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●Maxsurf 総合情報 Vol.14 |
●Maxsurfバージョン15の新機能
近々リリースされますバージョン15の大きな機能追加は、ダメージスタビリティーの評価のための確率論手法の採用です。この機能は新しいHydromaxに加えられており、このモジュールはHydromaxUltimateと呼ばれ、Hydromaxの中で最も多くの機能を備えたバージョンとなります。
●確率ダメージスタビリティー
Hydromax UltimateはIMOレゾリューションMSC.216(82)で定められている確率ダメージ要件を、以前のMSC.19(58)と共に評価します。この確率ダメージ評価は、2009年1月1日以降建造される、全長80mを超える貨物船と全ての長さの旅客船に適用されます。
●コンセプト
確率ダメージ評価の原理は、まず始めに船舶がダメージを受けたと仮定し、次に、船舶のある箇所にそのダメージが発生する確率を求めます。そうすると、その箇所のダメージを受けた状態における復原力カーブのパラメーターから船舶が存続する確率が計算されます。
異なるダメージのシナリオ毎にこの確率が計算され、最終的に足しあわされた確率が、この船舶の、ある条件下における存続する確率を示し、到達インデックス(A)となり、このインデックスを要求インデックス(R)と比べ、この船舶が十分に安全かどうかを評価するというものです。 |
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●確率ダメージスタビリティー評価の手順
HydromaxUltimateによる確率ダメージスタビリティー評価の手順は概ね以下のようになります。
- 船舶のモデリング、タンク/コンパートメント定義。
- 船舶タイプ、ロードケース、ダメージゾーンの特定。
- ダメージゾーンの境界条件。
- ダメージゾーン内のロンジバルクヘッド等の設定。
- Pファクター、rファクター、vファクター等の自動計算。
- ゾーンが定義された後、ダメージタンクの特定。
- 確率ダメージスタビリティー評価の実行。
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Hydromax Ultimateのより詳細な追加機能、および、確立ダメージスタビリティーの詳細については、FORUM8までお問合せ下さい。
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Maxsurfセミナー
●日時 : 2010年 5月 26日(水) ●参加費 : \15,000 (1名様・税込 \15,750)
●本会場 : フォーラムエイト東京本社 GTタワーセミナールーム TV会議システムにて 東京・大阪・名古屋・福岡にて同時開催 |
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■Maxsurf Ver.14日本語版 リリース日:2009年11月4日 |
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(Up&Coming '10 新春号掲載) |
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