New Products |
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●新規価格
●アップグレード価格 |
336,000円
168,000円 |
●リリース 2016年1月
UC-1 港湾 |
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UC-1 港湾シリーズ体験セミナー |
Webセミナー対応 |
●日時:2016年4月20日(水) 13:30〜16:30
●本会場:東京本社 品川インターシティA棟セミナールーム
※TV会議システムにて 東京・大阪・名古屋・福岡・仙台・札幌・金沢 同時開催
●参加費:無料 |
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本製品は、鋼矢板、 鋼管矢板で施工される普通矢板式、または自立矢板式の係船岸を設計計算するプログラムです。今回、新たな漁港基準の施行などを受け、製品機能改訂を行います。
主な改訂内容
- 「漁港・漁場の施設の設計参考図書(2015年)」に対応
- 前面矢板壁への任意水平荷重の機能拡張
- 見かけの震度に「二建の提案式」を追加
- 鋼矢板の低減係数の自動決定に対応
- その他要望対応
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本年7月、水産庁より、漁港・漁場の施設の設計体系を見直し、「漁港・漁場の施設の設計の手引」に代わる「漁港・漁場の施設の設計参考図書」が発表されました。基準の主な変更点は以下の通りです。
主な変更点
「仕様規定型」から「性能規定型」への移行
新たな技術的知見の反映
- 東日本大震災を踏まえた耐震・耐津波性能照査の追加
- 新しい知見による設計地震動等の設定方法の追加
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▲図1 津波引き波時 |
本改訂では、上記に示される「耐津波性能照査」を行うための新たな検討ケースとして「津波引き波時」を追加しました。基準では、「耐震性能・耐津波性能を強化する係船岸の照査」という章が新たに追加され、耐津波性能について以下のような記述があります。
“耐津波性能については、引き波時の水位が低下した状態に対する係船岸の安定性(滑動、転倒、基礎の支持力)を確保するとともに、発生頻度の高い津波の作用(流体力)に対する根固・被覆ブロックの安定性を確保することを標準とする。"
この記述に従い、検討ケース「津波引き波時」では、図1に示されるような作用力を考慮した照査を行います。 |
本製品で前面矢板壁に対し考慮可能な任意水平荷重は、集中荷重1ケースのみとしていました。今回の改訂では、荷重種類を「集中荷重」と「分布荷重」の2種類に拡張し、また、1ケースに限らず、複数の任意水平荷重を追加することができるようにしました。この任意水平荷重は、作用力として主働側圧強度に考慮されます。その他の作用力同様、荷重図の確認、一覧表での出力で計算過程の確認が可能です。
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▲図2 任意荷重画面 |
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前面矢板壁や控え工で使用される鋼矢板について、「鋼矢板・設計から施工まで2014(鋼管杭・鋼矢板技術協会)」に準拠した低減係数の自動決定に対応しました。本基準には、U型鋼矢板9種類、ハット型鋼矢板2種類の、腐食代と低減係数の関係をプロットしたグラフが示されています。
本製品では、指定された腐食代t1と腐食代の比αより低減係数をグラフから読み取り自動決定します。 |
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▲図3 低減係数算定画面イメージ |
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これまで適用可能な見かけの震度の算出式は、荒井・横井の提案式のみでした。ここに、以下の式で計算される見かけの震度の算出式の適用を追加しました。 |
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以上、『矢板式係船岸の設計計算 Ver.3』の改訂内容についてご紹介いたしました。今後もお客様からのご意見、ご要望を取り入れて本製品を改良、改善してまいりますので、どうぞご期待ください。 |
(Up&Coming '16 新年号掲載) |
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