていますが、「JH二集(タイプII)」の時は表示されていませんでした。
4.「フレーム計算タブ|固有値解析」にある「Each Element Property」が英語のままでした。正しくは「減衰パラメータ表」です。
5.「固有値解析結果|一覧、及び詳細」でCAMSにチェックがない時の説明文が正確ではありませんでした。下記表現に修正しました。一覧:「しない」のときは、コンクリートには作用させません。それ以外の材料には作用します。詳細:コンクリートには作用させません。それ以外の材料には作用します。
6.モデル設定で「平均荷重から」を選択して解析を行い、レポート設定画面の断面計算標準出力タブで「応力度・耐力等(詳細)」を選択した後、「着目点ごとの最も不利な荷重ケースの出力」を指定してプレビューすると、エラーが発生していました。
7.「断面計算標準出力|応力度・耐力等(一覧)」で左側ツリーの「断面計算|標準出力|一覧」に出てくる「終局モーメント」は表現が間違っていました。正しくは「曲げ耐力」です。
8.モデル設定で「最小鉄筋量を計算する」とし、荷重ケースの編集画面の組合せ荷重ケースで「照査:なし」とした解析では、計算後にレポート出力ボタンを押すとエラーが発生していました。
9.部材を選択して右クリック「M-φ要素・ファイバー要素の結果」で画面を呼び出し、画面左のランリストでランを一つずつ選択して、「ヒステリシス結果詳細をレポートに出力」としたときのレポート出力が誤っていました。複数のランの結果があっても常に最初にレポートへ追加ランだけが出力されていました。追加されたランの結果を全て出力するように修正しました。
10.曲げひび割れ幅の算出式に誤りがありました。
誤:K215/(f'ck/20)+0.7
正:K2=15/(f'c+20)+0.7
11.i端とj端に異なる断面を割り当てた部材の中間に着目点を配置したモデルを計算させてレポート出力を実行するとAccess
violationエラーが発生していました。
12.ツール
「言語とプロテクトキーの設定」において、ライセンスが「ネットワーク」となっている時に、UC-
win/FRAME(3D)Calculation Toolが起動できませんでした。
■ヘルプ、サンプル
1.サンプルファイル「SteelPier-ConcFilled-JSSC.f3d」を更新しました。
2.下記トピックを追加しました。
「目的別ガイド|減衰定数等の設定を行うには」
「参考資料およびサンプルデータ|単柱式鋼製橋脚(充填有)の例」 |
3.00.01
↓
3.00.02 |
'08.05.20 |
■プログラムの機能改善
1.断面に対して曲げ計算用準拠基準を"なし"以外のいずれかに設定すると、必ず「応力度・耐力等の照査用パラメータ」が自動的にセットされて横拘束材料と断面要素とに従属関係が成立していました。このため、横拘束材料を直ぐに削除することができませんでした。曲げ計算用準拠基準を選択したときの「応力度・耐力等の照査用パラメータ」のデフォルト設定を各基準毎にセットするようにして、不要な横拘束材料の従属関係ができないように改善しました。
■プログラムの不具合修正
<入出力画面>
1.3Dモデル内で線要素の追加ができなくなっていました。この不具合は、Ver
3.00.01のみ生じます。
2.3Dモデル内でばね要素の追加ができなくなっていました。この不具合は、Ver
3.00.01のみ生じます。
3.3Dモデル内で線要素の追加コマンドを実行したとき、メイン画面下部に表示されるメッセージに誤りがありました。
誤:部材の追加:連絡先を選択してください。(ESCで、キャンセル)
正:線要素の追加:終点となる節点を選択してください。(ESCで、キャンセル)。
4.断面の準拠基準を何度か変更していると「Access violation」エラーが発生していました。
5.Windows Vistaにおいて、「部材の分割」画面で日本語文字が正しく表示されていませんでした。
6.メイン画面左側の節点表や部材表で、名称を大文字から小文字に変更(あるいはその逆)してもその名称変更を正しく認識していませんでした。他のタブに移動した後に元のタブに戻ると変更が反映されておらず、大文字と小文字の変更が元に戻っていました。
7.限界状態設計用パラメータの設定画面のプレビューの中の係数 "k1 f'cd"が正しく表示されていませんでした。
<レポート出力>
1.レポート出力「標準出力(抽出荷重ケース)」で抽出された組合せ荷重ケースの名称欄が狭く、一部省略されていました。 |
3.00.02
↓
3.00.03 |
'08.10.14 |
■プログラムの機能改善
1.荷重ケースの編集画面のシーケンス荷重タブにある地震波の選択ボタンを「絵」から「ボタン」に変更しました。
2.限界状態設計法のレポート出力「総合表書式」において、「曲げひび割れ幅の検討を省力して良いかどうか」の判定結果を追加し
ました。
3.限界状態設計法のレポート出力「総合表書式」において、曲げに関する使用限界状態の照査結果を整理しました。
4.無筋コンクリートの断面に対する入力データのレポート出力「断面データ(詳細)」において、全面積「0」と表示していました
が、全断面の面積が「0」のように誤解を招くので、「鋼材全断面積」と明示するようにしました。
5.入力データのレポート出力「断面(一覧)」に「せん断弾性係数」と「線膨張係数」を追加しました。
6.レポート出力の「結果|標準出力|応力度計算」で曲げ照査の項目に表示される「圧縮縁から中立軸」、照査一覧の断面詳細結果
で表示される「圧縮縁〜中立軸の距離」を、ヘルプの「断面計算での符号と座標系」の記述内容に合うように、それぞれ「中立軸から圧縮縁」、「中立軸〜圧縮
縁の距離」と表示するようにしました。
7.レポート出力において、固有値解析の結果と抽出キーによる抽出結果とが同じページに混在していましたので、改ページを入れて
分離しました。
8.レポート出力では、たとえば、「δzl」の添え字は下付きにして出力していました。下付き文字は小さく出力されるのでこれを
廃止して、通常の文字として出力するように変更しました。
9.鋼部材のみで作成された断面の許容曲げ応力度照査が、「荷重ケースの編集画面」で「σsa用の荷重種類」を指定しないと表示
されていなかったので、「σsa用の荷重種類」を「なし」としても照査を表示するようにしました。
10.ランをコピーする時に、「固有値解析と減衰定数画面|減衰パラメータ表タブ」の減衰定数の値もコピーするようにしました。
11.部材の編集画面のカッティングタブでα、βに大きな角度が入力されていると、3次元ソリッド形状が壊れてしまい、体積や重
量の算出にも影響するので、与えられた角度が大きすぎる時はエラーメッセージを表示するようにしました。
12.「節点荷重の編集」画面と「部材荷重の編集」画面のベクトルの列幅が広すぎて、複数の節点名称や部材名称がある場合にはみ
出す場合がありました。ベクトルの列幅を小さくして、調整しました。
13. 強制変位を載荷したシーケンス載荷モデルで、強制変位の載荷方向の支点条件を「固定」としていない場合にも「固定」を促す警告メッセージを表示するように
しました。ケース載荷の場合はこのメッセージは表示されていました。
■プログラムの不具合修正
<入出力画面>
1.ばね特性を自動生成するM−θモデルを計算させたときに『[エラー]入力xmlファイルC:\Documents
and Settings\(ユーザ名)\Local Settings\Temp\in.xmlを作成できません』が生じることがありました。このエラーの原因は、自動生成したM−θ関係が正常に定義できな
いためなので、このことがわかるようにエラーメッセージを変更しました。
2.「減衰定数と固有値解析」画面の「一覧」タブにある列「表示するモード」では、選択肢の一つが「なし」となっていました。正
しくは「全て表示」でした。
3.「断面の編集」画面にある準拠基準を変更するためのボタンのヒント(ボタン説明のために表にでてくる機能)が「断面情報の表
示/非表示」となっていました。正しくは、「準拠基準の参照/変更」でした。
4.「残留変位の編集」画面で残留変位の名称をコピーしてOKを押すとエラーが発生していました。
5.モデルを計算させ、損傷図を表示させてステップを選択し、「部材の結果」画面を開くと、1ステップ目の結果が表示されていま
した。選択したステップの結果を表示するように修正しました。
6.断面から作成したばね特性で「タイプ|カテゴリ」を「静的」とすると「θy、θu」と表示されていました。正しくは「φy、
φu」です。
7.鉄筋材料を新規に追加したときに、メイン画面「材料」タブに表示されるイメージ図やその中の降伏点「345N/mm2」等の
表示が正しくない場合がありました。
8.断面を0.1m×0.1mなどの小さな寸法で作成して部材に割り当てたモデルの支点反力が間違っていました。
9.「鋼製部材のひずみ照査の設定」画面でランがまだ設定されていないモデルを計算させた後に名前を付けて保存を行うと、「エ
ラー:この操作を正しく終了しました」と表示され、保存前のデータが消えていました。
10.計算後にメイン画面「断面力」タブ内から「部材の編集」画面を呼び出して「荷重ケース」タブ内にある「φ/φy0」に
チェックを入れ、OKボタンを押して次の部材を呼び出そうとすると、「無効なクラス型タイプキャスト」というエラーが発生していました。
11.シーケンス荷重リストに動的荷重が2つ以上定義されているとき、固定支点には入力加速度波形そのものが表示されるはずです
が、「節点の時刻歴結果」画面の「絶対加速度」の表とグラフは正しく表示されていませんでした。フレーム計算そのものは正しく計算されています。
12.鋼板とコンクリートを含んだ断面の断面諸量と断面計算オプションでベースとなる断面要素を「鋼板」とした時に一度画面を閉
じて、再び画面を開くと、ヤング率がコンクリートの値に変更されていました。ただし、この不具合は計算には影響が少ないと考えています。理由は、部材剛性
を作成するときは、
「ヤング係数×断面二次モーメント」
「せん断弾性係数×ねじり定数」
とするので、剛性の値としては変化がないためです。
13.ばね特性「テトラリニア+緩衝装置」において、許容変位がδ2以上でなければならない制限がありました。本来は隙間量
(Gap)以上の値でしたので修正しました。
14.ばね特性「テトラリニア+緩衝装置」を作成してOKボタンを押し、ばね特性画面を閉じた後、再びばね特性画面を開くと、
δ2がグレー表示となって入力不可になっていました。
15.断面作成ウィザードを使用して、コンクリートの材料指定を30Mpaから24Mpaに変更して断面を作成すると、材料タブ
で既に存在していたコンクリート材料「30Mpa」が削除されていました。
16.「照査一覧|ばね要素の照査タブ」でばね要素の詳細結果画面を開いた時の抽出キーによる最大値・最小値のステップと、ばね
要素の抽出結果画面での最大値・最小値のステップ数が異なる場合があったので、修正しました。
17.モデルを計算後、「変位図と損傷判定」ボタンを押し、「材料色表示」ボタンを選択すると、損傷の色が黒色になっていまし
た。
18.「視点位置の編集画面」でヘルプでは「被写体位置(m)」となっているところが画面上では「カメラ位置(m)」となってい
ましたので修正しました。
<計算>
1.鋼断面でi端j端の断面が異なる変断面の場合、死荷重の自動算出処理が正しくありませんでした。
2.曲げ耐力の「Mumin<M<Mumax」の照査で、部材に生じた断面力Mzp,Mypが完全に0となっていないときに
(極めて微小な値のとき)、照査が正しく計算されない不具合がありました。本件はVer.3.00.01で一度修正していましたが、修正が完全でなく、同
様の現象が再発していました。
3.モデル設定が「線形+シーケンス載荷」で、温度荷重を含む組合せ荷重ケースを作成して、それをランに利用すると、そのラン
の結果が正しく計算されていませんでした。モデル設定が「非線形+シーケンス載荷」のときはこの問題は生じません。
<レポート出力>
1.レポート設定画面の「フレーム計算タブ|標準出力タブ」の「断面力図のスケール調整」で「荷重ケース毎に独立」にチェック
を入れてプレビューを押すとエラーが発生していました。
2.限界状態設計法の総合表書式のタイプを「書式2」としてレポート出力したときに、使用限界状態の照査におけるコンクリート
の曲げ圧縮応力度のチェック結果の数値が、出力項目を「計算書」とした時と「総合表」とした時とで異なっていました。総合表書式では「曲げひび割れ幅の検
討を省略してよいかどうかの判定」と「制限値による照査」とが混在していたため、これを別々に表示するようにしました。
3.鉄筋と鋼板の許容応力度が、メイン画面の「照査一覧」では正しく表示されていますが、レポート出力では誤った許容値が出力
されていました。
4.「荷重ケースの編集|抽出荷重ケース」で、一番最初の抽出荷重ケースに設定された抽出キーの数が二番目以降よりも少ない場
合に、計算後のレポート設定画面で断面力をレポート出力しようとするとエラーが発生していました。また、メイン画面の断面力タブを選択したときにも同様の
エラーが発生していました。
5.複数のランを持つモデルを計算中に最初のランを途中で破棄し、残りのランを全て計算した後、レポート設定画面の左側ツリー
で「断面力」にチェックを入れてプレビューボタンを押すと、プログラムが操作できなくなっていました。
6.M-φ要素だけが設定された複数のランを持つモデルを計算させて、「右クリックメニュー|M−φ要素・ファイバー要素の結
果をレポートに追加」を実行し、レポート出力を行うと、全てのランの図が出力されていませんでした。
7.レポート出力「入力データ|入力荷重ケース|組合せ荷重ケース」で「全体割増」、「部分割増」と表示されるべき箇所が「安
全係数」と表示されていました。
8.限界状態設計法の計算書出力で、永久荷重時と設計荷重時の曲げひび割れ幅の値が逆に表示されていました。
■ヘルプ、サンプル
1.「目的別ガイド|曲率による照査を行うには」において、「M−φ特性〜リスト一覧〜
を作成します。または断面〜M−φ特性、M−θ特性〜 で[M−φ特性を自動的に生成する]をチェックオンにします。」という説明が間違っていました。正しくは「M−φ特性〜リスト一覧〜
を作成します。または断面〜M−φ特性、M−θ特性〜 で[M-φ特性の作成と編集]ボタンを選択します。」です。
2.「操作方法|解析条件|モデル設定(フレーム計算用)|[収束しない場合の設定]」において、「チェック"オフ"とした場
合は、収束しないステップを何回まで許すかを指定してください」という説明文が間違っていました。正しくは「チェック"オン"とした場合は、収束しないス
テップを何回まで許すかを指定してください」です。 |
3.00.03
↓
3.00.04 |
'09.05.29 |
■プログラムの機能改善
1.道示Wの許容せん断応力度の照査結果に関するレポート(断面計算標準出力-詳細)に、以下の内容を追加しました。
- τm照査用のτa1(Ce Cpt CN Cdc考慮)
- τm照査用許容割増(τa1、τa2用)
- Aw算出用のτa1(Ce Cpt CN Cdc考慮)
- Aw算出用のSc
- Aw算出用のSp
- Aw算出用のσsa(Cds考慮)
2.入力データのレポート出力において、ばね特性の「ばね値」が表形式で出力できるようになりました。
3.レポート出力(断面計算標準出力-詳細)において、「せん断応力度」の名称を以下のように準拠基準によって区別するように改善しました。
・道示Wの場合:「許容せん断応力度」
・土工指針の場合:「平均せん断応力度」
4.道示Wと土工指針の許容せん断応力度の照査について、せん断照査項目中にある不要な係数を表示しないように変更しました。
5.強制変位モデルを計算すると、製品のインストールフォルダに「Frame3dLp.txt」が自動作成されていましたが、作成しないよう改善しました。
6.分布ばね部材には温度荷重を積荷することができませんので、計算するとメイン画面下部に「分布ばね剛性をもつ部材には温度荷重を載荷できません」というメッセージが表示されるよう修正しました。
7.「オプション|システムオプション」の「作業フォルダの設定」で、パス名を直接入力できるように修正しました。
■プログラムの不具合修正
<入出力画面>
1.「支点条件の設定」画面のマトリクス入力で、編集可/編集不可の状態が正しく機能していない不具合を修正しました。
2.30GB程度の非常に大きなサイズの結果付きファイルを読み込んだ時にエラーが発生していた問題を修正しました。
3.UC-Win/Section(.rc2)形式でエクスポートする際に、最小鉄筋量の設定に関するデータが正しく保存されていない不具合を修正しました。この不具合が原因で、.rcファイルを読み込んだ時に「断面照査結果タブ」を選択するとエラーが発生していました。
4.「断面|断面諸量と断面計算オプション|Mu,My0タブ」で、「初降伏ひずみの値と発生位置」にある材料項目を選択したまま「リストの追加」ボタンをクリックすると「読み込み違反」が発生していた問題を修正しました。
5.PC鋼材が断面のコンクリート要素の外側に配置されていると、「断面詳細結果画面」で斜引張破壊に対する耐力の照査結果を確認した際に、PC鋼材の引張力のせん断力作用方向の分力Spに関しての情報が表示されていませんでした。
6.「照査一覧|ばね要素の照査タブ」で、すべての照査結果がOKと判定されているのに、画面左上に誤ってNGと表示されてしまう不具合を修正しました。
7.M-φ要素及びファイバー要素の「部材の断面結果」について、誤解を与えてしまう表記となってましたので表現を変更しました。
誤 i端側節点 / j端側節点
正 i端側 / j端側
8.名前が長い断面をコピーした時に「イメージの置き換えができません」というエラーが発生していた問題を修正しました。
9.「モデル|減衰定数と固有値解析」で固有値解析ボタンを押した時、解析結果が無い時には「固有値解析結果がありません。入力データを確認してください」というメッセージを表示するよう修正しました。
10. 断面に「曲げ計算用準拠基準」が設定されているときは、その断面を用いたM−φ特性の「降伏点の処理」スイッチを変更することができませんでした。しかし、断面の「曲げ計算用準拠基準」を変更するとそのスイッチも変更することがあるので、そのスイッチを変更可能なようにしました。
11.2つの部材を選択して「部材の結果」を表示しようとすると、モデルによっては「Y
Axis is not defined in coord system」というエラーが発生してしまう不具合を修正しました。
12.「活荷重の定義画面」の「単位重量の積荷位置」にある「適用/リセットボタン」の大きさを整えました。
13.断面の「曲げ計算用準拠基準」を変更するときに表示される確認画面で、コンクリート要素と横拘束材料との従属関係を解除した後、横拘束材料を削除すると、断面のコンクリート要素を編集しようとするタイミングでエラーが発生する不具合を修正しました。
14.「荷重ケースの編集|基本荷重ケースタブ」にある「σsaの荷重種類」が正常に保存されない不具合を修正しました。
15.「断面|断面諸量と断面計算オプション|せん断タブ」を選択すると「Integer
overflow」というエラーが表示されていました。この不具合は、Windows APIの不具合に起因するもので、別のAPIを使用することにより問題を回避するように修正しました。Windows
Vista Business-Edition固有の問題です。
16.Windows Vistaでは、「モデル|減衰定数と固有値解析|一覧タブ」で、タイトルが正しく表示されていませんでした。正しくは「ランリスト」です。
17.「モデル|減衰定数と固有値解析|要素別減衰パラメータタブ」で、プレビューボタンが正しく表示されていませんでした。
18.「照査一覧|ばね要素の照査」で、抽出キーがABS(絶対値)と設定されているときの判定結果が正しくありませんでした。
19.「照査一覧|応力度・耐力等の照査」で曲げ耐力の照査において、部材の結果を示す行に、正しいランの結果が表示されない場合がありました。
20.旧バージョン(たとえばVer 1.05.01)でi端とj端に異なる断面を割り当てたデータを読み込んだときに、メイン画面モデル図のソリッド表示が表示されなくなることがある不具合を修正しました。
21.「荷重ケースの編集|ランタブ」から呼び出す「抽出対象キーの編集」画面の説明文に誤りがありました。
誤 抽出なし→最小(MIN)→最大(MAX)→最大最小(MAX/MIN)→絶対値の最大(ABS)
正 抽出なし→最小(MIN)→最大(MAX)→最大最小(MAX/MIN)→絶対値の最大(ABS)→全て(MAX/MIN/ABS)
22.計算実行後に、ばね要素を選択して「右クリック|ばね要素の時刻歴結果をレポートに追加」を選択後、再び「ばね要素の時刻歴結果をレポートに追加」という表示が出ていました。正しくは「全てのランを個別に出力」です。
23.「レポート設定|フレーム計算タブ|画面出力タブ|時刻歴結果(ばね要素)」の設定箇所に、文字が正しく表示されていない箇所がありました。
24.計算実行後に、断面タブで数値断面の一覧表示にしたときに画面がスクロールしない不具合を修正しました。
25.Windows Vistaの場合、「部材の編集|着目点タブ」にある文字が正しく表示されていませんでした。
26.シーケンス荷重ケースに、プレストレス荷重を含む組合せ荷重ケースと含まない荷重ケースが混在している場合、計算時にエラーが発生する不具合を修正しました。
27.部材の結果画面で、モデル図内の断面力などの数値が逆さまに表示される不具合を修正しました。
<レポート出力>
1.FRP貼付けのある断面の入力データをレポートで確認すると、FRPに関するデータが正しく表示されていませんでした。
2.レポート出力「結果|標準出力|詳細|曲げ結果書式|応力度計算」のせん断照査項目において、誤字がありました。
@誤 tanγ
正 tanβ + tanγ
A誤 せん断補強鉄筋量
正 斜引張鉄筋量
3.メイン画面で「視点位置の保存」を行いモデル図をレポート出力すると、レポートのモデル図が表示されなくなる不具合を修正しました。
4.断面計算標準出力のレポートで、せん断耐力照査(一覧)の結果レポートをプレビューする際に、エラーが発生することがありました。
5.「部材の結果画面」から「レポートに追加」ボタンで追加したレポートが、正しく表示されていませんでした。
6.「断面|断面諸量と断面計算オプション|断面諸元一覧」の「線膨張係数」を任意設定しても、レポート出力ではデフォルトの値が出力されてしまう不具合を修正しました。
7.照査一覧での抽出判定を「ランから」として、Runと平均の抽出キーが異なる時に曲げ応力度の断面計算結果をレポート出力するとエラーが発生する不具合を修正しました。
8.レポート出力「入力データ|断面データ|断面定数と断面計算オプション」で、誤字がありました。
誤 線要素の位置
正 骨組み線の位置
9.せん断耐力照査結果のレポートで、「断面詳細結果画面」の「プレビューボタン」で出力したレポートと、「レポートに追加ボタン」で出力したレポートの内容が異なるという不具合を修正しました。
10.「ヒステリシス」の入力データの出力レポートにおいて、ヒステリシスタイプが「鉄筋」及び「PC鋼材」を選択した時に、E2の値が異なっている不具合を修正しました。また、Bauschinger効果の「a1、a2」の値がレポート出力されていなかった問題を修正しました。併せて、カテゴリーを「バイリニア」に選択した時に、ε2とσ2の値を表示しないようにしました。
■ヘルプ、サンプル
1.「操作方法|断面計算|断面力(1)〜リスト一覧〜」において、「断面力の符号のうち、軸力は引張を正として表示されています。」の説明が間違っていました。正しくは「断面力の符号のうち、軸力は圧縮を正として表示されています。」でした。
2.「操作方法|解析条件|固有値解析と減衰マトリクスの設定」の「ファイバー要素への適用方法」について<ヒント>を追加しました。
3.「操作方法|モデル作成|材料(3)〜材料データベース〜」のコンクリートに関する記述で、「コンクリートの設計基準強度が35N/mm2のときの許容せん断応力度(道示IV)は・・・」の説明が間違っていました。正しくは
「コンクリートの設計基準強度が35N/mm2以上のときの許容せん断応力度(道示IV)は・・・」です。
4.「操作方法|モデル作成|断面計算の入力(4)〜せん断(オプション)〜」の「斜引張鉄筋」項目中に「断面を取り囲むようなスターラップの例」についての図を追加しました。
5.「操作方法|モデル作成|限界状態設計の入力(4)〜せん断〜」の「スターラップ・タブ」項目中に、「断面を取り囲むようなスターラップの例」についての図を追加しました。
6.「操作方法|断面計算|断面計算結果(4)〜照査一覧(曲げ耐力)〜」において、「道路橋示方書V耐震設計編p.174、(1)-1)-ii)、最小鉄筋量」の説明が間違っていました。正しくは「道路橋示方書W下部構造編p.174、(1)-1)-ii)、最小鉄筋量」でした。
7.下記のようにサンプルファイルを修正しました。
Bluebook_SteelBridge_Longitudinal.f3d
Bluebook_SteelBridge_Transverse.f3d
は、M−φ要素の減衰定数が0.05になっている部材がありましたので0.02に変更しました。また、ファイル読込時の警告メッセージがでないように重要でない入力データ変更を行い、Ver
3.00.01で保存しました。
8.下記のようにサンプルファイルを修正しました。
BlueBookSteelBridge_TypeII_Mphi.f3d
BlueBookSteelBridge_TypeII_Mtheta.f3d
PCMemberWithT-Section_Static_InPlane.f3d
PCMemberWithT-Section_Static_OutPlane.f3d
を、ファイル読込時の警告メッセージがでないように重要でない入力データ変更を行い、Ver
3.00.01で保存しました。 |