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「配水池の耐震設計計算 Ver.2」では、(1)杭基礎反力の算出、(2)任意荷重の入力、(3)荷重ケースの任意組合せ、(4)常時ケースの骨組みモデルによる断面力算出、(6)柱列帯・柱間帯の断面力算出、(7)配筋データの区間入力、(8)計算書出力時の選択画面 などに対応しました。本バージョンより、杭基礎構造モデルが追加されたこと、また、任意荷重の入力と荷重ケースの組合せ機能により、自由な荷重条件に対して設計計算を行うことが可能となり、様々な池状構造物への適用性が広がりました。
●杭基礎反力の算出に対応
軟弱地盤、または、液状化の可能性のある地盤では、杭基礎構造の検討が必須となります。本バージョンより、杭基礎構造モデルを可能とし、任意の杭配置、任意の杭頭条件で支持された配水池の骨組み構造解析が可能となりました。本バージョンより得られる杭基礎反力を使用して、別途杭基礎プログラムを用いて杭の設計が可能となります。杭基礎の場合には、杭をバネ支点(水平、鉛直)とするモデル化、杭を鉛直方向には固定、水平方向には固定または自由とするモデル化、および、杭を連成バネ支点(基礎バネ)とするモデル化など、さまざまな条件設定が可能です。
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▲直接基礎モデル(バネ支点モデル) |
▲杭基礎モデル1(バネ支点モデル) |
▲杭基礎モデル2(ピン支点モデル) |
●任意荷重の入力に対応
頂版または地表面上の任意載荷重(機械設備や監視室などの設置荷重)、横方向からの任意側圧など、任意分布荷重の入力に対応しました。従来バージョンではプログラム内部固定の荷重種類のみでしたが、本バージョンより部分的に作用する載荷重や偏土圧等を考慮に入れた骨組み構造解析が可能となりました。
●荷重ケースの任意組合せに対応
荷重ケースの任意組合せに対応しました。例えば、躯体完成時の水密試験ケース、隣接配水池の増設時掘削による片側土圧の無考慮ケース、その他、基本荷重ケースの組合せパターンを設計者にて任意指定することが可能となりました。前述の任意荷重と併用することで、様々な荷重載荷モデルを作り出すことができます。
●常時ケースの骨組みモデルによる断面力算出に対応
従来バージョンでは、常時ケースは、頂版および底版は版としての設計、側壁は梁としての設計を基本としていましたが、本バージョンより、常時ケースの骨組みモデルによる断面力算出に対応しました。一般に、構造規模が大きくなるにしたがい、版としての設計あるいは梁としての設計では実挙動との乖離が大きくなる傾向があります。そこで、本バージョンより地震時ケースと同様の骨組みモデルによる断面力算出に対応することで、構造規模の影響を受けず、実挙動に近い部材断面力を求め、設計を行うことが可能となりました。
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▲任意荷重 |
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▲荷重組合せ |
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▲基本条件(常時の骨組みモデル) |
●柱列帯・柱間帯の断面力算出への対応
建築学会「鉄筋コンクリート構造」計算規準・同解説(1999年)「11条フラットスラブ」に基づき、柱列帯・柱間帯の断面力算出に対応しました。設計の考え方は次のとおりです。
(1)フラットスラブは互いに直交する2つの梁群に分け、それぞれの方向において柱とともにラーメンを作る構造とする。
(2)ラーメン構造は、全荷重をぞれぞれの方向において別々に負担するものとする。
(3)ラーメン構造の曲げモーメントのスラブ内における配分は、幅L/2の柱間帯と、幅L/4の柱列帯2個とに分け、配分率を考慮する。
●配筋データの区間入力への対応
頂版・底版・側壁等々の部材について、端部・支間部について別々の配筋データの入力に対応しました。部材断面力の発生状況に応じて、曲げ引張側に引張鉄筋を重点配置し、経済的な配筋にて断面照査を行うことが可能です。
■水工シリーズ新製品 「管網の設計」リリース■
本製品は、上水道を対象とした配水システムの解析プログラムで、地図データ上でGUI操作による管網データを作成し、上水道管路ネットワークの設計を行い、図面作成まで行います。地図データとしての基図は、TIFFまたはJPEG形式の画像ファイルをインポート可能とし、効率よく管網データを作成できます。
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▲配筋データ |
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▲GUI操作による管網データの作成 |
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▲管網図作成 |
■配水池の耐震設計計算 Ver.2 リリース予定日:2007年12月末 |
(Up&Coming '08 新春特別号掲載) |
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