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Multiframeは、3次元骨組構造解析プログラムです。入力断面として、JIS規格の鋼材断面が標準で登録されている他、ユーザ任意の断面を使用することもできます。計算後、鋼構造設計規準(日本建築学会)に準拠した断面算定を行うことができます(オプション)。
Multiframe 新機能トピックス Ver.17.01 |
今回は前号に引き続き、Muitiframe Ver17.01にて搭載された新機能をご紹介いたします。
DWGファイルのインポート
Ver.17より前のMultiframeではCADデータとして、DXFファイルをインポートする事が出来ました。今回は、DXF形式に加え、DWG形式のファイルもインポートできるようになりました。また、インポートする際にも、次のような種類を指定する事ができるようになりました。
1.DWG-DXF背景(Background DWG-DXF)
背景は一時的に表示される図であり、構造に変換することは出来ません。また、ファイルとともに保存する事もできませんので注意が必要です。インポート手順は以下のようになります。「ファイルメニュー|インポート|DWG-DXF背景」をクリックします。
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■図1. DWG-DXF背景 |
インポートのダイアログが表示されますので、CADデータをMultiframeの座標系に合わせるように方向などを指定します。
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■図1. DWG-DXF背景 |
■図3. DWG-DXF背景インポート結果 |
Multiframeのフレームウィンドウ、荷重ウィンドウ上に背景としてインポートされます。
2.DWG-DXF作図線(Construction Lines DWG-DXF)
作図線は、これを利用して平板要素(パッチ)や部材を作成することが出来ます。また、ファイルと共に保存することも可能です。ただし、作図線を編集することは出来ません。CADデータの内、必要な箇所のみをモデル化したい場合などに利用出来ます。
インポート手順は、DWG-DXF背景とほぼ同じとなりますのでインポート後の使用方法について簡単に説明します。
- パッチの作成
パッチを作成したい作図線を選択し、「右クリックメニュー|パッチを自動生成」をクリックします。
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■図4. パッチを自動生成(左・中:生成前、右:生成後) |
- 部材の作成
部材を作成したい作図線を選択し、「作成メニュー|ポリラインを部材に変換」をクリックします。
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■図5. ポリラインを部材に変換(左上・右:変換前、左下:変換後) |
3. DWG-DXFモデル(Model DWG-DXF)
DWG-DXFモデルは、従来からあるDXFファイルのインポート機能に相当します。インポートされたCADデータは、Multiframe上の部材として読み込まれます。
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Multiframe 開発元: Formation Design Systems(現ベントレー・システムズ)オーストラリア フリーマントル市
■Multiframe Ver.17 日本語版 2014年 2月リリース
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(Up&Coming '14 盛夏の号掲載) |
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