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「iPipe(Intelligent Pipe Network Design & analysis の略)」は、下水道の計画、実施設計において、平面、縦断計画の作成、流量計算から縦断図、横断図作成、数量計算、概算工事費までのトータルサポートを行う下水道設計・CADシステムです。
本システムVer.3における主な改訂概要について以下にご紹介します。 |
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●CADファイルからの管路諸元のiPipe属性としてのインポート機能
- AutoCADの平面配置以外の管路諸元のレイヤー(文字列・数値)をiPipeの管路諸元としてインポートする機能に対応しました。CADファイルの管網のインポートに際して、従来の管網の平面配置(始終点X-Y座標,延長)のみでなく、管路規格やマンホール規格、上下流管底高、上下流地盤高等の全ての管路諸元をその文字列レイヤーからiPipe属性にコンバートしてインポートします。
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▲管路情報自動抽出ダイアログ |
●GISデータを属性付きCADファイルへのコンバート機能
- Shapeファイルを平面配置以外の管路諸元を含め、CADファイルに変換する機能に対応しました。Shapeファイルでの描画情報と属性とをCADファイル形式でコンバートし、CADファイルにて適宜、出力用に編集を行う用途で利用でき、更に、この属性付きCADファイルをiPipe属性でインポートできます。この属性付きCADファイルをiPipeにインポートにより、Shapeファイルのインポート同様、従来の管網の平面配置(始終点X-Y座標,延長)のみでなく、管路規格やマンホール規格、上下流管底高、上下流地盤高等の全ての管路諸元がインポートされます。
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▲Shapeファイルから属性込みでCADファイルへコンバート |
●ボーリング情報の入力による縦断図の生成機能
- ボーリング情報(柱状図形式ではありません)を平面及び縦断に登録し、登録したボーリング情報から縦断図を再生成する機能に対応しました。デフォルトでの縦断図は、CAD上の数値地図情報(等高線/標高ブロック/標高文字)から生成されるTIN(三角網)ファイルにより、縦断面での内挿補間から地層区分が生成されますが、この縦断にボーリング情報を入力することにより、地層線が再生成されます。
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▲ボーリング調査情報からの縦断地形の抽出ダイアログ |
●分岐管対応
- 管路が下流方向に分岐した計算に対応しました。分岐は最大3本まで設定でき、各分岐管での分流は流量比で任意に設定できます。
●グラフィックユーザーインターフェースでの縦断グループの設定機能
- 従来の表入力からGUI(グラフィックユーザーインターフェース)による縦断グループの変更に操作性を改善しました。これまでプログラムのデフォルトの縦断グループの変更は表入力に限定されており、抜本的変更は困難でしたが、GUIにより、縦断グループを直感的に変更できるようになりました。
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▲縦断路線のGUIでの設定 |
●水理計算結果の凡例表示機能
- 設計計算後のメイン画面の表示で、各管路を流速や流量のオーダーによる色別表示に対応しました。これにより、管網の流況を流量計算書のみでなく、ビジュアルに目視確認できるようになりました。
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▲凡例表示 |
●流量計算書の出力フォーマットの追加
- 流量計算書(Excelファイル)の出力フォーマットを一つ追加し、2種類からの選択になりました。
●曲管の面取り機能
- 入力済みの曲管に対して、線形が凸である場合に、折れ点を削る機能に対応しました。
●掘削法面形状の一括登録機能
- これまでの縦断路線単位での掘削法面の登録から、掘削法面形状の一括登録に対応しました。
●流域境界線の表示機能
- 選択した管路が含まれる流域境界線(CADからのインポートした閉図形であり、亀割後の集水域ではない)の強調表示に対応しました。
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水工設計・iPipe体験セミナー
●日時 : 2010年 10月 13日(水) 13:30〜16:30 ●参加費 : 無料
●本会場 : フォーラムエイト東京本社 GTタワーセミナールーム TV会議システムにて 東京・大阪・名古屋・福岡にて同時開催 |
■iPipe Ver.3 リリース日:2010年4月 |
(Up&Coming '10 新緑の号掲載) |
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