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●最新版製品価格 |
●リリース 2013年 12月3日
UC-1 構造解析/断面 |
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「RC断面計算Ver.6」では、主に次の項目に対応しました。
・標準示方書[2002]による斜引張鉄筋の算出
・最小鉄筋量のサポート形状追加
・ケースデータの並び替え機能追加
・断面力の複数ケース同時計算
以下に、これらの改訂内容の概略を紹介いたします。 |
2002年制定 コンクリート標準示方書[構造性能照査編] 土木学会」に準じたせん断応力度および斜引張鉄筋の算出が可能となりました。
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▲図1 せん断関係−準拠基準 |
部材の有効高さ変化の影響を考慮したせん断応力度の算出
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ここに、 |
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M:曲げモーメント
d :考えている断面の有効高さ
γ:桁高変化の影響
斜引張鉄筋の算出
ここに、
Aw:区間aにおける斜引張鉄筋の総断面積
a :斜引張鉄筋の部材軸方向の間隔
θ :斜引張鉄筋が部材軸方向となす角度
Sh’:斜引張鉄筋が受けるせん断力
S (=Sh’+Sc):全せん断力
Sc:斜引張鉄筋以外が受けるせん断力 |
最小鉄筋量は準拠基準=道示IV場合、「道路橋示方書・同解説W下部構造編(平成24年3月)(社)日本道路協会」に準じて、以下で得られる最も厳しい値により照査を行います。
(1) Mu≧Mc
(2) コンクリート断面積の0.8%以上
(3) 表面に沿った長さ1m当たり50cm2以上
上記 (3)により鉄筋量を算出する際は、どの面に対して鉄筋量を考慮するか指定します。全周に対して考慮する場合、これまでは、「矩形、円、小判横、小判縦」のみ算出可能でしたが、さらに「I桁、T桁、WT桁、箱桁、円孔ホロー桁、BLOCK入力」に対しても算出が可能となりました。但し、鉄筋が考慮されるのは充実部外枠のみとなり、中空部は考慮されません。
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▲図2 全周鉄筋による最小鉄筋量算出 |
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ケースデータの並び替え機能を追加しました。これまで切り取り&削除によりデータの並び替えを行っておりましたが、本機能により、プロジェクトファイル内でのケースデータ並び替えが容易に行えるようになりました。ケースデータ右クリックで表示される項目一覧、ツールメニューアイコン、もしくはショートカットキーいずれかで実行できます。
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許容応力度法・限界状態設計法、それぞれの断面力入力画面において検討ケースを追加・削除することにより、同一の断面形状で複数の断面力を同時に照査することができます。
結果確認画面およびテキスト・PPF出力では、断面力ケース毎に計算結果の表示が可能です。
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▲図3 断面力入力画面(左:許容応力度法、右:限界状態設計法) |
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Ver.6拡張機能の概略を紹介させていただきました。今回の改訂では、製品にお寄せいただいた要望対応を中心とした改訂となります。
今後も皆様からのご要望を取り入れて、改良・改善を加えていきますのでご期待ください。 |
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