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●新規価格 173,000円(SS:46,000円) |
●リリース 2016年8月25日
UC-1 水工 |
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「ため池の設計計算」は、2012年10月の初版リリース後、改訂を重ねてまいりました。今回、Ver.3として主に下記に対応しました。
(1) 盛土形状の任意座標入力対応
(2) CADデータ読み込みへの対応
(3) 「土地改良事業設計指針『ため池整備』平成27年5月」に準拠した流入ハイドログラフへの対応
(4) 洪水吐の複数降雨強度式の指定・計算に対応
(5) 等流流速法の流入時間t1をカーベイ式(kerby)計算に対応
(6) 「土地改良事業設計指針『ため池整備』」に準拠した傾斜遮水ゾーンの浸潤線の計算への対応
(7) 水理計算(流域、流域と貯留施設)の単独計算および出力に対応
(8) 各地方自治体に準拠した基準値ファイル(降雨強度式)の追加、愛知県、福島県、栃木県、兵庫県、広島県、山口県、熊本県を追加
以下に、これらの追加・拡張機能の概要を紹介いたします。 |
堤体形状を任意座標にて入力できるように対応しました。基本条件入力画面に設けた堤体の入力方法スイッチを「任意座標入力」と選択することで、堤体寸法の入力方法が任意座標入力となります。
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▲図1 基本条件入力画面−堤体の入力方法スイッチ |
任意座標入力時は計算対象範囲、堤体ブロックを任意の座標(格点)で入力できます。堤体ブロックは複数入力でき、物性値についてもブロックごとに入力可能なため、互層地盤等の複雑な形状をモデル化できます。
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▲図2 任意座標入力(堤体ブロック入力画面) |
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CADデータの読み込みに対応しました。CADデータは製品に付属の「モデル作成補助ツール」にて読み込むことができます。読み込み可能なCADファイルはSXFファイル、DXFファイルであり、DXFファイルはAutoCAD2007形式に対応しています。
「モデル作成補助ツール」にてCADデータファイルを読み込み後、計算対象範囲、および土質ブロックを設定したモデル作成補助ツールデータ(SSDファイル)を作成し、このデータファイルを「ため池の設計計算Ver.3」で読み込むことで、任意座標入力の計算対象範囲と堤体ブロックを取得することができます。
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▲図3 CADデータ読み込みの流れ |
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「土地改良事業設計指針『ため池整備』平成27年5月」
に準拠した入力ハイドログラフへの対応 |
流域入力画面−ハイドログラフタブのハイドログラフの計算方法スイッチに「合成合理式」を設け、「土地改良事業設計指針『ため池整備』平成27年5月」に準拠した流入ハイドログラフを計算、作成できます。
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▲図4 流域入力画面−ハイドログラフタブ、単位時間経過流量表 |
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以上、「ため池の設計計算 Ver.3」の追加・拡張機能の概要をご紹介いたしました。今後もユーザ様からのご要望にお応えして、改良・改善に努めてまいります。どうぞご期待ください。 |
(Up&Coming '16 秋の号掲載) |
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