New Products |
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UC-win/Roadシミュレーション
リアルタイム連携システムオプション |
シミュレーション |
シミュレーションシステムの連携性向上 |
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●新規価格
●リリース |
500,000円 2017年 2月28日 |
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交通および運転シミュレーションは、自動運転、V2X、運転支援、交通制御、IoTなど、さまざまな研究開発で利用されています。アニメーションと数値結果により、複数パターンでの運転の繰り返しや、その結果分析、説明などは可能ですが、着目している制御装置、運転支援、交通制御、事故対策などをダイナミックに反応させるには、何らかのリアルタイムシミュレーション連携が必要です。
今回、UC-win/Road SDKを用いたさまざまなシステムの構築実績を背景として、連携性を改善する「シミュレーションリアルタイム連携オプション」をリリースしました。これにより、VR空間のシミュレーション結果をリアルタイムでTCP/IP上に転送し、自車運転制御のオーバーライドおよびHMIシミュレーション用のメッセージ、画像等のHUD表示コマンドも使用可能となりました。さらに、「システムオプション」という新たな提供の仕組みを用意し、個別のニーズに合わせた連携項目やコマンドのカスタマイズにも対応しています。
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ミュレーションを開始すると、UC-win/Roadと連携するアプリケーションとの接続が確立されます。これ以降は、UC-win/Roadで行うシミュレーションのステップ毎に、その結果を接続先のアプリケーションへ送信し、受信した側で必要な処理が行われます。また、この処理結果に応じてシミュレーション制御やメッセージ表示等の命令を返信します。
本機能が提供する内容は、連携機能を搭載するUC-win/Roadのオプションプラグインおよび、連携先アプリケーションのサンプルプログラムとそのソースコードになります。 |
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▲図1 連携処理の流れ |
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UC-win/Roadから送信する情報は次の通りです。
- 自車/他車情報:車両状態の物理量、運転制御量、ランプ状態、走行道路情報
- 歩行者情報:位置情報
- 信号機情報:現在の現示情報、残り時間、位置情報
- イベント情報:シミュレーション中に起きるイベント情報
「イベント情報」の例としては、シナリオで実行中のステップやユーザインタフェースにより発生させた事故情報などが考えられます。これらはニーズに応じてカスタマイズします。
また、シミュレーションの各オブジェクトに対して特定可能なID情報が送信され、マルチユーザのクラスタ構成を用いて複数のドライバが同じ仮想空間内に運転している場合にも、各ドライバの車両情報が送信され、それぞれの車両制御コメントを発行することができます。 |
連携を監視、制御するためのオペレータ画面を用意しています。接続の開始終了や接続先設定に加えて、専用3D画面での歩行者、車両、信号機等の情報表示や、発生したシミュレーションイベントの追加・削除、自車接触イベントの監視など、さまざまな設定が行えます。
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▲図2 連携制御GUI |
▲図3 手動イベント登録と表示の例 |
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本機能をUC-win/Road Ver.12のSILS機能(Software In the Loop System)と組み合わせることで、正確な周期でシミュレーションを実施し、実時間よりも速く行うといったことも可能となります。自動運転やセンシングシミュレーションなどのの繰り返し実験において、有力なツールとして活用いただけます。 |
(Up&Coming '17 春の号) |
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