AP-INFORMATION-11 便利ソフト情報
●オンラインソフト・ランキング |
最近は分野を問わず、フリーソフトであってもシェアウェア並の機能を備えたソフトも多く、Webブラウザ用の拡張ツールバーのように、利便性を高めるための補助ツール的なものも豊富に出回っており、「ソフトウェアをダウンロードして使用する」といった機会が増えてきているかと思われます。今回は、Vector社(http://www.vector.co.jp/)ソフトウェア2008年ベストオンラインソフトランキングで発表されたもののうちから数点ご紹介いたします。
■ALToolbar (1.13 beta1) http://www.altools.jp/
「ALToolbar」は、Microsoft社の InternetExproler(以下、IE)用のツールバー型アドオンプログラムで、ALToolsから無償で公開されています。
機能としては、マウスジェスチャの追加、マウスオーバーした英単語の日本語訳をポップアップ表示する機能、Webページのキャプチャ、Webページ内のフラッシュの動作を制限する機能などが挙げられます。また、これらの機能はツールバー上のボタンによりON/OFFを切り替えることができるため、閲覧するページに合わせて利用する機能を素早く選択することが可能です。
■AKI黒板Nx http://akiroom.com/
「AKI黒板Nx」とは、秋山博紀(AKI)氏によって作成したペイントソフトで、「黒板へのチョークによる描画」を忠実に再現したものです。チョーク描写時のかすれなどに特に拘っており、一見その「黒板」の再現性に特化したようにも見える同ソフトですが、プレゼンテーションツールとして利用することも可能です。AKI黒板Nxでは、複数のページを切り替えて表示する機能や画面を保存する機能もあり、これを利用することで簡易的なプレゼンテーションを行うこともできます。
元々のデスクトップ領域に線や文字を描写するといったことはできませんが、例えば弊社でも利用しているAethra社のテレビ会議システム(http://www.aethra.co.jp/)と組み合わせて画面を共有することで、ネットワークを介しての講義や会議にも利用できるでしょう。
■RamPhantom3 http://www.iodata.jp/
RamPhantom3はシェアウェアの仮想RAMディスク作成ソフトで、物理メモリの一部をRAMディスクとして利用し、そこに割り当てたファイルの読み書きを高速化するというものです。RAMはハードディスクのようにヘッダの移動などがない分読み書きが高速であるため、頻繁に読み書きが行われるテンポラリ領域などに割り当てることでアプリケーションの動作を高速化させることが可能です。またOSでは管理できないメモリ領域にRAMディスクと割り当てることもできます。ただし、最近ハードディスクに変わる記憶媒体として注目されているSSD(Solid State Disc)と違い、揮発性のメモリを利用するため電源供給が絶たれるとデータが消えてしまいます。これの対策として、RamPhantom3ではOS終了時にデータをハードディスクに退避させ、次回起動時に再度RAMディスクに書き戻すしているため、データ量によっては起動からRAMディスク利用までに若干の時間を要することがあります。しかしながら、SSDよりも安価でハードウェアの環境移行も不要なため手軽にSSDのような効果を体感することができると考えられます。
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▲ALToolbar設定画面 |
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▲AKI黒板Nx |
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※社名、製品名は一般に各社の登録商標または商標です。
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(Up&Coming '09 早春の号掲載)
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