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New Products & Service 道路土工 
BOXカルバートの設計・3D配筋Ver.18
BOXカルバートの断面方向、縦方向、ウイングの設計・図面作成プログラム
 ボックスカルバートの設計・3D配筋セミナー
日時:2019年6月12日(水) 9:30〜16:30
会場 : 東京本社 品川インターシティA棟セミナールーム
※TV会議システムにて 大阪・名古屋・福岡・仙台・札幌・金沢・
  宮崎・岩手・沖縄 同時開催
参加費:18,000円
Webセミナー対応
●新規価格



●リリース
Advanced 389,000 円
Standard 316,000円
Lite 232,000円

2019年3月

 はじめに
「BOXカルバートの設計・3D配筋 Ver.18」では、以下の機能拡張を行いました。
 ・調表:詳細設計照査要領(平成29年)の書式対応(Lite)
 ・限界状態設計法での2連ボックス対応(Standard)
 ・門形:曲げ応力度照査の部材端とハンチ端の同時照査(Standard)
 ・L/D<10時の杭の軸方向ばね定数算出(Lite)
 ・鉄筋諸元データ数の拡張(Lite)
以下にこれらの概要を紹介いたします。
 調表:詳細設計照査要領(平成29年)の書式対応
平成29年3月に「詳細設計照査要領」が改訂され各地方整備局のホームページで公開されています。本プログラムの設計調書は「詳細設計照査要領」を参考に用意しておりますが、平成29年版に未対応だったため、平成29年版を参考としたテンプレートの追加を行いました。従来の設計調書からの主な相違は以下になります。
 ・基本構造に鉛直土圧係数、水平土圧係数が追加
 ・基礎工部分が別ページとなり、複数層の書式に変更
 ・形状寸法に舗装厚、中壁ハンチ寸法の追加
 ・安定計算結果の追加(直接基礎:最大地盤反力度、杭基礎:支持力、引抜力、水平変位)

画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
図1 ボックスカルバート詳細設計(その3)
 限界状態設計法での2連BOX対応
「検討対象=限界状態設計法」は「コンクリート標準示方書 設計編 (2007年制定) 土木学会」の内容を参考として限界状態設計法による照査を行います。

限界状態 照査内容
終局限界状態 曲げ耐力照査 γi:構造物係数
Md :設計曲げモーメント
Mud:設計曲げ耐力
   せん断耐力照査    γi :構造物係数
Vd :設計せん断力
Vyd :設計せん断耐力
Vwcd:設計斜め圧縮破壊耐力
使用限界状態 曲げひび割れ照査 w≦wa w :曲げひび割れ幅
wa:許容ひび割れ幅

従来は、単BOXのみを対象としておりましたが、今回2連BOXに対応します。

画像をクリックすると大きな画像が表示されます。 画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
図2 曲げモーメント図 図3 せん断力図
 門形:曲げ応力度照査の部材端とハンチ端の同時照査
門形カルバートの曲げ応力度照査での隅角部の照査位置は、部材端またはハンチ端となっており、部材端とハンチ端の照査を同時に計算できませんでした。これまで部材端の場合とハンチ端の場合とでデータを分けてご検討いただく必要があり、ご不便をおかけしておりましたが、部材端とハンチ端を同時に照査するスイッチを設け、1度の計算で両方照査可能としました。

図4 門形:部材端とハンチ端照査結果
 L/D<10時の杭の軸方向ばね定数算出
杭基礎時の杭の軸方向ばね定数は内部計算しておりますが、杭長Lが杭径Dの10倍未満(L/D<10)の場合、場所打ち杭以外では、杭軸方向ばね定数Kv(kN/m)が算出できず、直接Kv値を入力していただいておりました。
L/D<10の場合、L=10・DまたはL=実杭長としてKvを算出する方法に対応しました。

図5 杭軸方向ばね定数算出スイッチ
 鉄筋諸元データ数の拡張
鉄筋諸元データは、鉄筋径ごとの鉄筋の定着長、最小曲げ半径を設定するデータで主鉄筋の定着位置の計算、対角線断面照査で用いています。設定可能なデータは、鉄筋径D6〜D51の13種類中10種類(初期値:D10〜D38)までで、設定されていない鉄筋径を使用する場合は、使用していない鉄筋径のデータを使用する鉄筋データに変更していただく必要がありました。今回、D6〜D51の13種類すべてを設定できるようにデータ数の拡張を行いました。
(Up&Coming '19 春の号掲載)
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