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2006年9月に交通シミュレーションソフト「TRACKS」とのデータ連携や交通流の制御などの交通シミュレーション機能を強化した「UC-win/Road Ver3.2」をリリースしました。現在、引き続き交通ルール編集対応などの大幅な機能強化版である「Ver.3.3」を開発していますが、そのリリースまでのリビジョンアップ版として「UC-win/Road
Ver3.2 SP1」をリリースいたします。
「UC-win/Road Ver3.2 SP1」では、3Dコックピット内の「サイドミラーやバックミラーの表示」や「モニター画面の表示」、「カメラビューの複数画面表示」、「スクリプトコマンド拡張」などシミュレーション関係を中心に新たな機能を追加します。今回は、本バージョンの新機能についてご紹介します。
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●サイドミラー・バックミラーの表示
走行車に乗車した際、3Dコックピット内のサイドミラーおよびバックミラーに背景の景観が表示され、走行車の背後の交通状況が確認できます。表示は、3Dコックピットモデルのパーツにサイドミラーまたはバックミラーを指定することで可能となります。 |
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●モニターの表示
走行車に乗車した際、3Dコックピット内のモニターに、設定されている景観視点や2D視点の画像が表示できます。モニターは、3Dコックピットモデル内の任意のパーツに指定できますので、カーナビゲーションを表示したイメージでのシミュレーションが行えます。 |
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●カメラビューの複数表示
すでに設定している景観視点を複数のウィンドウに同時に表示できます。そのため、複数の道路や交差点などの交通流を同時に確認したり、1つの交差点の状況を複数の視点から一度に確認したりできます。 |
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●スクリプトコマンド追加
以下のスクリプトコマンドを追加しました。 |
回転速度 |
カメラの回転速度を指定 |
移動速度 |
カメラの移動速度を指定 |
2D視点・左位置 |
2D画面の左位置を変更 |
2D視点・上位置 |
2D画面の上位置を変更 |
2D視点・幅 |
2D画面の幅を変更 |
2D視点・高さ |
2D画面の高さを変更 |
メイン画面・左位置 |
メイン画面の左位置を変更 |
メイン画面・上位置 |
メイン画面の上位置を変更 |
3D表示サイズ・幅 |
メイン画面の3D表示部分の幅を変更 |
3D表示サイズ・高さ |
メイン画面の3D表示部分の高さを変更 |
パフォーマンス機能 |
「描画オプション」のパフォーマンスオプションの有効/無効を設定 |
視野角 |
「描画オプション」の視野角を変更 |
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●コマンドラインパラメータの設定
製品起動の時間短縮処理に対応しました。起動時のコマンドラインにパラメータをセットすることでデフォルトのモデルやテクスチャ、地形を読み込まずに起動します。
●3D画面表示サイズの指定
3D画面表示サイズの指定に対応しました。本機能によりPOV−Rayに出力する際の画像サイズの確認が容易に行えます。また、確認後は元に戻すことも可能です。
■UC-win/Road Ver.3.2 SP1 リリース日:2006年10月 |
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