Support Topics |
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サポートトピックス・FEM / FEMLEEG |
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ブロックの生成方法(結合法) |
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ブロックを生成するコマンドには、写像法、移動法、結合法、コピー法の4つがあります。これまでに写像法、移動法についての説明を行いました。今号では3つ目の結合法による生成方法を説明します。 |
既に生成されているサイド、ブロック面を結合した軌跡上や、点や線を指定して結合した軌跡上にメッシュを生成するコマンドです。結合法には次の種類があります。
結合法の種類 |
生成ブロックの次元 |
生成ブロックの種類 |
点と線、点とサイド |
2次元ブロック |
写像 |
線と線、線とサイド、
サイドとサイド |
2次元ブロック |
写像 |
線とブロック面
サイドとブロック面 |
3次元ブロック |
写像 |
ブロック面とブロック面 |
3次元ブロック |
写像 |
2次元ブロック同士 |
3次元ブロック |
単純 |
2次元要素同士 |
3次元ブロック |
単純 |
結合法も移動法と同じく、選択の仕方によって写像ブロックではなく、単純ブロックが生成される場合があります。表1に結合方法と、それを選択したときに生成されるブロック、その種類との対応関係を示します。
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▲線と線の結合 |
▲面と面の結合 |
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2次元面同士を結合して3次元ブロックの生成に関しては、ブロック面情報がある面の結合(ブロック面とブロック面)と、ない面の結合(2次元ブロック同士/2次元要素同士)の2種類があります。
それぞれのメリット・デメリットを踏まえた上で、初めにブロック面同士の結合による3次元ブロックの生成を説明します。
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メリット |
デメリット |
ブロック面
同士の結合 |
ブロック面情報を参照するため
操作が簡単 |
ブロック面情報が必要なため、
適用できる場面が限られる |
2次元ブロック
同士の結合 |
ブロック面情報が不要なため
適用できる場面が多い |
事前にブロックの統合や節点回りの統一処理が
必要な場合があり操作が煩雑になりやすい |
▲表2:面と面の結合方法によるメリット・デメリット |
例:ブロック面とブロック面の結合
4角形ブロックを2つ作成して、結合法コマンドの中のブロック面とブロック面を使用して6面体ブロックを生成します。(2つの4角形ブロックは、次の2次元ブロックの生成で行います。)
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▲上面ブロックの座標 |
▲下面ブロックの座標 |
【生成】メニューから【結合】−【ブロック面とブロック面】を選択します。生成節点数に結合間の節点数を入力して「OK」をクリックします。
「OK」実行後、スクリーン入力になりますので、4角形ブロックそれぞれののコーナー3点(節点1、4、8)(節点13、16、20)を選択します。3次元ブロックが生成されました。
※ブロック面を指定するコーナー3点は、1つ目のブロック面と対応するように2つ目のブロック面を指定します。対応関係が正しくないと生成されるブロックも正しくなくなります。
画面で確認
線画描画で、ツールバーの描画ボタンメニューから「ブロック図」を選択します。
図より3次元ブロックのサイド、ブロック面が生成されていることがわかります。操作としては結合したい面(ブロック面)を指定するだけ、また生成されるブロックは写像ブロックになります。
次回は、ブロック面情報を持たない2次元ブロックの結合によるブロックの生成を説明します。
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(Up&Coming '17 盛夏号掲載) |
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