Civil Engineer's Forum-FORUM8
このページをスタートページに設定する QR

Facebook - FORUM8

Twitter - FORUM8

YouTube - FORUM8

 サイトマップ | ご利用条件 | お問い合わせ | 英語翻訳サイト | Japanese | English | Korean | CHS/CHT | Vietnam | Francais | Europe

Support Topics
 サポートトピックス・CAD / UC-1シリーズ
深礎フレームの設計・3D配筋のなぜ? 解決フォーラム
平成29年道路橋示方書の深礎基礎に関する改定内容
保守・サポートサービス関連情報
平成29年道路橋示方書(以下、H29道示)では、荷重と耐力の双方に部分係数を取り入れたものになり、それまでの道路橋示方書の照査内容とは大きく変わりました。しかし、それ以外にも、取扱いが変更されている箇所がいろいろとあり、同じ条件で計算した場合でも計算結果が同じとはなりません。
今回は、深礎基礎の設計に関して、平成24年道路橋示方書(以下、H24道示)から変更された6項目についてご紹介いたします。


水平方向地盤反力係数

深礎杭前面の水平方向地盤反力係数の算定に用いる換算載荷幅BHの取扱いが変わりました。従来は、柱状体基礎と組杭深礎基礎で異なる取扱いでしたが、柱状体基礎の取扱いに統一されました。

図1 水平地盤反力係数の換算載荷幅

Beは、円形断面の場合は、0.8・Dを使います(Dは杭径)。


深礎基礎底面の鉛直方向地盤反力係数
深礎基礎底面の鉛直方向地盤反力係数の算定に用いる換算載荷幅BVの取扱いが変わりました。
従来は、杭径を用いていましたが、深礎底面の面積AVの平方根に変わりました。

図2 深礎基礎底面の鉛直方向地盤反力係数の換算載荷幅

ちなみに「深礎フレームの設計・3D配筋」(H24道示)には「換算載荷幅BVの取扱い」のスイッチがあります。初期値は「BV=杭径」ですが、「BV=√AV」に変更しますと、H29道示に条件を合せることができます。


深礎基礎底面の水平方向せん断地盤抵抗
永続・変動作用時(従来の常時・レベル1地震時)の深礎基礎底面の水平方向せん断地盤抵抗の取扱いが、線形からバイリニア型に変わりました。
また、H24道示では「常時・レベル1地震時のせん断抵抗力照査を行う」ことが記載されていましたが、H29道示には記載がありません。

図3 深礎基礎底面の水平方向せん断地盤抵抗

基礎前面の水平地盤反力度の上限値の補正係数
基礎前面の水平地盤反力度の上限値として、計算値を、常時:3、暴風時・地震時:2の補正係数で除したものを用いていましたが、H29道示では記載が無くなっています。そのため補正係数=1(補正しない)としています。

図4 基礎前面の水平地盤反力度の上限値の補正係数

基礎側面及び周面の地盤反力度の上限値の補正係数

基礎側面及び周面の地盤反力度の上限値として、計算値を、補正係数で除したものを用いていましたが、H29道示では記載が無くなっています。そのため補正係数=1(補正しない)としています。

図5 基礎側面及び周面の地盤反力度の上限値の補正係数

基礎側面及び周面の地盤反力度の上限値
基礎側面及び周面の地盤反力度の上限値が変わりました。いずれも2/3ほどに小さくなりました。

図6 基礎側面及び周面の地盤反力度の上限値


前ページ
  
インデックス
  
次ページ
(Up&Coming '19 春の号掲載)
戻る
Up&Coming

FORUM8


お問合せ窓口




[ ユーザー紹介 ]
櫻井工業株式会社
株式会社TEAM IWAKIRI PRODUCTS
[ 開催報告 ]
第17回FORUM8デザインフェスティバル






>> 製品総合カタログ


>> プレミアム会員サービス
>> ファイナンシャルサポート

最近リリースした製品
3次元鋼管矢板基礎の設計計算(部分係数法・H29道示対応) Ver.4
UC-1・UC-1 Cloud 統合版 BOXカルバート
電子納品支援ツール Ver.17
柔構造樋門の設計・3D配筋 Ver.17
建築杭基礎の設計計算 Ver.10

キャンペーン実施中
地方創生・国土強靭化 FORUM8セミナーフェアキャンペーン
レンタルアクセス同時購入キャンペーン・過去レンタルキャンペーン
Shade3D・F8VPS 20%OFFキャンペーン

セミナー・イベントカレンダー
開催間近のセミナー
4/2  ブロックUIプログラ
  ミングツールで学ぶ
  ジュニア・プログラミング
4/3  動的解析
4/4  下水道耐震設計体験
4/5  Shade3D-F8VPS
  メタバース入門

ソフトウェア/支援サービス
VRソフト(バーチャルリアリティ)
《UC-winシリーズ》
・道路・シミュレータ
・ドライブ・シミュレータ
・マイクロ・シミュレーション
・避難解析・シミュレーション
>>その他VRソフト
FEM解析ソフト
・3次元プレート動的非線形解析
・2次元動的非線形解析
・総合有限要素法解析システム
>>その他FEM解析ソフト
土木・建築・設計ソフト
《UC-1シリーズ》
・構造解析/断面
・橋梁上部工
・橋梁下部工
・基礎工
・仮設工
・道路土工
・港湾
・水工
・地盤解析
・CAD/CIM、建設会計
・維持管理・地震リスク
・建築
・船舶/避難
>>その他土木・建築・設計ソフト
クラウド
《スパコンクラウド®》
・スパコンクラウドサービス
《VR-Cloud®》
・リアルタイムVRシステム
解析支援サービス/サポート
・UC-win/Roadサポートシステム
・設計成果チェック支援サービス
・Engineer's Studio®解析支援
・地盤解析支援サービス
・EXODUS/SMARTFIRE解析支援
・xpswmm解析支援サービス
・建物エネルギーシミュレーション
・3Dレーザスキャン・モデリング
・3D模型サービス
・3D報告書・図面サービス
>>その他支援サービス
各種ソリューション
・耐震診断/解析
・鋼橋設計
・橋梁新工法
・建築設計
・自治体
・医療系VRシステム
・パーキングソリューション
・ECOソリューション
>>その他ソリューション