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土地改良事業設計指針「ため池整備」」を主たる適用基準とし、洪水吐の構造設計計算をサポートするプログラム |
●新規価格
●リリース |
98,000円
2017年 9月 |
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「洪水吐の設計計算 Ver.3」では主に下記の対応を予定しています。ここではこれらの追加・拡張機能の概要を紹介します。
1. 水理:基準値ファイル対応(降雨強度式)
2. 土圧計算強化(平場以外の形状への対応):背面土砂形状入力,換算載荷重の計算
3. 常時のみの計算へ対応
4. 応力度計算強化(応力度最大照査位置計算)
5. 必要鉄筋量の比較への対応
6. 出力、ヘルプへ基準書等の記述
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水理計算では、流速Vを算出するために、設計洪水流量を用いる必要があります。この設計洪水流量は、通常のモデルでは各都道府県で定められた1/100年確率または、1/200年確率の降雨強度式を採用して算出する必要がありますが、降雨強度式をメインメニューの基準値入力画面より、登録または、ファイルで読み込み製品内で使用することができます。
ここで登録、ファイルで読み込んだ基準値(降雨強度式)は、お客様の資産データとしてパソコン上のレジストリに登録します。また、弊社製品(調節池・調整池の計算、ため池の設計計算)においても基準値ファイルとして利用することができます。
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▲図1 基準値(降雨強度式) |
降雨強度式は、水理計算-設計洪水流量入力画面の「降雨強度式選択」ボタンより取得することができます。基準値(降雨強度式)は、本製品のインストールしたフォルダーの下に、各県毎のフォルダーを作成して保存しています。現在のところ、愛知、千葉、福岡、福島、広島、兵庫、熊本、宮崎、滋賀、栃木、山形、山口県の降雨強度式を保存しています。
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▲図2 設計洪水流量入力画面、降雨強度式(編集)入力画面 |
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現行製品では、土砂形状は平場形状のみ対応していましたが、土砂形状入力画面を設け、平場、一定勾配および、3段差までの土砂形状を指定できるように対応しました。段差を指定した場合は、「柔構造樋門
設計の手引き」に準拠した上載荷重を換算載荷重として計算します。
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▲図3 土砂形状入力画面 |
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現行製品の底版応力度の照査位置は、考え方入力画面の応力度照査タブにおいて照査位置を指定する必要があり、一度計算を実行して曲げモーメントの結果を確認する必要がありました。この度、基本タブの底版の応力度抽出方法にて応力度の最大値を抽出する計算スイッチを設け、着目点を全て応力度計算を行い、一番厳しい(各許容値と比較)応力度を抽出するように対応しました。 |
今後は、左右貯水池側、背後地側の指定を予定しています。 |
(Up&Coming '17 秋の号掲載) |
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