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最新プロジェクタ事情 |
HARDWARE INFORMATION
2012-No.3
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最近では、液晶やプラズマパネルを用いたディスプレイが低価格化し、3D対応など多機能化していますが、同様に表示装置であるプロジェクタに関しても低価格化、多機能化が進んでいます。現在市販されているプロジェクタ製品の概況をいくつかの点でまとめると、概ね次のようになっています。
(1)種類
液晶が最も多く、次いでDLPという状況に大きな変化はみられません。LCOSについてはごく一部の高級機に加えて、3M社などの数十ルーメン級の超小型プロジェクタでの採用が見られますが、依然として少数派に変わりないといえます。
(2)価格
10万円以下のローエンド帯が登場・増加しているのが特徴的で、5万円以下のものも数多く登場しており、低価格化が顕著となっています。
(3)仕様
前述のような価格化はありますが、基本的に機能を大きく絞っているので、業務用途では10〜50万円程度のミドルレンジ帯が無難といえます。ミドルレンジではモバイル・据え置き型ともにルーメン数は3000程度、パネル画素数はXGA(1024*768)程度が依然として主流ですが、WXGA(1280*800)を採用しワイド対応型となったもの、表示面以外での付加価値を加えて多機能化したものが増えている傾向があります。100-500万円程度のハイエンド機では、FullHD以上+5000ルーメン以上のものが主流です。
(4)インターフェース
RGB(D-sub15pin)の後継としてはHDMIが普及しており、DVIやDisplayPortは少数派です。なおApple
Macなどで採用されているThunderboltの採用例はまだありません。
■ 優れたコンセプトと多機能が特長エプソンプロジェクタ |
数多くのメーカーが競合している中で、エプソン社製品のプロジェクタは各価格・用途帯においてバランスよく機能がまとまっているだけでなく、独自の一貫したコンセプトと付加価値を備えており、業務用途として優秀です。例えば、EPSONのビジネス用主流モデルであるEBシリーズでは一貫して、スペースの有効活用と発表者の映り込みを改善する短焦点型レンズ、USBや無線LANで表示が可能なインターフェースが搭載されており、付加価値の高いものとなっています。弊社でもモバイル・据え置き型共にエプソンのプロジェクタを多く採用しており、重宝する存在となっています。
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▲図1 EB-485WT
短焦点レンズ採用、数十センチの設置
スペースで大画面プロジェクションが可能
(右:本社ショールーム。AGUL AR.Drone
とUC-win/Roadの連携VRを投影) |
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▲図2 EB-G5200W |
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▲図3 EB-1775W |
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※社名、製品名は一般に各社の登録商標または商標です。 |
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(Up&Coming '12 夏の号掲載) |
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