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Ver.5では、門形カルバートへの対応およびJH斜角付きBOX機能拡張を行いました。
●門形カルバート
「道路土工 カルバート工指針(平成11年3月)社団法人日本道路協会」に記述されている門形カルバートの計算および配筋図作成に対応しました。
基礎形式は直接基礎とし、鉛直方向および水平方向(せん断)の分布バネでモデル化しています。
また、土被りが小さいケースの温度変化および乾燥収縮の影響、規模の大きいケースの地震の影響を考慮した計算が可能です。
また、地震の影響は、地震時水平土圧(物部・岡部式または修正物部・岡部式)と死荷重慣性力を作用させる方法で対応しています。
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▲門形カルバートの形状入力画面 |
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▲門形カルバートの配筋図確認画面 |
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●JH斜角付きBOX機能拡張
前バージョンまでは、盛土の法肩位置に制限を設けており、下図の盛土タイプTのみに対応していましたが、今回、この制限を取り払い、法肩がブロック端にかかるケース(盛土タイプU)および本体上すべてが法面となるケース(盛土タイプV)への対応を行いました。
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▲盛土タイプT ▲盛土タイプU ▲盛土タイプV |
■BOXカルバートの設計 Ver.5 リリース予定日:2006年4月中旬
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本製品は、JH設計要領第五集「遮音壁設置要領」に準拠し、遮音壁の設計計算を行なうプログラムです。
設計可能な構造形式は、支柱形式として(1)直壁タイプおよび(2)張出しタイプ、基礎形式として(1)土工部鋼管杭基礎、(2)土工部直接基礎、(3)橋梁部高欄天端取付け、(4)橋梁部高欄側面取付け、(5)ボックスカルバート上部取付けに対応可能です。
遮音板としてはコンクリート板、金属板、アクリル板を用意しました。
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▲メインウィンドウ |
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▲基本データ(支柱形式=張出しタイプ) |
●支柱形式
支柱部材はH形鋼とし、任意サイズを自由に登録追加可能です。支柱断面は断面変化が可能で、大型遮音壁の設計にも対応可能です。
●基礎形式
土工部としては盛土斜面部、保護路肩部、盛土築堤部を、橋梁部としては高欄天端取付け、高欄側面取付けを選択可能です。
杭基礎の設計では、水平方向の安定、杭体断面力について検討し、JH設計要領第二集「斜面上の深礎基礎」に準拠した設計を行ないます。
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盛土斜面部 保護路肩部 保護築堤部 |
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高欄天端 高欄背面 BOXカルバート上 BOXカルバート上
取付タイプ 取付タイプ 盛土斜面部 保護路肩部 |
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▲設置場所の種類
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●遮音板
遮音板としてはコンクリート板、金属板、アクリル板(透光型パネル)を用意し、設計者にて任意サイズを自由に登録追加可能としています。
また、盛土部からの土圧作用に対して、遮音版とは別に土留め板を設置可能としています。
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▲基準値(遮音板)
●荷重の扱い
遮音壁の設計に当たっては、死荷重、風荷重、土圧を考慮し、支柱付根位置の断面力が最も不利になるように荷重載荷させるものとします。
なお、衝突荷重については考慮せず、地震の影響についても風荷重が地震の影響に対して卓越することからこれを省略しています。
■遮音壁の設計計算 リリース予定日:2006年4月中旬 |