プログラミング教育の必要性と目的
人工知能が様々な判断を行ったり、モノの働きがインターネット経由で最適化されたりする「第4次産業革命」が、社会のあり方を変えています。生活に便利さや豊かさをもたらす一方で、この産業革命を支える人材の不足がソフトウェア業界では問題となっています。教育界においても、子供たちが自信を持って自分の人生を切り拓き、よりよい社会を創り出していくために必要な資質・能力を育んでいくことが求められています。このような状況を踏まえ、政府や学校、民間企業・団体が一体となって推進しているのがプログラミング教育です。
プログラミング教育は、単に特定のコーディングを学ぶのではありません。子供たちにコンピュータへ意図した処理を行うよう指示することができる経験から、次の2つを育むことが狙いです。
- プログラミング的思考(思考力、判断力、表現力等)
- プログラムの動きや良さ、情報技術が情報社会を支えていることなどに気付き、
コンピュータ等を活用して問題を解決したり、よりよい社会を築いたりする態度
2020年 カリキュラム必修化
2020年度より小学校でプログラミング教育が全面的に実施されます。文科省が公表している「小学校プログラミング教育の手引」(第二版、2018年11月)は小学校プログラミング教育導入の経緯、小学校プログラミング教育で育む力、プログラミング教育のねらいを実現するためのカリキュラム・マネジメントの重要性と取組例などについて解説するとともに、教育課程内における指導例や、企業・団体や地域等との連携の例などを掲載しています。先行的にプログラミング教育の実践に取り組む学校や教育委員会の活動も報告されています。
プログラミング教育のこれから
2020年より小学校でプログラミング教育が必修化された後、中学、高校でも授業内容が段階的に変更となっていきます。ICT環境の整備、指導方法・利用が容易な教材等の開発などの課題が指摘されており、都市部だけではなく全国で偏りなく効果的な教育が行われるよう、官民連携した体制を整えていくことが求められています。プログラミング教育の意義等を社会と学校が共有し、外部から学校をサポートしやすくするような体制を整備していくことが重要です。
フォーラムエイトでの取り組み
フォーラムエイトが会員であるCSAJ(一般社団法人コンピュータソフトウェア協会)は「ICT・プログラミング教育コンテンツ」を2018年11月に紹介しました。これは、学校プログラミング教育を支援するため、学校・企業をつなぐハブの役割を担うことを目標としたプロジェクトです。高度な3DVR空間を簡易に作成できる生徒・学生向け教育ソフト「UC-win/Road
Education Version」、UC-win/Roadのアプリケーションやオプション作成を可能にする開発キット「UC-win/Road
SDK」、弊社主催「ジュニア・ソフトウェア・セミナー」「エンジニアのプログラミング入門体験セミナー」など、フォーラムエイトの製品・セミナー・書籍が多く登録されています。
弊社はこれからも、学生向けコンペの協賛及び参加者への弊社ソフトの無償貸与やジュニア・ソフトウェア・セミナーの開催、学生向けのイベントへの出展など、生徒・学生がプログラミングに触れる機会を支援してまいります。
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■ジュニアソフトウェアセミナー |
■キッズエンジニア2018 in 東北(イベントレポート) |
関連情報
■プログラミング教育:文部科学省
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1375607.htm
■ICT・プログラミング教育コンテンツのご紹介(CSAJ プログラミング教育委員会)
http://www.csaj.jp/NEWS/committee/pge/201811_pgeproject.html
■CSAJの「ICT・プログラミング教育コンテンツ」に登録 〜学校のプログラミング教育をサポート〜(フォーラムエイト)
http://www.forum8.co.jp/forum8/news181127.htm
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