水文モードにおける降雨の入力
水文モードでは、副流域を任意の面積や勾配を持った仮想の流域として定義し、ユーザが定義した降雨がその流域に対して発生した場合の流量を計算します。入力が必要なパラメータは、下記になります。
- 流域の面積
- 流域の不浸透域率
- 流域幅
- 流域の勾配
- 追跡法
- 降雨データ
水文モードにおける副流域の入力方法には、「ノードに副流域を設定する方法」と「副流域を図示する方法」があります。
ノードに副流域を設定する方法
ノードに副流域を設定する方法を図1に示しました。
副流域を図示する方法
副流域を図示する方法は、設定方法を図2に示しました。手順7の後は、作成した副流域を選択し、図1の手順と同様に進めていきます。この方法は、ノードに副流域を設定する方法に比べて手順が増えますが、下記の利点があります。
- 副流域レイヤーにて管理することができる
- 入力した地形データから面積を算出できる
- 副流域の範囲が明示でき、色分けもできる
水理モードにおける降雨の入力
水理モードでは、2D解析の際に、地表面に降雨による流量を発生させることができます。降雨を発生させる範囲の指定方法は、図3の手順で降雨/流量エリアのレイヤーを作成し、図2の手順2〜6を行えば、作成することが出来ます。
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