Civil Engineer's Forum-FORUM8
このページをスタートページに設定する QR

Facebook - FORUM8

Twitter - FORUM8

instagram - FORUM8

YouTube - FORUM8

 サイトマップ | ご利用条件 | お問い合わせ | 英語翻訳サイト | Japanese | English | Korean | CHS/CHT | Vietnam | Francais

最新デバイス Oculus Rift HARDWARE INFORMATION
2014-No.1

 ■ はじめに

Oculus Riftは、アメリカの Oculus VR社が昨年春に開発キットとして提供を開始した、特にゲーム体験に向けられたヘッドマウントディスプレイ(HMD:Head Mounted Display 以下MHDと称す) です。従来のHMDと比べて、低価格であること、非常に広い視野角を持つこと、内蔵のセンサーによるヘッドトラッキングを実現していることなどの特徴から、今世界中の開発者から熱い注目を集めているデバイスです。

■図1 Oculus Rift本体

 ■ 仕様

Oculus Rift の大まかな仕様は以下の表の通りです。
画面サイズ 7インチ
解像度 1280×800 (16:10) 片目あたり 640×800
視野角 水平90° 対角110°
接続インターフェース DVI -D / HDMI

 ■ 表示

Oculus RiftはHMDとして圧倒的な視野の広さを誇ります。これは魚眼モデルスクリーンによるもので、装着した際、液晶自体は平面でありながら、レンズによって目の前に半球状の投影スクリーンを置いている様に見せているためです。これに左右の視差による立体視を組み合わせることで、VR空間への没入感を更に向上させます。

■図2 センサーの座標系

また従来のHMDが、光学系に多くのコストを掛けることでレンズの歪みを最低限に抑え、正常な映像を表示するのに対し、Oculus Riftでは、歪んだレンズを通した際に正常にみえるよう、ソース映像をレンダリングしています。GPU側での補正のプロセスが増えることになりますが、それにより、安価な光学系でも歪みの抑えられた映像を表示することが出来ます。

 ■ センサー
Oculus Riftは、3軸の加速度センサ・ジャイロセンサ・磁気センサを内蔵しており、毎秒1000回の頻度で値を更新します。これにより、精細なヘッドトラッキングを実現し、様々なアプリケーションへの利活用を可能としています。

 ■ 歪み修正

Oculus Rift のレンズを通すと平面上のグリッドパターンは図3左の様に糸巻き状に歪んで見えます。これを補正するため事前に表示画像そのものを図3右の樽型歪みを加える必要があります。このレンズによって広い視野角を実現しています。

■図3 レンズの歪み

画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
■図4 魚眼レンダリング


 ■ 今後の展望 - UC-win/Road連携

設計・製造の分野では既にHMDの業務での利用が始まりつつありますが、現状は透過型のHMDを用いて視野にマニュアルなどの情報を重畳表示するといった支援用途が主です。しかし、Oculus Rift のような非透過型HMDは没入感のあるVR空間を提示できるという利点で、今後強力な合意形成ツールとして活用されていくと考えられます。

また、Oculus Rift本体にOvrvision※1などの外部カメラを装着し、現実の風景を合成することでARやMR(複合現実感)といった表現も可能になるでしょう。現実世界の豊かな情報にCGモデルの情報を付加することで、より高度な合意形成と計画検討を行えるようになります。
現在プロトタイプ開発を進めています。今後にご期待ください。
※1 Oculus Riftに装着可能なステレオカメラ。( http://ovrvision.com/jp/ )
Oculus Rift は米Oculus社の製品です。( http://www.oculusvr.com/ )
社名、製品名は一般に各社の登録商標または商標です。

前ページ インデックス 次ページ
(Up&Coming '14 春の号掲載)
戻る
Up&Coming

FORUM8


お問合せ窓口




[ ユーザー紹介 ]
株式会社 溝田設計事務所
公立諏訪東京理科大学 工学部 機械電気工学科
Kemmochi Design Office
[ イベント案内 ]
デザインフェスティバル2024のご案内






>> 製品総合カタログ


>> プレミアム会員サービス
>> ファイナンシャルサポート

最近リリースした製品
電子納品支援ツール Ver.18
GSS「情報共有システム(オンライン電子納品)」
鋼断面の計算(部分係数法・H29道示対応) Ver.2
UC-BRIDGE・3DCAD(部分係数法・H29道示対応) Ver.2
深礎フレームの設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応) Ver.5

キャンペーン実施中
マルチライセンスキャンペーン
イベント・フェア参加キャンペーンキャンペーン
Shade3D・F8VPS 20%OFF

セミナー・イベントカレンダー
開催間近のセミナー
12/13  UC-win/Road・VR
12/17  砂防堰堤の設計・3DCAD
12/18  橋台の設計・3D配筋
  3D配筋(部分係数法・
  H29道示対応)
12/19  LibreOffice体験

ソフトウェア/支援サービス
VRソフト(バーチャルリアリティ)
《UC-winシリーズ》
・道路・シミュレータ
・ドライブ・シミュレータ
・マイクロ・シミュレーション
・避難解析・シミュレーション
>>その他VRソフト
FEM解析ソフト
・3次元プレート動的非線形解析
・2次元動的非線形解析
・総合有限要素法解析システム
>>その他FEM解析ソフト
土木・建築・設計ソフト
《UC-1シリーズ》
・構造解析/断面
・橋梁上部工
・橋梁下部工
・基礎工
・仮設工
・道路土工
・港湾
・水工
・地盤解析
・CAD/CIM、建設会計
・維持管理・地震リスク
・建築
・船舶/避難
>>その他土木・建築・設計ソフト
クラウド
《スパコンクラウド®》
・スパコンクラウドサービス
《VR-Cloud®》
・リアルタイムVRシステム
解析支援サービス/サポート
・UC-win/Roadサポートシステム
・設計成果チェック支援サービス
・Engineer's Studio®解析支援
・地盤解析支援サービス
・EXODUS/SMARTFIRE解析支援
・xpswmm解析支援サービス
・建物エネルギーシミュレーション
・3Dレーザスキャン・モデリング
・3D模型サービス
・3D報告書・図面サービス
>>その他支援サービス
各種ソリューション
・耐震診断/解析
・鋼橋設計
・橋梁新工法
・建築設計
・自治体
・医療系VRシステム
・パーキングソリューション
・ECOソリューション
>>その他ソリューション