AP-INFORMATION-8 便利ソフト情報
●翻訳ソフト |
現在FORUM8では、弊社取り扱い製品の海外版のカタログ、ユーザガイド、また海外製品のLocalizationに伴う翻訳作業の効率化のため富士通株式会社のALTAS、LOGO
VISTA社のコリャ英和!一発翻訳、株式会社ジャストシステムのDr.Mouseといった複数の翻訳ソフトを併用しています。
翻訳ソフトの選び方において重要な点を挙げると、下記の通りです。
1. |
高精度の辞書ツールが搭載されていること。登録が大量に一括でできる機能や、単語の意味、文法の情報を付加できる登録機能があれば、なお良い。 |
2. |
翻訳後に、再度文章を修正するのが第一条件ですが、出力される訳文が一定レベルを満たしていること。 |
3. |
大量な文章でも、フリーズせずに一度に処理する能力があること。 |
4. |
処理スピードが速いこと。 |
5. |
MS Office(ワード、エクセル)、Adobe PDFへのアドイン機能が備わっていること。
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6. |
英文と日本文を比較できる対訳データベース機能が搭載されていること。 |
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ただし、翻訳ソフトを購入して、直ちに精度の高い翻訳結果を得られるとは限りません。翻訳ソフトは、自動的に品詞を区別し、その並びから文全体の構造を解析し、同時に訳語の候補を挙げ、その後、訳語をつなぎ合わせて訳文を組み立てるといった作業を行います。この時、英語の構文を日本語の構文にうまく移し変えることができれば、自然で読みやすい訳になりますが、この移し変えが適切に行われなかった場合、翻訳者が文章を1つ1つ読み直し、修正しなければなりません。
翻訳ソフトは一般的に長文を嫌うので、訳語のつなぎ合わせがうまくいかない場合は、文章そのものを短くしてしまいます。このような問題を解決するには、単語登録機能や例文登録機能を使用して、購入した翻訳ソフトを少しづつカスタマイズしていく必要があります。翻訳ソフトを何度も使いこむことにより、専門的で、目的に見合った翻訳ができるようになるのです。よって数時間使っただけでは翻訳ソフトの利点を感じることができないでしょう。
言葉は生き物ですので、厳密に文法的に解釈しただけでは解決できない場合が多々あります。言い回しを少し変えるたけで、印象が大きく変わったりするので、翻訳ソフトに依存し過ぎてはいけません。最終的には、翻訳者の、翻訳内容を正確に表現する能力、読みやすい文章を構成する能力にかかっているといっても過言ではないでしょう。
また、フリーで利用できるインターネット翻訳(web翻訳)ですが、弊社で利用するサイトは、情報漏えいの防止のためSSL(暗号化)通信に対応したサイトのみを使用するように心がけています。インターネット翻訳は手軽で便利ではありますが、専門性や単語登録数といった面では、翻訳ソフトの方が優れていると言えるでしょう。
今後もFORUM8では、クオリティの高いカタログ、ユーザガイドの翻訳、またLocalizationを継続して行うために日々翻訳の改善をしながら、ユーザの皆様に高い評価をいただけるよう、努力をしていきたいと思います。 |
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▲コリャ英和!一発翻訳での翻訳例 |
参考リンク
コリャ英和!一発翻訳 (LOGO VISTA社) : http://www.logovista.co.jp/
ATLAS V14 (富士通株式会社) : http://software.fujitsu.com/jp/atlas/
Dr.Mouse (株式会社ジャストシステム): http://www.justsystems.com/jp/drmouse/ |
※社名、製品名は一般に各社の登録商標または商標です。
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(Up&Coming '08 秋の号掲載)
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