2Dグリッド上に調整池を設置する場合、調整池の底面に合わせて標高を下げる必要がありますが、地形データを直接修正するのは非常に手間がかかります。
そこで、地形データの標高を調整できる「2Dフィルエリア」および「天端形状」を用いて調整池をモデル化する方法を紹介し、さらに調整池の効果を検証する方法を紹介します。
2Dフィルエリア
「2Dフィルエリア」は、ポリゴンで囲った範囲の標高を、一律で任意の標高値にするオブジェクトです。これは、プールのように深さが一定の場合、最も簡単に調整池をモデル化する方法です。図1のように重ねて設置することで、階段状に深さを変えることも可能です。
天端形状
「天端形状」は、ポリゴンの各頂点に任意の標高値を設定することで、ポリゴン内の標高値を自由に変更することができるオブジェクトです。この「天端形状」は、深さが一定ではない場合、最も簡単に調整池をモデル化する方法です。図2のように各頂点の標高値は、地形データの標高値を見ながら入力することが可能です(図2)。
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