3Dフォーラムレポート |
Vol.2 |
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三次元映像のフォーラム |
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三次元映像のフォーラム第116回研究会 「三次元映像技術の将来展望」
三次元映像のフォーラム第116回研究会「三次元映像技術とその先端的応用」は、2016年7月30日、フォーラムエイト東京本社セミナールームにて開催されました。
今回は3Dフォーラム設立30周年記念として開催され、代表幹事の佐藤誠氏によるハプティックデバイスSPIDAR-Iの展示も行いました。
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■ハプティックデバイスSPIDAR-Iの操作体験の様子 |
■代表幹事挨拶 「3DCGの黎明期:フォーラム当時を振り返る」 佐藤 誠 氏(東京工業大学名誉教授) |
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フォーラム発足当初の状況や、3D関連の展示会での出展事例、また、同氏が開発してきたハプティックデバイスSPIDARの進歩について紹介しました。 |
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■特別講演 「3Dフォーラム30年の歩み:トピックスより」 桑山 哲郎 氏(千葉大学) |
3Dフォーラム30年の歩みについて、フォーラム結成の経緯や目論見、実績、芸術、医療、産業などの幅広い実績を紹介。3Dフォーラムの今後の活動、役割を述べられました。 |
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■講演1 「究極の3D画像を求めて」 石川 洵 氏(石川光学造形研究所) |
3D画像表現方法として誕生したホログラフは、映像装置の進歩により衰退の途をたどっています。このような背景のもと、ホログラフの将来性について事例やアイディアなどを紹介しながら解説しました。 |
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■講演2 「特殊映像のアーカイブ問題」 大口 孝之 氏 (映像技術研究家)
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マルチディスプレイや、飛び出す映画など、過去に多数存在した特殊映像をアーカイブする際の課題と解決策について紹介しました。技術的な課題についてはHMD等で対処できるが、権利問題が支障となるケースも多いとのことでした。 |
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■講演3 「CADからVRへの展開」 松田 克巳(フォーラムエイト執行役員) |
3Dフォーラムと同じく30周年を迎えるフォーラムエイトの創業からの歴史について、土木設計とCAD、VRの展開を中心に紹介。CADも手書きが最上とされていた時代があったことや、フォーラムエイトが2000年にUC-win/Roadをリリースし、3DVRの設計への導入にいち早く取り組んできたことなどについて説明しました。 |
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■パネルディスカッション 「3Dの将来を考える」 座長:桑山 哲朗 氏
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講演者全員とこれまでの3Dフォーラム関係者によるHMDが相次いでリリースされることから、今年はVR元年といわれている現状について、過去にも何度か発生した”VR元年”を振り返りながら議論がかわされました。重すぎる点を指摘し長時間の使用には向かないため一過性のブームとなるという意見や、起爆剤となるコンテンツの充実が必須という意見などが聞かれました。 |
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(Up&Coming '16 秋の号掲載) |
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