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MultiframeがVer.10からVer.11へ有償バージョンアップします。ここでは、新しく取り入れられた機能と、バージョンアップ価格をご案内します。
●新機能
荷重パネル
今回Multiframeは構造部材で支持された範囲に対して、簡単に単位面積あたりの荷重を設定する機能を新しく追加しました。この機能は風荷重・雪荷重そして分布死荷重に対して有効です。Multiframeは荷重パネルとして機能を有しています。荷重パネルは構造部材で支持された1つ以上の辺に沿った3角形もしくは4角形の面積です。
単位面積あたりの荷重を荷重パネルとして入力する際に、Multiframeは荷重値を自動的に算出し、支持している部材に分布荷重として考慮します。この算出には、荷重パネルの隅角部をそれぞれの支持部材に半分ずつ分担させる、いわゆる「亀の甲荷重」の考えが用いられています。それぞれの部材は接しているパネルの面積に応じた荷重を負担します。 |
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▲荷重パネルの属エリア |
荷重パネルの属エリア
荷重パネルは単に可視化のためにも使用することができます。つまり、ユーザはパネルを追加することはできますが、そのパネルに荷重を適用することはできません。この機能を用いることで、仕上げ材・床スラブそしてせん断に有効な壁を可視化することができます。
荷重パネルは「フレームウィンドウ」で作成することができ、「荷重ウィンドウ」で適用することができます。以下の機能により荷重パネルの追加、編集、削除を行うことができます。
荷重パネルの追加
▲長方形荷重パネルの追加 |
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▲3角形荷重パネルの追加 |
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▲4角形荷重パネルの追加 |
▲平面をなす全ての部材に荷重パネルを追加(床などに適用) |
荷重パネルの選択
表示ウィンドウで荷重パネルを選択する一般的な方法は、パネルをクリックしたり、ドラッグすることです。
荷重パネルの編集
▲荷重パネル1の属性 |
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▲面荷重支持タイプ |
▲荷重パネル |
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荷重分担を回転することもできます。荷重パネルのグループに対して支持部材を変更することもできます。
ポップアップメニューより一致するものを選択することで荷重パネルのラベルや色を変更する手段もあります。
荷重パネル表示: 荷重パネルに関連するシンボルの表示もコントロールすることができます。
荷重パネル載荷: 全体座標系もしくはパネルの部分座標系に対して面的な荷重を載荷できます。
全体パネル荷重: 荷重パネル上の全面に一様に分布する荷重で、x、y、z軸に対して並行に作用するものです。
部分座標系パネル荷重: これはパネル全面の分布荷重であり、パネルのせん断方向に作用します。
▲部材パネル荷重 |
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▲荷重パネルシンボル |
▲荷重パネルシンボル |
Multiframeの開発元である、オーストラリアのFormation Design Systems社は、これからも新しい機能を追加したバージョンアップを行っていく計画を持っており、もうすでにVer.12の開発が進行中とのことです。我々FORUM8もユーザーの皆さまにMultiframeの様々な機能を日本語環境でお使いいただけるよう、より一層の改良に努めてまいります。
バージョンアップ価格 改訂期限:2009年9月末
製品名 |
通常、アカデミックとも |
Multiframe 3D |
\40,000(税込 \42,000) |
Multiframe 4D |
\50,000(税込 \52,500) |
開発元:Formation Design Systems:フォーメーション デザイン システムズ
■Multiframe Ver.11 日本語版 リリース日: 2009年2月
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(Up&Coming '09 早春の号掲載) |
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