New Products |
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●新規価格 389,000 円(SS:59,000円) |
●リリース 2016年9月
UC-1 橋梁下部工 |
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橋梁下部工設計体験セミナー |
Webセミナー対応 |
●日時:2016年10月6日(木) 13:30〜16:30
●本会場:東京本社 品川インターシティA棟セミナールーム
※TV会議システムにて 東京・大阪・名古屋・福岡・仙台・札幌・金沢・岩手 同時開催
●参加費:1名様 \18,000 (税別) |
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「橋台の設計・3D配筋 Ver.15」では、以下の機能拡張を行います。
- 設計点検チェックシートへの出力対応
- 深礎フレーム底版骨組モデル連動対応
- 落橋防止作動時の設計調書出力対応
- 胸壁突起部、桁かかり部のコーベルとしての設計
- パラレルウイング照査拡張
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▲図1 3D配筋CADでの干渉チェック |
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本プログラムにおいては、国土交通省の下部工設計調書や基礎工設計調書等への出力を無償機能として用意しています。
今回、新たに国土交通省近畿地方整備局の平成24年版の設計点検チェックシート(Excel書式)への出力に対応します。対応するExcel形式の設計点検チェックシートは、国土交通省近畿地方整備局
企画部のホームページの次のシートとなります。
設計調書出力の機能としては、各設計調書の作成・直接印刷やExcel形式、HTML形式へのエクスポート機能を用意しています。
・H24-180 逆T式橋台工
・H24-190 重力式橋台工
・H24-280 橋台基礎杭(既製杭)
・H24-290 橋台基礎杭(場所打杭)
・H24-335 橋台基礎杭(鋼管ソイルセメント杭)
設計調書を作成した後にExcel等へエクスポートし、必要事項の追記を行う流れで作成しますが、設計点検チェックシート(Excel)のエクスポートの機能では、新規作成に加えて既存のチェックシートにも照査結果をエクスポートできます。既存のシートを選択した場合は、出力対象となるセル以外の項目は、記載内容が残るために何度も作り直す手間を省くことができます。
なお、エクスポート機能を利用するには、Microsoft Excelのインストールが必要となります。
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Microsoft Excelへエクスポート |
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▲図2 設計点検チェックシートエクスポート |
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弊社製品の「深礎フレームの設計・3D配筋」との連動において、底版を含む骨組モデルの荷重の連動に対応します。骨組みモデルは深礎フレームで作成できましたが、深礎フレーム側の各荷重データ画面での入力が必要でした。今回、骨組モデルとの荷重の連動に対応することで、変更が発生した際の修正の手間を大幅に削減できます。
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▲図3 深礎骨組みモデル |
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橋台の設計 Ver.14.1.0において、平成26年7月設計要領の落橋防止作動時の設計に対応していましたが、設計調書への出力はできませんでした。今回、橋台の設計にて照査した部材照査の結果および直接基礎の安定計算の照査結果の設計調書作成に対応しました。設計調書は、国土交通省のテンプレートを基に新規に作成しており、胸壁部材、竪壁部材、フーチング部材(前趾、後趾)において降伏曲げモーメントの照査結果、せん断耐力の照査結果を確認できます。また、直接基礎の安定照査においては、偏心量の照査(合力の作用位置が底版内)、滑動安全率の照査(滑動安全率1.0として照査)、鉛直支持力の照査(安全率を1.0として照査)の結果を表示します。
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▲図4 落橋防止作動時設計調書 |
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橋台の躯体形状として、胸壁前面および竪壁前面に突出部を設けることができます。この突出部に対して、片持ち梁でのみ設計をしていましたが、コーベルとして設計(はりの高さ/張出部の長さ≧1)できるように照査方法を拡張します。この場合は、トラス理論による解析、せん断摩擦理論による計算のどちらかの照査方法を指定できます。
トラス理論による解析 |
上面鉄筋 |
As1=Ast |
側面鉄筋 |
As2=0.4As1’
or 1/4As1’
or 0.4Ast |
せん断摩擦理論の計算
(0.5≧a/h) |
As1≧Ast |
上面鉄筋 |
As1=2/3Ass |
側面鉄筋 |
As2=1/3Ass |
As1<Ast |
上面鉄筋 |
As1=Ast |
側面鉄筋 |
As2=1/2Ast |
トラス理論による場合は、はりの主鉄筋を引張材、コンクリート部を圧縮材としたトラスを考えて、力の釣り合いより部材力を算出します。せん断摩擦理論では、せん断力が斜め引張力と見なせないような場合に適用され、せん断面を滑る際に面に垂直な鉄筋が面が粗であるために降伏点に達する程度伸び、これが摩擦力として作用するとして考えます。照査においては、突起部に用する自重および反力による作用力Rg、Ruから引張力Tuを算出し、上面鉄筋、側面鉄筋について必要鉄筋量を求めて使用鉄筋量と比較します。 |
ウイングの設計について、多くのユーザ様からご要望を受けておりましたパラレルウイングに対する活荷重や、衝突荷重、風荷重を考慮した設計に対応します。これらの荷重を考慮したウイングについては、「東・中・西日本高速道路株式会社
設計要領 第2集 −カルバート−」のパラレルウイングの設計に準拠した照査方法となり、常時、常時+風荷重、常時+衝突荷重の各ケースを検討できます。
活荷重を考慮する場合は、常時荷重として土圧のほかに輪荷重としての水平力を考慮して検討します。
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▲図5 活荷重の入力
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▲図6 風荷重の入力
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▲図7 衝突荷重の入力 |
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以上、主な拡張機能の概略を紹介させていただきました。今回、設計点検チェックシートへのエクスポート機能のみを用意いておりますが、国土交通省の設計調書へのエクスポート機能やExcelのシート毎の比較機能など機能を充実する予定としております。
今後も皆様からのご要望を取り入れて、改良・改善を加えていきますので、どうぞご期待ください。 |
(Up&Coming '16 秋の号掲載) |
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